Skip to main content
2025年7月15日21時54分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(11月17日):英国 現代のダマスコ途上のような出来事によって変えられた男

2023年11月17日06時09分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:イギリス

イングランド北部の貧しい町バーンリーにあるチャーチ・オン・ザ・ストリートは、ホームレスや飢えた人々、ひと目見て人生が破綻していると分かる絶望的な人々に手を差し伸べている。この教会は、ダマスコへの途上での主イエスとの出会いによって劇的に変えられたパウロのように、危険な麻薬の売人から聖職者に転身したミック・フレミング牧師によって設立された。

アレックス・フロスト神父と協力し、彼は現在、貧困、虐待、薬物・アルコール中毒などで苦しむ多くの人々に食べ物、衣類、希望を提供している。ミックの驚くべき物語は、彼の著書『Blown Away: From Drug Dealer to Life Bringer』で詳しく語られている。『Blown Away』には、彼が目撃した数々の奇跡がつづられており、まるで「使徒の働き」のようだ。

彼の人生は、最愛の姉が20歳の時に心臓発作で急死し、11歳の時に公園でレイプされた翌日から転落していった。彼は深刻な犯罪に身を染めたのだ。悪から悪へと堕ちていく彼に、家族全員が悲しみに打ちひしがれた。ミックには、自分の心の傷を打ち明けることのできる人がいなかったのだ。幼少期のつらい記憶を覆い隠し、30年近くも暴力的な裏社会で暮らし、その間、殺人で2度、武装強盗で3度逮捕された。

しかし彼の母親は、そんな彼を決して諦めずに、いつも息子のために祈り続けた。ミックは次第に、目には見えない誰かが自分を見守ってくれていることに気付くようになった。

ある日、彼は拳銃に弾を込めて、ある標的を殺害するために備えていた。すると標的の男が2人の幼い子どもを連れて現れた。彼が銃に手を伸ばしたとき、無邪気な子どもたちの笑顔に胸を打たれ、一瞬時が止まった。すると子どもたちの片方の手から、まばゆい光が放たれたのだ。

「あれはこの世のものとは違う真っ白い光だった。15秒間も、俺は全く見えなくなってしまった。それはまるで太陽よりもまぶしい光を見ているようで、感覚が完全にマヒしてしまったんだ」

倒れて完全に衰弱した彼は、神に助けを求めた。動転した彼は、自分自身に銃口を向けて撃とうとしたが、銃は発射されなかった。「使徒の働き9章」に登場する使徒パウロのダマスコ途上での劇的な回心に匹敵するようなまばゆい光の体験の後、ミックの体験は当初誰にも理解されず、彼は精神衛生法に基づいて隔離され、バーンリーの精神科に入院させられた。

ゆっくりとしたプロセスではあったが、彼の人生は完全に好転し、新しい友人であるイエスと親密な関係を築き、最終的には神学校を卒業し、生き延びるために奮闘している人々に、ミックが見つけたキリストの愛を分かち合うようになった。

最初はマクドナルドの外でホームレスにサンドイッチとコーヒーを分け与えることから始めたが、BBCのおかげで彼の話が広く知られるようになると、寄付が殺到し、成長するミニストリーの拠点となる建物を購入することができた。

数年前、彼はアルコール中毒のホームレスと親しくなった。彼は、親身にこの男の話に耳を傾け、世話をし、酒を断つのを助け、家族と再会するために尽力した。

その男は2年後に亡くなったが、彼の家族は、彼が帰らぬ人となる前にみんなが一緒になれたことを心から喜び、感謝していた。そしてなんと、その男は彼をレイプした男だったのだ!

なんということだろう、ミック・フレミングは、この男を赦(ゆる)すことができただけでなく、彼の世話をすることもできたのだ。いったいどうしてそんなことができるのだろう。彼は、極悪非道だった自分が赦されていることを知っていたからだ。

主イエスは言われた。「人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しになりません」(マタイ6:15)

ミックは、イエスから与えられる信者への賜物である聖霊の、明確かつ直接的な導きを求めている。

ある時、彼がマクドナルドの外で食べ物を分け合っていると、ある男性が突然ベンチから倒れ落ちて地面に激しく打ち付けられた。転倒したその男は、明らかに脈がないかのように見えたが、ミックは主イエスが彼をよみがえらせてくださるように祈ったところ、男は息を吹き返して事なきを得たのだ。使徒の働き20章に登場する転落した若者の蘇生のようなエピソードだ。

彼が自分に大きなトラウマを残した男に示した愛の秘訣は、彼がいつでも聖霊の力に頼っていたことだろう。

ハレルヤ!歴史を通じて、ミックのようなキリストの弟子たちの証しによって、世界はどれほど変えられてきたことだろう。キリスト教大国の誉れが過去のものとなってしまったとささやかれる英国だが、ミック・フレミングのような常軌を逸したキリストの愛に生きる弟子がいることに、大きな慰めと励ましを受けずにはおれない。英国が、キリストにあるかつての栄光を取り戻し、リバイブされるよう祈っていただきたい。

■ 英国の宗教人口
英国教会 36・2%
プロテスタント 8・3%
カトリック 8・6%
無神論 34・5%
正教 1・1%
ユダヤ教 0・4%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:イギリス
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(11月16日):米国の継続するリバイバルのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(11月15日):マレーシアの中華系漁民のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(11月14日):ウガンダ ウィクリフUSA理事一行、聖書翻訳の現場を視察

  • ワールドミッションレポート(11月13日):迫害に直面するニジェールのキリスト者のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(11月12日):メキシコ・サカテペックのチャティーノ族のために祈ろう

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 福音派の著名講解説教者、ジョン・マッカーサー牧師死去 86歳

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 吉松繁・日本基督教団隠退教師死去、92歳

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘

  • 第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(235)聖書と考える「放送局占拠」

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 吉松繁・日本基督教団隠退教師死去、92歳

  • 栄光の富で必要を満たされる神 万代栄嗣

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 米フラー神学校、平和構築センター新設 教会・社会双方に和解もたらす指導者を育成

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

編集部のおすすめ

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.