Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

「与える」&「諦めない」経営で受けた神の恵み 石山伊佐夫・株式会社タカボシ代表取締役会長

2017年1月3日12時43分
  • ツイート
印刷
「与える」&「諦めない」経営で受けた神の恵み 石山伊佐夫・株式会社タカボシ代表取締役会長+
株式会社タカボシ代表取締役会長の石山伊佐夫氏=11月13日、株式会社タカボシ(東京都足立区)で

袋詰めセメントの販売では国内トップを誇る建築資材の総合商社「株式会社タカボシ」(本社:東京都足立区)。50年を超える歴史を有し、「お客様第一主義」をモットーに、堅実な歩みを続ける。同社の創始者であり、現在は代表取締役会長を務める石山伊佐夫氏に、これまでの歩みと、経営を通じた信仰の証しを聞いた。

7人兄弟の3番目に次男として誕生した石山氏は、15歳で茨城から東京・浅草に単身上京し、セメント会社に就職し、昼は職場で働き、夕方からは定時制高校で学び、村田簿記学校で会計学を習得した。タカボシの前身となる「高星商会」を創業したのは22歳の時。22歳という若さでの独立の決め手となったのは、就職先の社長の一言だった。

「競馬好きの社長は、当時人気が非常に高かった『ハイセイコー』の馬主でもありました。それである日社長が雑談の中で、『石山ね、お前たち50人が1年間かけて稼いだ金よりも、ハイセイコーが1周走って稼いだ金の方が多いんだよ』と言ったのです。私たちを馬と比較していることに対して非常に心外に感じ、その一言がきっかけとなって、22歳で独立する後押しになりました」と当時のエピソードを語った。

ただ、石山氏は、小学3年の頃から「社長になりたい」という夢を持っており、東京で就職してからは、「とにかく社長になりたい」という一心で、給料のほとんどを開業資金として貯金していたという。ところが、独立しようとしたとき、当時世話になっていた兄が急きょ土地を買うことになった。当初の予定では地型が悪く、買い増しするには資金不足だという話を兄から聞いた石山氏は、自分が応援すれば、地型が良くなるのではないかと思い、貯金を全て解約して兄に渡してしまった。それにより、地型の良い土地を買うことはできたが、石山氏の方は無一文になってしまった。

独立は、まさに裸一貫での出発だった。石山氏は、「会社というのは、お金がなくてもできるんですね。一生懸命やっていると応援してくれる人が必ずいる。私の場合は、兄の家の斜め前にあった自動車修理工場の社長が、車を貸してくれたのです。そのおかげで営業に回ったり、配達したりできました。仕入れも販売も現金で回収できるところを選んで商売をし、開業1年後には、本格的に商売の形ができ、今のこの場所に30坪ほどの中古の土地付きの建物を買うことができました」と話した。

当時の日本は高度経済成長真っただ中で、石山氏も「独立する時期のタイミングが非常に良かった」と話す。しかしその一方で、タカボシの成長は、ピンチの時にこそ培われたものだと語った。1979年の第2次オイルショックで、東京からセメント他全ての建築資材が消え、建設業者が困窮する中、付き合いのある運送会社や砂利販売業者のトラック延べ100数十台もの車を走らせ、滋賀県にある大阪セメント(現住友大阪セメント)からセメントを運び、いくらでも高く売れるときに、値段据え置きで提供するようにした。石山氏のこの突拍子もない考えが、「東京にタカボシあり」と一躍、同社の名を認知させることになった。

石山氏は、「このことが今日のタカボシの基礎となっています。オイルショックがなかったら、うちの会社は今のように発展することはなかった。ピンチというのはチャンスなんですね」と話した。そして、「お客さんの立場に立った商売を続ければ、会社は長く続けられる。自分だけ利益を得るとか、お客さんを無視した経営は続きません。オイルショックの時も値を吊り上げて販売したところからは、その後社会が正常に戻ったとき、お客さんは離れていきました」と明かした。

「『お客様第一主義』が創業当初からのタカボシのスローガンです。自分がされてうれしいことは人にもする、自分がされて嫌なことは人にはしない、これがお客様第一主義の原点です」と話す。一貫した「お客様第一主義」の経営が、タカボシをここまで成長させたことを強調した。

石山氏とキリスト教の出会いは1984年。当時、自身が会長を務めていた足立法人会青年部会の設立3周年記念に四国の松山福音センターの万代恒雄牧師を講師として招いたのがきっかけだ。牧師を講師に呼んだのは、経済とは離れたスピリチュアルな話を聞くためで、会員からの「四国に面白い牧師さんがいる」という情報を得て、万代牧師を招いたという。

「万代牧師に来ていただき『人生を3倍に生きる』という題で話してもらいました。その中で、『イエス様を信じただけで天国へのパスポートを受けることができる』と言われ、『信じただけで天国にいけるなら信じたい』と思い、その次の日曜から妻と2人で、毎週松山福音センターの礼拝に通うようになりました」と信仰を持ったきっかけを話した。その後石山氏は、東京から毎日曜の朝飛行機で松山に行き、礼拝後に東京に戻ってくる生活を1年続け、1985年8月4日に夫婦で洗礼を受けた。

