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ビジネスマンから牧師への祝福された道

ビジネスマンから牧師への祝福された道(77)神からのアイデアと努力の部分をどう見るか 門谷晥一

2018年1月15日11時41分 コラムニスト : 門谷晥一
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こんな時にどうするQ&A 聖書的原則と私の体験(24)
神からのアイデアと努力の部分をどう見るか

私たちは、キリスト者に与えられたアイデアが、どの程度人間の努力で生み出したものであり、またどの程度神から来たものであるかを、どう判断できるのであろうか。そのためにはまず、人間の努力によるアイデアと神から来るアイデアとの違いを正しく認識することが必要である。

人間の努力によるアイデアは、人間の知恵や知識に基づく理知的な思考過程などによって与えられるものである。それは、人間の努力のみの結果として生み出されるものであり、霊的な力によって生み出されるものではない。そのためこのアイデアは、キリスト者以外の人々にも等しく与えられるものである。

一方、神から来るアイデアには、既に述べたように、人間の理知的な思考過程などを経ないままに、説明しがたい形で、神から聖霊を通して直接人間に与えられるひらめきまたはインスピレーションと、聖霊によって神から与えられる知恵に基づく人間の思考過程を通して与えられるもの、の2通りがある。これら2通りのアイデアは、霊的な働きによるものであるため、キリスト者のみに与えられるものである。

神から来るアイデアのうちの、ひらめきまたはインスピレーションにおいては、それが与えられる前における人間の努力は必要であっても、それが与えられること自体における人間の努力は必要ではないため、それを人間の努力によるアイデアと明確に区別することは可能である。

しかし、神から来るアイデアのうちの、聖霊によって神から与えられる知恵に基づく人間の思考過程を通して与えられるものについては、人間の努力の部分を明確に区別することは困難である。なぜなら、キリスト者がいかに自分の努力だけでアイデアを考え出したと思っても、そこにはなお、聖霊の力が働いていると考えざるを得ないからである。キリスト者にはいかなる場合においても聖霊の力が働いており、まったく霊的な影響力を受けていないということは考えられない。

従ってこの場合、神から与えられた部分と人間の努力による部分をどう見るかは、ヤコブ3:17の「上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです」に見る神からの知恵の部分と、ヤコブ3:15の「そのような知恵は、上から来たものではなく、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです」に見る人間の知恵の部分とが、自分の中でどのような地位を占めているかを、霊的な目をもって冷静に見極め、どちらの部分の影響が大きいかを判断する以外にはない。この判断によって、神から来る部分を増やすよう努力することが望まれる。

《 参考文献を表示 》 / 《 非表示 》

(参考並びに引用資料)

