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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」(44)・・・タイミングが大切だ

2008年3月11日16時18分
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佐々木満男弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週土曜日朝11:45〜、インターネットhttp://vip-hour.jpで24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。(Amazon:どんなことにもくよくよするな!)




◇



 「タイム・イズ・マネー」と言われます。「時は金なり」ということですね。時間はお金と同じ価値がある。だから、時間を無駄にしてはならない、時間は有効に用いなければならない。



 もっと深く考えてみると、「タイム・イズ・ライフ」ではないかと思うのです。「時はいのちなり」ということですね。あなたは限られた時間しか生きることができないのです。限られた時間をいかに充実して生きるか。「タイム・イズ・マネー」を貫いて時間を有効に用いてどんなにお金を貯めても、あなたは死ぬ時には1円のお金も持っていけないのです。いのちは、お金よりもはるかに大切です。



 「タイム・マネジメント」という言葉がはやっています。「時間管理」という意味です。「時間はいのちほどにも大切なものであるから、きっちり管理して時を有効に生きるべきだ」という考えですね。たとえば、毎日の予定表をしっかり作り、朝起きてから夜寝るまでの間なにをすべきかを細かく決めて、その通りに生活するんですね。一週間の計画、一ヶ月の計画、一年間の計画まで作っている人もいます。



 「ささき君、オレ、どうしていいかわからないよ。昨日、手帖をどこかに落としてしまったんだ!」と、私の友人がパニックになってしまいました。彼は、ぶ厚い手帖をいつも肌身離さず持ち歩いていました。その手帖には、彼の予定が事細かにびっしり書き込まれていたのです。彼と話をしていると、どんなに話が盛り上がっていても、「ごめん、次の予定があるから、これで失敬」と席を立って行ってしまいます。時間の中身よりも、時間通りに行動する方が大事だと思っているのですね。



 もちろん、「行き当たりばったり」に無計画に生きるなら、人や状況に流されるだけで、時間を浪費してしまいます。しかし、「時間管理」にこだわりすぎるのも時間の中味が薄まってしまいますね。



 ここで、タイミングの取り方が大切だということをお話したいと思います。



 物事には、何事にもタイミングがあるんですね。「潮時」といいますか、「チャンス」といいますか。このタイミングを逃したり、間違えたりすると、せっかくの「時間管理」や「タイム・マネジメント」も台無しになってしまいます。逆に、普段は時間にルーズな人でも、タイミングをうまくつかむことによって、大きく飛躍することもできるのです。それを「タイミング・マネジメント」と名付けた人がいます。



 例えば、いざという時にいつも以上の力を出せる人と、いつも以下にしか力を出せない人がいますね。私はある時期、オーストラリアの大学で日本の法律を教える授業のお手伝いをしていたことがあります。クラスの中でよく手を上げて質問していた学生がいました。「ぼくは、いつも自分の時間をきちんと管理して生活するのが好きなんです」。職員室にまで質問してきた彼が、自分の毎日のスケジュール表を私に見せてくれました。朝起きてから夜眠るまでの予定がぎっしり書き込まれています。週間予定表、月間予定表、年間予定表まできちんとそろえています。



 「いあやー、すばらしいねえ。こんなに時間をしっかり管理して生活していたら、日本法のテストで君がトップになることはまちがいないよ」。



 私は、彼がトップになると太鼓判を押しました。同じクラスに非常にふまじめでルーズだと思われる学生がいました。授業にはほとんど出席せず、たまに出席しても内容がわからないのか、一度も質問したことがありません。



 「君、こんな態度で勉強していていいのかい?このままじゃ日本法のテストに落ちて学校を退学になってしまうよ」



 私は、彼のことが心配になって、こう忠告したことがあります。オーストラリアの大学では、一科目でも不合格になると退学させられてしまうのです。



 「いや、大丈夫ですよ。私はテストには自信がありますから」。



 こう言って、そのルーズの学生は相変わらず授業に出たり出なかったりでした。



 いよいよテストになり、その結果が構内の掲示板に貼り出されました。なんと、ルーズな学生がトップの成績だったのです。そして、時間管理をきちんとやっていた学生は不合格で退学せざるを得なくなりました。私は、不思議に思い、二人に面会して聞いてみました。



 「君は、あんなルーズな勉強態度だったのに、どうしてテストではこんないい成績をとれたんだ?」



 「えーと、ぼくは、テストに焦点を合わせて自分の体調と気持ちを調整してきたんですよ。ふだんの勉強もまったくやらなかったわけではなく、家でそこそこやってましたよ」



 「あなたは、あんなに一生懸命がんばって自分の計画どおりに勉強してきたのに、どうして不合格になったんだい。いまだに信じられないよ」



 「テストの直前まではすべて計画どおりにうまくいっていたのです。ところが、テストの前の晩、緊張しすぎたせいか眠れなくなって一睡もできなかったのです。予定が狂ってすっかり取り乱してしまい、答案用紙に何も書かずに白紙で出してしまいました」。白紙答案では不合格になっても仕方ありません。



 こんなことがあるんですね。機械的な時間管理よりも、臨機応変のタイミングの取り方が大切なんですね。




◇




 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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