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榮義之牧師「天の虫けら」(71)・・韓国訪問

2008年1月26日00時23分
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榮義之牧師+
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 祈りつつ待つうちに、三十歳の時、京都聖和教会の野口牧師が訪韓青年ツアーを計画しているのを知り、斉藤牧師の引導で参加することにした。ペンテコステの牧師ということで、あまり歓迎されなかったようだが、下関から釜山への船旅が、私にとって初の海外旅行だった。



 当時の韓国の教会は、日本のキリスト教会に対して、まだ閉鎖的だった。釜山からバスでソウルへ。南山にそびえる白亜の解放教会が迎えてくれた。解放教会が建っているのは、挑戦動乱時に共産軍に追われて逃げた北朝鮮の人々が、ここの洞穴に隠れ、動乱後定住した地である。いのちからがら北朝鮮を逃げ出した彼らだったが、持ち出した装身具や金目の物を主のために献げた。自分たちの家を建てる前に、神の教会を建てようとしたのだ。こうして完成したのが立派な白亜の大理石の教会堂であった。韓国の教会は、血と涙と祈りと汗でコンクリートを固めて建ったと言われているが、さもなんありなんと感じた。



 この教会の朴牧師は、日本の神学校で学び、いち早く日本の教会に交わりの手紙を差し出された牧師である。退役の陸軍中佐でもあり、日本の牧師を講壇に迎える決断はさすがであった。続いて三十八度線の前線に立つ勝利教会を訪れた時、朴牧師が岩の上に腰を下ろし、祈るともなくささやくように語る声が聞こえた。「鳥はいいなぁ。雲もいいなぁ。南から北へ自由に飛んでいき、北から南へ自由に流れてくる。帰りたいなぁ。会いたいなぁ。懐かしい父や母に、友だちに・・・・・・」。分断された祖国、帰ることのできない望郷の無念さが、その声の響きからジンと胸にしみ込んでくる。



 帰らざる橋を渡り、板門店の会議場に入った。南の穏やかさに比べて、北の兵士たちのピーンと張りつめた顔、鋭い眼光。案内の説明を聞きながら、民族対立の激しさを思った。



 翌日は市内に戻り、パコダ公園に案内された。そこで初めて知った日韓併合の生々しい悲劇に、思わず「主よ、今まで何も知らなかった私の罪を赦してください。日本の罪を赦してください」と祈った。そしてその足で国立墓地を訪ねた。日本の支配下にあった当時、神社参拝に反対し、日本の国会でビラをまき、激しい拷問に責めさいなまれて殉教した、朱基哲牧師の眠る墓地である。そこで朱牧師の孫娘に会い、謝罪した。



 日曜日には東安教会で講壇に立ち、謝罪すると同時に、隔ての中垣を取り除かれた十字架の主にあって一つになれることを大胆に語った。次の礼拝は東幕教会で、ここは二週間連続でメッセージを依頼された。このようなことは初めてだと役員の方に言われた。



 日本からの参加者で、当時大学生だった白旗司兄弟は、後にバプテスト教会の牧師となり、生駒聖書学院の講師としても奉仕してくれている。そのほかにも、この訪韓ツアーをきっかけに献身し、牧師となった者は多い。それくらい衝撃的な最初の海外だった。



 それ以来、韓国には幾度も出かけた。チョー・ヨンギ牧師のヨイドの大会堂で説教し、祈祷院でも何回もメッセージした。数人が集まる開拓教会や家庭集会で話をしたこともあった。幾度も一人で韓国を旅した恵みを忘れることはできない。



(C)マルコーシュ・パブリケーション




◇



榮義之(さかえ・よしゆき)



 1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、8つの教会の主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。



 このコラムで紹介する著書『天の虫けら』(マルコーシュ・パブリケーション)は、98年に出版された同師の自叙伝。高校生で洗礼を受けてから世界宣教に至るまでの、自身の信仰の歩みを振り返る。(Amazon:天の虫けら)

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