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当たって砕けろ 佐々木満男

2021年11月22日16時42分 コラムニスト : 佐々木満男
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1. 当たって砕けろ

「『当たって砕けろ』ってよく言いますけど、意味が分かりません。当たって砕けたら、自分がなくなっちゃうじゃないですか?」

こう聞かれたことがある。確かに矛盾していると思えるが、「当たって砕けてもいい!というくらいの勇気をもって、体当たりで取り組め」ということのようだ。不可能な難問に体当たりでぶつかっていくうちに、解決の道が開けることが多くあるのも事実である。

志望校への受験、重要な取引の契約、新規事業への挑戦、命に関わる病いの手術…「当たって砕けろ」の決断を迫られる場面は少なくない。でも、体当たりで難関を突破できた場合は良いが、失敗して自分が挫折してしまうこともある。自信を喪失し、失望した上に、人から非難されたり、経済的な損害を被ったりする。挫折から立ち直り再び挑戦して成功する人もいれば、立ち直れず絶望と死に追い込まれる人もいる。「当たって砕けろ」には大きなリスクが伴うのである。

しかし「当たって砕けろ」は、神を信じるクリスチャンには特別な意味がある。大きな試練に遭遇することにより、肉的な自我が砕かれて弱められる。そうすると、キリストを信じて新しく造られた「永遠の命を持つ神の子」としての本当の自分が強められていく(2コリント4:16)。こうして何度も試練に遭遇し、「神の子」としての「内なる人」が成長していくのである。さまざまな試練を逃げずに体当たりでぶつかっていくときに、「外なる人」のプライドや頑張りが砕かれ、「内なる人」の神への信仰が試されて強くなり、忍耐して取り組んでいるうちに、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となるのである(ヤコブ1:2~4)。

2. プロ野球選手への道

クリスチャンの母子家庭に育ったN君は、小学生の頃から少年野球チームに所属し、プロ野球の選手になることが夢であった。中学校でも野球に励み、念願かなって高校野球甲子園大会に毎年出場する高校の野球部に入り、毎日猛練習の特訓を受ける。しかしレギュラーになれず、泣く泣くプロ野球選手への道を断念。さらに頑張って受けた大学入試にも失敗して浪人し、予備校に入り勉強して翌年も志望校を受験したが、またしても不合格。やむなく、滑り止めの大学の法学部に入った。

しかし、あれだけ頑張っても野球部のレギュラーになれず、神に祈って勉強したのに志望校に2度も不合格になり、N君の自信は完全に打ち砕かれてしまった。目標を失い人生に絶望したN君は、自分の大学を軽蔑し、法律学にもまったく興味はなく、授業にも出ずにふらふらしていた。

3. 弁護士への道

そんな時に、友達の勧誘で学内のクリスチャン・サークルに参加した。仲間たちと聖書を深く学んでいるうちに、自分の置かれている状況を神の恵みとして心から感謝できるようになる。神の導きで法学部に入ったのだから、法律を学ぶことは自分に与えられた神の使命だと悟り、将来は弁護士になろうと決心。今度は自分の力で頑張るのではなく、一切を神に委ねて、持ち前の気力と体力で猛勉強し、自分の大学の法学部を卒業後、有名大学の法科大学院に合格した。さらにその2年後は司法試験予備試験に挑戦して合格した。今は、必ず合格するという自信を持って、国家試験最難関の司法試験本試験の受験準備をしている。

肉の思いにより体当たりでプロ野球選手への道にぶつかって砕かれたN君は、今度は神の思いで弁護士への道に体当たりで挑戦している。

「すべてあなたの手のなしうる事は、力をつくしてなせ」(伝道の書9:10)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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