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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」(38)…人生はタペストリーだ

2008年1月16日09時48分
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佐々木弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週土曜日朝11:45〜、インターネットhttp://vip-hour.jp/で24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。(Amazon:どんなことにもくよくよするな!)




◇



 「タペストリー」って、なんだか知ってますか。布に針と糸できれいに模様を描いた「刺繍」のことですね。「人生はタペストリーだ」とよく言われます。



 でも、「私の人生なんか、失敗やつまづきばかりで、自分で思い描いたような美しい刺繍なんかには全然なっていません」という方もいるかも知れませんね。「絵に画いたようなすばらしい生活をしたい」。誰でもそれを望んでいますが、なかなか思うようにはいきませんよね。何度も挑戦したけど志望校に不合格。出世コースをばく進して当然役員になると思っていたら、小さなミスで関連会社に左遷。小さい頃はおとなしく素直な息子だったのに大きくなったらグレて家出。



 誰一人として、自分の過去を塗り替えることはできません。「あの不祥事さえなければ、あの汚点さえなければ、あの事故さえなければ、私の人生はもっとまともになっていたはずなのに」と嘆いても始まりません。自分の過去という事実を変えることはできませんが、その事実に対する見方を変えることはできます。自分の過去をくだらない失敗だと見るか、それともすばらしい感動だとみるかは、あなた次第なのです。



 「人生はタペストリーだ」という本当の意味は、「目に見える人生はタペストリーの裏側だ」ということです。あなたのこれまでの人生は、人の目にも自分の目にもガタガタかも知れません。不細工で見るに耐えないものだと思われるかも知れません。でも、その布を引っくり返して見ると、なんとそこにすばらしい美しい刺繍ができ上がっているのです。
あなたの愛や喜びと苦しみや涙で綴られている刺繍です。
 
 愛を求め続けた女性の転落人生を描いてベストセラーになった小説「嫌われ松子の一生」が映画化され大ヒットしましたね。美人で聡明で生徒にも人気の中学校の先生が、ある事件をきっかけにどんどん転落していく。ダメな男、悪い男にばかり惹かれて、相手をとことん愛し尽くしてしまうために自分は破滅していく。恋人を亡くしたり、ソープ嬢になったり、人を殺して刑務所に入ったり。最後は、無残に殺されてしまう主人公。あの川尻松子の人生が、なぜあれほどまでに大きな共感を呼び起こしたのでしょうか。



 彼女の生きざまが、「純粋でひたむきな愛」という糸で感動的に刺繍されていたからですね。それが、一つの美しいタペストリーになったのです。



 あなたの心の内面とさまざまな出来事も、感動的な詩にして歌うことができます。小説にすれば、最高の文学作品になります。映画にすれば、アカデミー賞をとることができるかも知れません。



 あなたのこれまでの人生を、つまらなくてくだらないものと考えるのか、それともすばらしいタペストリーと見て、自ら感動し、人をも感動に巻き込むのかは、あなたの見方次第なんですね。あなたが、自分の人生の裏側に刺繍されている美しいタペストリーを見ることができるなら、あなたのこれからの人生は、もっともっとすばらしいものに作り上げられていくでしょう。
 
 何か問題が起きてしまったら、「ああ,この問題によって自分の生活にまたすばらしい変化がもたらせられるんだ。私の人生というタペストリーが美しく彩られるんだ」と考えたらいいですよ。「また不幸が訪れた。いやだ、いやだ、何とかして逃げよう」とばかりしないで、その不幸と見える問題や出来事に、真正面から愛と忍耐をもって積極的に取り組んでいくことです。そこに、本物の勇気や感動が生まれ、生きるいのちがわき起こってくるんですね。問題のただ中にこそ、「ああ、生きていて本当によかった。もう死んでも悔いはない」と思えるような感動が隠されているのです。



 「人生はタペストリーだ」。いい言葉ですね。ぜひ、あなたもこの言葉を心に刻み込んで、今日も美しい刺繍を編んでみてください。




◇




 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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