その後も信仰生活を歩んできた石山氏だが、本当の生ける神キリストと出会ったのは、受洗して10年以上たってからだった。1996年12月24日に高速道路の非常口に閉じ込められ、万事休すとなり、「神様何とか開けてください」と祈ったときに、絶対に開かない扉が開き、外に出られた。「この時初めて神様の存在を実感しました。携帯電話の電波のように、目には見えないけれど、そこに必ずいてくださる。この時から無条件に神様の存在を信じ、徹底して日曜礼拝を守るようになりました」と語った。

「神様がいてくれることはクリスチャンの特権」だと話す石山氏は、その後も幾つもの大病を患い、現在もがんを抱えているが、いつも神に救われていると話す。「2002年に胃がんで入院していたときのことですが、信頼し、副社長までやらせた男が、皆をそそのかし、クーデターを起こしました。入院中を選んでの行為が悔しくて、夜も眠れませんでした。その時に、妻がイザヤ書41章10~16節を紙に書いてくれました。私は、これを読んで気合が入り、ご飯も喉を通らずにやせ細っていたのが、この御言葉によってよみがえりました」と御言葉の力を語った。「この御言葉は全て暗記してしまい、妻が書いてくれたものは手作りパウチに入れ、今でも肌身離さず宝物として持ち歩いています」と上着の内ポケットから取り出し、そこには「2002年 妻からのプレゼント」と記され、大切にしていることを実感させられた。

「神様は、努力の結果、万策尽きたと思う頃に働いてくださるお方だと思うんですね。だから信仰を持っていれば、ピンチになったときに必ず助けてくれます」と力を込める。建設業界は今年、東京オリンピックに備え、空白の年といわれているのだが、タカボシでは、創業以来の大口の注文があったという。「今から3年前の創立50周年の記念会の時に、宮城県気仙沼市に義援金を送ったのですが、今年、突然、気仙沼市から防潮堤用のセメントの引き合いがふって湧いたように来たのです。そして、会社創業以来最高の大口受注をいただくことができました。本当に感謝なことです」と神の恵みを証しした。

「多く種をまくと、実りの秋の収穫は大きくなります。『惜しまず豊かにまく人は、刈り入れも豊かなのです』と聖書に書いてある通りです。ビジネスでも、もらうことばかり考えていたら大きく成長できない。目先のことでもうからなくても、尽くしていれば見返りはどこかから必ずあります。義援金は決して見返りを期待したものではありませんでした。だからこそ、神様が報いてくれたのだと思っています」と信仰による経営の極意を明かした。

タカボシは、社員だけでなく、その家族も大切にしている。「社員を大事にすると、やはりそれに応えてくれると思います」と力を込める。また石山氏は、タカボシをオールクリスチャンのクリスチャンカンパニーにしていきたいという明確な目的を持っている。「社員に伝道し、信仰に導くことは難しい。こればかりは強制できませんから。でも、諦めません。すでに、来年新卒で入社してくるのはクリスチャンです。こうして一人一人増やしていきたいと思っています」と語った。

最後に石山氏は、「諦めない」ことが自分の信条だと強調した。「若い人にも、諦めず、明確な目標を持ち、それに向かってチャレンジし続けてほしいと思います。目標を達成するためには、耐えられないようなきついこともあります。でもそれを乗り越えなければ成長はできません。その苦しみの中で救ってくれるのが聖書です。私がクリスチャンになって最初に覚えた聖書の御言葉は、ルカによる福音書6章38節です。『与えなさい、そうすれば、あなたがたにも与えられる』。これは、私のビジネスの根幹をなすものです。それから、Ⅰテサロニケ5章16~18節。そして、イザヤの41章10~13節。これは全部暗記しています」と愛唱聖句を暗唱し、御言葉と共にある人生を証しした。

タカボシは、創業以来53年間ずっと東京都足立区で地域の企業として貢献してきた。石山氏は、足立優良申告法人会会長を務めており、タカボシも優良法人として表敬を受けている。自身も社団法人足立法人会副会長、警視庁綾瀬警察署懇話会副会長、潤徳学園理事など多くの要職に就いているほか、無料結婚相談所や、就職や医師の紹介などのボランティアを通して地域社会に貢献している。今年2017年は、つくばエクスプレス六町駅寄りの土地に新社屋が建設され、会社発展を継続しつつ、さらなる社会貢献を目指している。

■ 株式会社タカボシ公式ホームページ
■ 石山伊佐夫氏の著書・推薦書

  • ツイート

関連記事

  • 愛と人間尊重の経営哲学書 山田晶一著『一度死んだと思えば、何でもできる!』

  • 【インタビュー】神に道を委ねるということ 慎征範伝道師

  • 信仰生活、迷っていませんか? 奥田英男著『祝福を受ける人のBibleノート』

  • ビジネスに焦点を当てたクリスチャンのための連続セミナー「ビジネスマップ戦略セミナー」開催

  • この人に聞く(21)「約束のしるし、会社にかかった大きな虹」ミクニキカイ代表取締役会長・坂本旭氏

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.