東京都:キリスト教は「犯罪」とどう向き合うか? VIPプリズムが対談や講演会

2016年10月29日00時48分 印刷
+東京都:キリスト教は「犯罪」とどう向き合うか? VIPプリズムが対談や講演会

インターナショナルVIPプリズムは11月から12月にかけ、さまざまなゲストを迎えた対談や講演会を3回にわたり行う。同会長の五十嵐弘志さんは、前科3犯の元受刑者。刑務所の中でキリストと出会い、現在はNPO法人「マザーハウス」を立ち上げ、満期出所者の更生支援を行っている。

五十嵐さんがマザーハウスを立ち上げたきっかけは、塀の中で出会ったある受刑者の一言だったという。

「出所しても、どうせ行くところがない」

「この現状を何とかしないと、受刑者たちは再犯を繰り返すばかりだ」と感じ、その受け皿を作るため、マザーハウスを立ち上げた。2014年の設立以来、さまざまな満期出所者を受け入れている。

11月3日には、聖イグナチオ教会の英(はなふさ)隆一朗助任司祭と五十嵐さんによる対談「神の慈しみ~闇の中の人々と触れ合って~」が開催される。五十嵐さんが教会に身を置いて感じることや、聖書について感じることなどを話し、英司祭がそれに答える形の対談を展開する。服役経験のある五十嵐さんが闇の中で見たものとは、何だったのか。また、社会が闇の中にいる人々と関わり、できることとは何かを探る。

11月26日には、ドキュメンタリー映画「赦し その遥かなる道」を上映する。この映画は、08年に韓国で制作、上映されたもの。主人公は、どこにでもいるような普通の男性。妻、母、息子の4人で暮らすごく普通の人生だった。しかしある日、男性が帰宅すると、そこには愛する家族が無残な姿で横たわっていた。顔見知りによる殺人事件と警察はにらんだが、逮捕された犯人は全くの他人。「殺すことができれば、誰でもよかった」と話す無差別の連続殺人犯だったのだ。男性は人生に希望を失い、犯人を恨み、一時は自殺も考えるが、犯人を「赦(ゆる)す」ことで自殺を思いとどまる。愛する家族をあやめた犯人を「赦す」ということは、誰にでもできることではない。当然、被害者に「彼のようになってください」と言うこともできない。どうすれば被害者は犯人を赦すことができるのか? その答えを導く布石として、この映画はあるかもしれない。制作には、韓国のカトリック教会が協力している。

映画上映の後には、サレジオ会の阿部仲麻呂司祭が「赦し」について講演を行う。心からの「赦し」の背景にあるものとは・・・。「赦しとは、キリストそのものではないか。この映画は、皆で見ながら涙を流した。多くの人に見てもらいたい」と五十嵐さんは話す。

12月3日には、歌手で保護司、矯正支援官という異色の経歴を持つ女性2人のデュオ「Paix 2(ペペ)」と五十嵐さんが対談。「Paix 2」はこれまで、400回にも及ぶコンサートを更生施設で行ってきた。受刑中に「Paix2」のライブを2度見たことがあるという五十嵐さんが出所後、彼女たちと再会。受刑者の本気の更生を心から願う両者の熱い対談が期待される。

講演会の詳細は以下の通り。

11月3日(木・祝)午後2時~5時
「神の慈しみ~闇の中の人々と触れ合って~」 英隆一朗助任司祭 × 五十嵐弘志対談

11月26日(土)午後2時~5時
「赦し その遥かなる道」 ドキュメンタリー映画上映と阿部仲麻呂司祭講演

12月3日(土)午後2時~5時
「社会復帰した受刑者と出逢って」 Paix 2(ペペ)× 五十嵐弘志対談

場所:聖イグナチオ教会岐部ホール404号室(3回とも同じ会場)
東京都千代田区麹町6−5−1(JR四ツ谷駅下車徒歩1分)
※ 入場無料・席上献金の機会あり

問い合わせ:電話(080・3729・0067、五十嵐)、メール(infovipprism@motherhouse-jp.org)

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