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イスラエル・ハマス戦争

駐日イスラエル大使インタビュー(4)日本にできること、ガザ地区と無関係ではない日本

2024年2月12日21時55分
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関連タグ:SALTYイスラエルパレスチナガザ地区ハマス明石清正
駐日イスラエル大使インタビュー(4)日本にできること、ガザ地区と無関係ではない日本+
上川陽子外相と握手を交わすイスラエルのハマス拉致被害者家族の男性=2023年12月11日(写真:駐日イスラエル大使館のフェイスブックより)

パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」が昨年10月7日、イスラエルに対して虐殺行為を含む大規模な攻撃を加えたことを発端に、ガザ地区で戦争が始まってから4カ月。戦争はいまだに終わりが見えない状況にある。この戦争をイスラエルはどのように見ているのか。

キリスト教オピニオンサイト「SALTY(ソルティー)」論説委員の明石清正牧師(カルバリーチャペル・ロゴス東京)が昨年12月、ギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使に単独でインタビューをした。インタビューから既に1カ月半ほどたっているものの、明石牧師は「その内容はほとんど古びていません。それどころか、イスラエルが今の状況をどのように考えているのかを理解する上で重要な鍵となる言葉を、大使は次々と発しています」と話す。ソルティーに掲載されたインタビューを、一部省略・編集した上で掲載する。(第3回から続く)

◇

――日本は中東地域の平和に貢献できるでしょうか。日本政府が人質解放を助けるために、具体的にできることは何でしょうか。

日本は、国際社会において重要な役割を担っています。国連安保理の一員です。G7のメンバーです。国際刑事裁判所でも非常に重役を担っています。他の国際機関でもそうです。日本は、平和を希求するための大きな声を持っています。イランとも良好な関係ですし、他国とも良い関係を持っています。(ハマスとの交渉を仲介する)エジプトやカタールとも。

赤十字国際委員会もそうです。人質の家族が来日した時、その日本の代表者とお会いしました。私たちは人質に会えませんが、彼らは会えます。彼らは、人質の生存を確認でき、薬や水などを届けることができるはずです。

駐日イスラエル大使インタビュー(4)日本にできること、ガザ地区と無関係ではない日本
赤十字国際委員会駐日代表部を訪問したイスラエルのハマス拉致被害者家族ら(写真:駐日イスラエル大使館のフェイスブックより)

日本政府がしてくださっていることには、励まされます。そして議員の人たちが、人質の問題についてしかるべき相手に影響を与えるべく、行動に移そうとされています。エジプトやカタールに、(ハマスが)人質解放を極力早期に行うよう働きかけることができます。日本政府が、イスラエルと共に立ってくださっていることに感謝しています。自衛権行使も支持してくださっています。連帯を示して、ハマスをテロ組織と呼びました。即時かつ無条件の人質解放を呼びかけてくださっています。

これらが日本政府のできることです。国連安保理、G7の中などでできます。それから、上川陽子外相がイスラエルを訪問し、人質の家族に会ってくださり、ここ東京でも来日した人質の家族に会ってくださいました。また、衆参両議院の拉致議連の人たちも会ってくださいました。人質の家族は、日本人のおもてなしに感謝していました。感情も示してくださったと言っていました。日本人は、私たちイスラエル人と違って、あまり感情を表に出さないと教えられていましたから(笑)。心が裂けるような話ですから、感情を見せてくださるのはありがたいのです。

駐日イスラエル大使インタビュー(4)日本にできること、ガザ地区と無関係ではない日本
日本イスラエル友好議員連盟(中谷元会長)と会談を行うコーヘン大使とイスラエルのハマス拉致被害者家族ら(写真:駐日イスラエル大使館のフェイスブックより)

――私は、日本がガザ地区の戦争と無関係でないと思っています。北朝鮮による拉致被害があり、台湾有事もあります。

日本が受けている挑戦は、イスラエルが受けている挑戦ととても似ていると思います。長距離ミサイルの脅威を受けています。ちょうど2日前(昨年12月18日)に、(北朝鮮から)ミサイルが飛んできました。中国が台湾を侵略する脅威もあります。ロシアのウクライナ侵略も無関係ではないです。イスラエルは、ハマス、ヒズボラなどから攻撃を受けています。

私たちは相互協力できます。何よりも政治的な協力ができます。国連で対話し、共に立つことです。日本はイスラエルに連帯してくれました。私も日本に連帯します。2日前に私は、北朝鮮が安全と平和を脅かしていると発信しました。北朝鮮のこのような行為は容認できないと言いました。

それだけではありません。私たちは、航行の自由の確保について相互協力ができます。これは、日本にとって最も大事なことです。エネルギー資源は中東の湾岸地域から来ています。フーシ派であろうが、イランであろうが、攻撃はどこからも、どんな船舶に対しても許されません。

防衛のことでも相互協力ができます。イスラエルは、とても洗練したミサイル防衛を有しています。ミサイル迎撃を重層的に行っています。アイアンドーム(イスラエルのミサイル防衛システム)は、実用されており、有効であることが証明されています。対サイバー攻撃においても、多方面で協力できます。イスラエルは日本を友邦とみなしています。自分たちの経験・知識・サービスを日本に分かち合います。私たちは日本から学びます。この二国が米国と共に協力するとこもできます。

