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【特集】 韓国キリスト教とイスラムの衝突(3) 全浩鎭牧師

2008年1月1日02時33分
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全浩鎭牧師+
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産経新聞の批判は残念



 しかし産経新聞は、東京での「ラブソナタ」集会以後、韓国キリスト教の宣教への熱情を韓国人たちの文化的気質と断定した。以下に、産経新聞の報道を一部引用する。




◇



「なぜ人気?膨張する韓国キリスト教 人脈社会と国民性」(産経新聞2007年9月20日)



 アフガニスタンでの韓国人奉仕団人質事件を機に、韓国キリスト教の実態に内外の関心が集まっている。韓国のキリスト教徒は人口の約3分の1、1500万人にも上るといわれる。日本でも最近、韓流スターまで動員した韓国キリスト教会の対日布教イベントが話題になっている。韓国ではなぜキリスト教が人気なのか。彼らはなぜ布教に熱心なのか。背景を探ってみた。韓国には現在、3万以上の教会が存在する(教会関係者の話)。「ソウル首都圏では喫茶店より多い」といった話まで聞かれる。今回、アフガンでの奉仕活動で話題になったが、海外派遣の宣教師は70年代は100人足らずだったのが今や1万人を超え、米国に次いで世界2位という。



 韓国人のこうしたキリスト教への情熱はどこからくるのか。



 韓国の教会を経験した日本人が一様に驚くのは、牧師の情熱的な説教ぶりと信徒たちの無我・陶酔ぶりだ。そして韓国には世界最大という体育館のような巨大教会があり、歌や音楽を交えたイベント風の大がかりな"宣教風景"が見られる。



 先ごろ日本で韓流スターまで動員した"宣教イベント"で2万人以上を集めたさる教会は「過去を問うな」「ともに手をたずさえ日本救済」を強調し日本での布教に情熱を燃やしている。「韓国人は何事にもすぐ一生懸命になり、感情的とみられるほど情熱的で、しかも自己主張が強く、自分が良いと思うとそれを他人にも押しつけたがる性格」があり、それが信仰と布教への情熱になっているというのだ。



 韓国キリスト教の"攻撃的な性格"は米国キリスト教の影響という説があるが、一方では「米国キリスト教ではその時代はもう過ぎている」。



 しかし韓国キリスト教は国内的にはすでに飽和状態というのが一般的見方だ。その分だけ海外進出が活発になっており、キリスト教の不毛地帯(?)といわれてきた日本での近年の"挑戦"はその一環とみられている。




◇



 もちろん産経新聞は非キリスト教的視点から批判した。しかし韓国キリスト教会が日本布教をすることを歓迎してはいない。韓国教会もイベント宣教集会に対して批判的だった。



 第一に、このような批判にもかかわらず宣教することはキリスト教の本質に由来する。すべての世界宗教は世界を対象に宣教する。日本の宗教は概して宣教が弱い。それでも日本仏教の一派である日蓮正宗は韓国にも信者がいる。私は大阪で出生した者として日本を愛する。私は韓国社会で露骨に「親日派」と言う。しかし日本は世界が共感できる理念や宗教を持つことができないことを残念に思う。日本製の自動車が全世界を走り回るが、不幸にも日本は人類が共感することができる世界的価値観と理念がない。それゆえ日本には「パクス・ジャポニカ(Pax Japonica)」が不可能だと思う。



 第二に、韓国のキリスト教人口は、ローマ・カトリックを含めて1200万人と見るのが正確であろう。そしてアメリカは宣教の熱情が消えたと言われるが、まだ宣教師の一番多い国はアメリカである。多くのアメリカの宣教師たちも宣教地で追放されている。いまだアメリカは宣教大国だ。韓国教会の宣教理論と情報はアメリカに寄り掛かっている。



 第三に、もちろん韓国人たちは日本人に比べて情熱的だと思う。それには長所もあるが短所の方がもっと多い。しかし最近、日本の冷徹な知性と韓国の情熱が合わさって成長する教会も出てきた。ある日本教会は韓国教会の伝道の熱情を取り入れた。



 第四に、日本の教会指導者の中には、日本で韓国宣教師が活動することを反対する者もいる。しかし少数の韓国人牧師たちが日本の農村教会や無牧教会を担当する例が増加しており、宣教費は韓国教会が負担している。これは良い協力だと思う。今は未伝道種族宣教の時代だ。30年前にも70万の韓国人たちを対象に宣教する日本教会は一つもなかった。700人の韓国人宣教師たちは主に在日韓国人たちを対象に奉仕する。たとえ少数で微弱であっても在日韓国人は大きな慰労者だと思う。



【全浩鎭(ジョン・ホジン)】 1940年、大阪生まれ。韓国・高神大学、同大学院卒業、米国・ウェストミンスター神学校神学修士課程修了、米国・フラー神学大学宣教学博士課程修了、英国国立ウェールズ大学哲学博士課程修了。その後、高神大学学長、平澤大学学長、亜細亜連合神学大学大学院院長、トーチ・トリニティー神学大学院教授などを歴任。現在は、イスラエル及びイスラムネットワーク会長、韓半島国際大学教授。著書に、「宣教学」(85年)、「宗教多元主義と他宗教宣教戦略」(92年)、「アジア・キリスト教とミッション」(95年)、「人種葛藤時代と未伝道種族ミッション」(00年)、「イスラム―宗教家イデオロギーか」(02年)、「文明衝突時代のミッション」(03年)、「転換点に立つ中東とイスラム」(05年)(いずれも韓国語)などがある。

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