日本ホーリネス教団、「戦争責任告白に基づく戦後70年の祈り」を発表

2015年7月27日11時56分 印刷

日本ホーリネス教団の福音による和解委員会が、「日本ホーリネス教団戦争責任告白に基づく戦後70年の祈り」を発表した。この祈りは、同教団が1997年の教団総会で決議した「日本ホーリネス教団の戦争責任告白に関する私たちの告白」を、戦後70年の平和祈祷として心に刻むというもの。同委は、掲示板での掲示や、教会の学び会での使用、礼拝や祈祷会で会衆と共に祈るなど、それぞれの教会に合う方法でこの祈りを用い、戦責告白を思い起こしつつ、平和を祈ることを提案している。

今年5月付のこの祈りの副題は、「ネヘミヤの悔改めと再建の祈りに重ねて(ネヘミヤ記1章4~11節)」。ネヘミヤが父祖の罪に気付いたとき、罪のうちに滅んだ祖国のために嘆き、再建を求めて祈ったのに倣って、先の戦争で教会が犯した罪責を思い起こし、戦責告白の悔い改めに立ち帰り、再建を求めて平和の祈りをささげている。

先の戦争で教会が犯した罪責とは、▼日本が軍国主義によって近隣諸国を侵略したときに協力し、アジア諸国に辛苦を味わわせたこと、▼神社参拝と天皇崇拝という偶像崇拝の罪を犯したこと、▼ホーリネス弾圧のときに、かつての同信の友を切り捨てる発言をしたこと。

同教団は、97年の戦責告白で、これらの罪責を教会と世界に向けて言い表した。その土台となった聖書の言葉が、ネヘミヤによる悔い改めと再建を切望する祈りの記事だった。神のしもべモーセに命じられた十戒と、主イエスが教えた愛の律法を全うできなかったとして、これらの罪責を悔い改めた。また、その告白をただ一時の儀礼的な文書の発表で終わらせず、聖化の信仰と和解の福音の実践として実を結ぶことができるようにと、同委を設置して、継続的な取り組みを続けてきた。

戦後70年を迎えるこの年は、同教団が戦責告白をしてから18年。積み重ねてきた和解の福音の実を感謝しながら、「18年の間に信仰が育まれた教団の次世代の方々にも、和解の福音の使命を共有していただき、共に立ち上がりたい」としている。

「日本ホーリネス教団戦争責任告白に基づく戦後70年の祈り」「日本ホーリネス教団の戦争責任告白に関する私たちの告白」は、福音による和解委員会のホームページで全文が公開されている。

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