[1]門谷晥一(2006年)『働くことに喜びがありますか?』NOA企画出版
[2]ジョン・A・バーンバウム、サイモン・M・スティアー(1988年)『キリスト者と職業』村瀬俊夫訳、いのちのことば社
[3]山中良知(1969年)『聖書における労働の意義』日本基督改革派教会西部中会文書委員会刊
[4]カール・F・ヴィスロフ(1980年)『キリスト教倫理』鍋谷堯爾訳、いのちのことば社
[5]唄野隆(1995年)『主にあって働くということ』いのちのことば社
[6]宇田進他編(1991年)『新キリスト教辞典』いのちのことば社
[7]山崎龍一(2004年)『クリスチャンの職業選択』いのちのことば社
[8]ケネ・E・ヘーゲン『クリスチャンの繁栄』エターナル・ライフ・ミニストリーズ
[9]D・M・ロイドジョンズ(1985年)『働くことの意味』鈴木英昭訳、いのちのことば社
[10]唄野隆(1979年)『現代に生きる信仰』すぐ書房
[11]ルーク・カラサワ(2001年)『真理はあなたを自由にする』リバイバル新聞社
[12]ヘンドリクス・ベルコフ(1967年)『聖霊の教理』松村克己&藤本冶祥訳、日本基督教団出版局
[13]ピーター・ワグナー(1985年)『あなたの賜物が教会成長を助ける』増田誉雄編訳、いのちのことば社
[14]ケネス・C・キングホーン(1996年)『御霊の賜物』飯塚俊雄訳、福音文書刊行会
[15]エドウィン・H・パーマー(1986年)『聖霊とその働き』鈴木英昭訳、つのぶえ社
[16]遠藤嘉信(2003年)『ヨセフの見た夢』いのちのことば社
[17]唄野隆(1986年)『主に仕える経済ライフ』いのちのことば社
[18]東方敬信(2001年)『神の国と経済倫理』教文館
[19]E・P・サンダース(2002年)『パウロ』土岐健治&太田修司訳、教文館
[20]松永真里(2001年)『なぜ仕事するの?』講談社
[21]厚生労働省編(2005年)『労働経済白書(平成一七年版)』国立印刷局発行
[22]ダニエル・フー「Goal-Setting」、国際ハガイセミナー資料(2005年、シンガポール)
[23]ジョン・ビョンウク(2005年)『パワーローマ書』小牧者出版
[24]ジョン・エドムンド・ハガイ(2004年)『聖書に学ぶリーダーシップ』小山大三訳、ハガイ・インスティテュート・ジャパン
[25]国際ハガイセミナー資料(シンガポール、2005年7月)
[26]ポール・J・マイヤー(2003年)『成功への25の鍵』小山大三訳、日本地域社会研究所
[27]国内ハガイセミナー資料(名古屋、2004年11月)
[28]三谷康人(2002年)『ビジネスと人生と聖書』いのちのことば社
[29]安黒務(2005年)「組織神学講義録、人間論及び聖霊論」関西聖書学院
[30]平野誠(2003年)『信念を貫いたこの7人のビジネス戦略』アイシーメディックス
[31]マナブックス編(2004年)『バイブルに見るビジネスの黄金律』いのちのことば社
[32]マナブックス編(2006年)『バイブルに見るビジネスの黄金律2』いのちのことば社
[33]山岸登(2005年)『ヤコブの手紙 各節注解』エマオ出版
[34]野田秀(1993年)『ヤコブの手紙』いのちのことば社
[35]デイビッド・W・F・ワング(2008年)『最後まで走り抜け』小山大三訳、岐阜純福音出版会

(その他の参考資料)

・林晏久編(2004年)『刈り入れの時は来た—ビジネスマン・壮年者伝道ハンドブック』いのちのことば社
・大谷順彦(1993年)『この世の富に忠実に』すぐ書房
・H・F・R・キャサーウッド(1996年)『産業化社会とキリスト教徒』宮平光庸訳、すぐ書房
・鍋谷憲一(2005年)『もしキリストがサラリーマンだったら』阪急コミュニケーションズ
・マックス・ヴェーバー(1989年)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』大塚久雄訳、岩波書店
・小形真訓(2005年)『迷ったときの聖書活用術』文春新書
・ウォッチマン・ニー(1960年)『キリスト者の標準』斉藤一訳、いのちのことば社
・ロナルド・ドーア(2005年)『働くということ』石塚雅彦訳、中公新書
・共立基督教研究所編(1993年)『聖書と精神医学』共立基督教研究所発行
・生松敬三(1990年)『世界の古典名著・総解説』自由国民社
・バンソンギ「キリスト教世界観」石塚雅彦訳、CBMC講演会資料(2005年)
・William Nix, 『Transforming Your Workplace For Christ』, Broadman & Holman Publishers, 1997
・ミラード・J・エリクソン(2005年)『キリスト教神学』第三巻、伊藤淑美訳
・ヘンリー・シーセン(1961年)『組織神学』島田福安訳、聖書図書刊行会
・ジョージ・S・ヘンドリー(1996年)『聖霊論』一麦出版社
・ウィリアム・ポラード(2003年)『企業の全ては人に始まる』大西央士訳、ダイヤモンド社

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◇

門谷晥一

門谷晥一

(かどたに・かんいち)

1943年生まれ。東京大学工学部大学院修士課程卒業。米国ミネソタ州立大学工学部大学院にてPh.D.(工学博士)取得。小松製作所研究本部首席技監(役員待遇理事)などを歴任。2006年、関西聖書学院本科卒業。神奈川県厚木市にて妻と共に自宅にて教会の開拓開始。アガペコミュニティーチャーチ牧師。著書に『ビジネスマンから牧師への祝福された道―今、見えてきた大切なこと―』(イーグレープ)。

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※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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