それから、経済協力です。戦争が終わってから、共に立つことができます。日本の産業、民間分野の人たちがイスラエルに来るように呼びかけています。イスラエルには日本の会社が90社あります。幾つかは日本に引き揚げてしまいましたが。しかし、経済を共に後押しできます。投資できます。イスラエルの経済が今、苦しんでいます。戦争に資源が使われています。戦後、日本の人たちに旅行に来てほしいです。投資家は投資していただきたいです。

3月には、エルアル航空によるテルアビブ・成田間の直行便が再開します。通年週2、3便で運航する予定です。また、昨年4月には「ワーキング・ホリデー協定」を結んでおり、毎年200人の日本の青年がイスラエルで1年間働くことができます。

駐日イスラエル大使インタビュー(4)日本にできること、ガザ地区と無関係ではない日本
ワーキング・ホリデー協定に署名する山田賢司副外相(中央左)とコーヘン大使(中央右)=2023年4月28日(写真:駐日イスラエル大使館のフェイスブックより)

イスラエルは永遠に生きます。永遠に繁栄します。人類に永遠に貢献します。科学や技術革新、起業において貢献します。世界の改善のために貢献できます。環境のための先端技術もあります。自然エネルギー技術、農業技術、健康のための技術など、イスラエルが貢献できる分野があります。ですから、イスラエルと日本の連携は驚くべきものになるのです。相乗効果を期待できます1。

二国関係については、かなり楽観視しています。日本の立ち位置を目撃したからです。ユダヤ民族は記憶します。ずっと記憶します。イスラエルが苦しんでいるときに、誰が友であるかを記憶します。イスラエルは、2011年に日本に来ました。日本が東日本大震災と福島第1原発事故に遭ったとき、来て寄り添いました。イスラエル軍の医療チームを派遣しました。事欠いているときに、友になることが大事なことを知っています。

ガザ地区の姿が映し出されているのを見て、とても困難に感じるのは理解できます。しかし、ハマスは排除しなければいけないこと、イスラエルは自衛しなければいけないこと、そして、人質を解放しなければいけないことを理解してくださっています。ですから、このとても暗く、困難な時に、イスラエルと日本の関係は、これまでになく強められます。将来と希望があります。

――私は聖書を信じる者ですが、「世が暗くなればなるほど、光はより明るく輝く」ということでしょうか。

私たちはちょうど、ハヌカ2をお祝いしたばかりです。これは、まさに光の祭典です。幸いと希望の祭典です。暗闇に光が打ち勝ちます。

駐日イスラエル大使インタビュー(4)日本にできること、ガザ地区と無関係ではない日本
イスラエルのハマス拉致被害者家族らへの連帯を示すハヌカの点灯集会であいさつをするSALTY主筆で、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)会長の西岡力(つとむ)氏=2023年12月13日(写真:駐日イスラエル大使館のフェイスブックより)

昨年10月7日は、非常に暗黒の時でした。イスラエルにとってだけでなく、人類にとってです。ハマスを支持し、テロを支持すれば、そのテロはやがて、自分の戸口にまでやって来ます。だから、私たちは皆、テロに対抗するのです。テロには「NO」を突き付けるのです。絶対容認しない義務があります。

男が銃を持って家に入り込み、家族を殺戮(さつりく)してはいけないのです。容認する余地はありません。それに正統性は何一つありません。(昨年10月7日の攻撃は)純然たるテロであり、人類に対する犯罪です。皆が団結して対決しないといけません。

名指ししたくありませんが、グローバルサウスの一部や日本の隣国の中にも、ハマスを支持する国があるので残念です。彼らは、イスラエルは停戦すべきだとしか言いません。ハマスからまた攻撃されよ、とでも言うのでしょうか。がっかりしていますが、このことについては、また別の機会にお話しましょう。

――ありがとうございました。情熱のこもったお話を聞け、感謝しています。

◇

インタビューを終え、大使の自国に対する確信や強い信念が、非常に印象に残った。大使は、必ずしもユダヤ教を実践している方ではない。しかし、他の一般的なイスラエル人と同じように、その生き方、考え方には、聖書の原則が至る所にちりばめられている。

クリスチャンは、私たちの主イエス・キリストこそが世の光であり、闇はその光に打ち勝たなかったことを知っている。イスラエルはその歴史の記憶の中で、闇が光に打ち勝たないことを体得している。苦しみと闇の中にいるからこそ、世の回復の希望を抱き、確信し、事実、それを実現していくのを証しする民だ。

私はイスラエルを見るとき、いつも次の言葉を思い出す。“Man’s Extremity is God’s Opportunity.” つまり、人が窮地に陥っているときこそ、神ご自身が働かれる機会ということだ。だからこそ、苦しい時に、誰が真の友であるかが分かるという箴言の言葉が大切なのだろう。(終わり)

<<第3回へ

  1. イスラエル新聞「インド太平洋と中東を結ぶ日本の重要性」参照
  2. ユダヤ教の祭り。聖書には「宮きよめの祭り」「神殿奉献記念祭」(ヨハネ10:22)などの名称で登場する。「光の祭り」とも呼ばれ、クリスマスとほぼ同じ時期に祝われる。

関連タグ:SALTYイスラエルパレスチナガザ地区ハマス明石清正
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