Skip to main content
2025年6月16日19時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

400年続く合唱団に 18世紀ウィーンのミサ曲歌う「オラショクラブ」が第1回演奏会

2015年6月29日16時05分
  • ツイート
印刷
関連タグ:オラショイエズス会オラショクラブ
400年続く合唱団に 18世紀ウィーンのミサ曲歌う「オラショクラブ」が第1回演奏会+
昨年6月に結成した混声合唱団「オラショクラブ」の記念すべき第1回演奏会「オーストリアの教会音楽」。ハイドンやモーツァルト、シューベルトが作曲したミサ曲・教会音楽5曲を披露した=27日、カトリック高円寺教会(東京都杉並区)で

ハイドンやモーツァルトが活躍した18世紀のウィーンのミサ曲を中心に、楽しみながら歌い、学び合うことを目指して昨年6月に立ち上げられた混声合唱団「オラショクラブ」の第1回演奏会「オーストリアの教会音楽」が27日、カトリック高円寺教会(東京都杉並区)で開かれた。同合唱団の指導者である奥村泰憲氏の指揮の下、オーケストラの演奏に合わせて、ハイドンやモーツァルト、シューベルトが作曲したミサ曲・教会音楽5曲が披露された。集まった観客は、配られた歌詞の日本語訳に目をやりながら、ラテン語とドイツ語で歌われる合唱に静かに耳を傾けた。

同合唱団の名前「オラショ」は、日本の隠れキリシタンたちが使っていた「祈り」を意味する言葉で、隠れキリシタンたちが歌い継いできた歌を指す。歌はまさに神への祈りそのもので、キリスト教の礼拝は、神への祈りであり、賛美である歌であふれている。カトリックのミサは数々の歌によって進められ、「キリエ(あわれみの賛歌)」「グロリア(栄光の賛歌)」「クレド(信仰宣言)」「サンクトゥス(感謝の賛歌)」「アニュス・デイ(平和の賛歌)」の5つをまとめて作曲したものがミサ曲と呼ばれる。

この日の演奏会は2部構成で行われ、第1部では、ハイドンの「小オルガンのミサ」、モーツァルトの「雀(すずめ)のミサ」の2つのミサ曲が演奏された。同じ歌詞であるからこそ、比較することで分かる曲の違いを観客は楽しんだ。第2部では、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムズィーク」のほか、シューベルトの「詩篇92」と「マクニフィカト」が歌われた。「アイネ・クライネ・ナハトムズィーク」は、モーツァルトのセレナーデ(夜曲)の中でも人気の高い定番の曲。「詩篇92」は、安息日の賛歌、マグニフィカトはマリアの賛歌だ。聖書に書かれた詩がそのまま歌となった合唱を聞いた参加者は、教会音楽がまさに信仰者たちの祈りそのものであることをあらためて思い出させられた。

奥村氏が、この合唱団のアイデアを思いついたのは2013年夏。ウィーンにあるイエズス会教会の小聖堂で、「日本における3人のイエズス会士」という、長崎で殉教した26聖人の中にいたイエズス会士3人が描かれた絵を目にし、大きなインスピレーションを受けた。宣教師や多くの殉教者たちによって受け継がれてきた信仰の歴史の中で、自身が音楽や聖書を学んでいることを不思議に思い、感謝する思いを抱いた奥村氏は、これらの歴史の延長にある合唱団を日本に作りたいと考えたという。

結成から1年後、記念すべき1回目の演奏会を好評のうちに終えた奥村氏は、「常々、『聞いている側が主役。それは、お客さんであり、神様』だと話してきた」と、これまでの練習を思い返しつつ、「多くの人に支えられ、神様に守られているのだということを強く感じた」と今回の演奏会を振り返った。2010年にウィーンで洗礼を受けた奥村氏は、「バッハとモーツァルトを通して洗礼を受けた」と話し、「教会から生まれた音楽によって与えられた慰めや、信仰が深められる体験を、日本にも広めていきたい」と、これからへの期待を語った。

「400年続く合唱団」を目標に掲げているオラショクラブ。閉幕後には、観客から「素晴らしかった」「心が洗われるようだった」「胸がいっぱいになった」といった数々の激励の言葉が団員に投げ掛けられたが、団員らは「400年続けていきますから、また次回以降の演奏会にもぜひいらしてください」と明るい笑顔で応じた。

オラショクラブでは、次回の演奏会に向けてメンバーを募集している。現在の団員は約半数がクリスチャンだが、クリスチャンでなくとも、歌が好きで、歌を通して心身共に健康になりたいと思う人であれば、誰でも参加できるという。詳しくは、オラショクラブのホームページまで。

関連タグ:オラショイエズス会オラショクラブ
  • ツイート

関連記事

  • 隠れキリシタン口伝の祈り歌「オラショ」 生月島で披露

  • 隠れキリシタン口承祈祷「オラショ」、音楽学者が研究成果を集大成

  • “祝福の地に賛美の歌声を” 第46回千葉県教会音楽祭 教派超え教会聖歌隊、合唱部など参加

  • 教会音楽通じ、神の言葉語り続ける 「藤沢福音コール」が30回目の定期演奏会

  • オーストリアのマウトハウゼン強制収容所跡で解放70周年記念礼拝

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.