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眠れる獅子 穂森幸一

2022年9月8日12時25分 コラムニスト : 穂森幸一
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けれども、明るみに引き出されるものは、みな、光によって明らかにされます。明らかにされたものはみな、光だからです。それで、こう言われています。『眠っている人よ。目をさませ。死者の中から起き上がれ。そうすれば、キリストが、あなたを照らされる」(エペソ5:13、14)

日本の縄文人は古代ユダヤ人の影響を受けていた可能性があるという話をしますと、「あなたは日ユ同祖論者ですか」という質問を受けることがあります。私は日ユ同祖論者ではないつもりです。縄文人はユダヤ人だけでなく、ギリシャ人も、ペルシャ人もローマ人も受け入れています。日本民族は世界各地のほとんどの民族の遺伝子が混入している希少な民族だと言っている学者もいます。

石に描かれた古代バビロニアの世界地図が発掘されたとき、明らかに日本と思しき島国が東の果てに刻まれていて驚嘆の声が上がったという話を聞いたことがあります。当時の世界の人々にとって、東の果ての島国は日出国として憧れの地で、古代ユダヤ人が国家存亡の危機にひんしたときに東の果ての国を目指すのは当然なことなのではないかと思います。

日本の神話には、ギリシャ神話やインド神話の影響も見られますが、明らかに旧約聖書の影響が圧倒的に大きいといわれます。神話は、縄文人の生活からはかけ離れたところで作り出されたと思われていましたが、最近では縄文人の生きざまの象徴として神話があると思われるようになっています。

桃太郎伝説は日本では有名な昔話ですが、なぜ川に流れてきた桃が拾われ、その中から桃太郎が出てきたのか不思議に思われていました。これが、旧約聖書の出エジプト記の影響を受けて作られた話だというと、あり得ないことだと反論の声があるかもしれません。

私はエジプトに行ったとき、モーセが拾われたという場所にあるユダヤ人の会堂を訪ねたことがあります。その時に、地元の人々の生活圏を歩き、モーセ時代の末裔(まつえい)の雰囲気を感じ取れないかと思ったことがありました。また、エルサレムの旧市街を歩き回って、日用品としてどんな籠が使われているか見たことがあります。赤ちゃんを入れるぐらいの籠は今でもあります。

ユダヤ人の勢力が強くなることを恐れたエジプトのパロは、男の子が生まれたら全て殺せと命じます。モーセの両親は、隠して育てようとするのですが、どうしても隠し切れなくなり、ナイル川に流すことにします。その時、油紙とアスファルトを用いて防水加工し、中に赤ちゃんを入れて、もう一つの籠をふたにして、川に流すことにします。ちょうど、その時に水遊びに来ていたエジプトの王妃に拾われ、王子として育てられていくことになります。もし籠を再現できるなら、大きな桃に見えるのではないかと思います。

モーセは後に、ユダヤの民を救出すべくパロと対峙していくのですが、日本では鬼ヶ島の鬼退治をするヒーローのストーリーになっています。昔、瀬戸内海で横行していた海賊退治の話と、川に流されたモーセの話がつながって桃太郎伝説が作り上げられたのではないかと思います。昔話は、奈良時代や室町時代に編集されたものが多いのですが、何らかの形で聖書の影響を受けています。いわゆる「虎の巻」という言葉がありますが、日本にトラは生息していませんので、動物のトラではなく、ユダヤのトーラースクロールが虎の巻になったと考えると納得がいきます。

日本の神話は、ほとんどが縄文時代から弥生時代にかけて作られていきますが、古代ユダヤ人が大量に入ってきた時期と考えます。大和の国を創成したといわれる神武天皇の先祖の墓が鹿児島に3カ所ありますが、岩に穴を掘ったユダヤ式の御陵です。また、アマテラスの岩戸伝説もユダヤ式の岩の墓を見ると納得がいきます。岩戸を3日間閉めて閉じこもっていた話も、キリストが墓に葬られ、3日目に復活した話と重なります。また、「イエス」がなまって「イッセー」になり、伊勢という言葉が生まれたという説もあります。

ユダヤ人の痕跡は、考古学的な資料から少しずつ明らかになっていくのに、ユダヤ教やキリスト教はどうして伝えられなかったのかというのが謎になります。日本に逃れてきた古代ユダヤ人は、自分たちを滅亡させる巨大な権力から逃れて来ています。彼らが恐れていたのはアッシリア帝国であり、バビロニア帝国であり、ローマ帝国です。世界最強の帝国が地の果てまで追って来て、自分たちを滅ぼすかもしれないという恐怖があったと想像できます。

自分たちの信仰を守る場所をキープしながら、あえて姿を隠すために神道や仏教の中にもぐり込んだと言ったら、語弊があるでしょうか。仏教は、もともとインドで使徒トマスの影響を受けて小乗仏教になり、さらに中国で景教の影響を受けて密教になったといわれます。旧約聖書の影響を抜きにしては、今日の神道の成立はないと思います。

「神の道を守って」という言葉が、ヨブ記23:11にあります。「神道」という言葉はここから生まれたと私は思っています。社(やしろ)の基本形はユダヤ教の神殿であり、おみこしは契約の箱からきていると思って間違いないと思います。鳥居はユダヤ教の門柱と景教の十字架が合体したものと理解しています。283年に大挙来日し、日本に産業革命をもたらしたとされる秦氏の中にいた宮大工が、神社仏閣の建立の担い手になっていきます。この秦氏はユダヤ系だと私は思っています。

仏教の和尚さんや神社の宮司さんたちと聖書談義をすることがありますが、聖書の教えはしっくりくるし、違和感はないと話されます。やがて時が満ちると覆いが取り除かれ、隠されていたことが明らかになり、全ての舌がキリストを褒めたたえるようになると信じています。獅子とは、リーダーの意味があるといわれます。日本が目覚めた獅子として立ち上がる日が来るのを念願しています。

私の福音とイエス・キリストの宣教によって、すなわち、世々にわたって長い間隠されていたが、今や現されて、永遠の神の命令に従い、預言者たちの書によって、信仰の従順に導くためにあらゆる国の人々に知らされた奥義の啓示によって、あなたがたを固く立たせることができる方、知恵に富む唯一の神に、イエス・キリストによって、御栄えがとこしえまでありますように。アーメン。(ローマ16:25〜27)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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