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再送:350人が参加、DCAT2007閉幕 ニューホープ・ジャパン

2007年10月30日21時23分
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メッセージを伝えるタロ・サタラカ牧師(写真左)=26日、聖書キリスト教会・東京教会で+
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 「チームでする教会づくり(DCAT) 2007JAPAN 」(ニューホープ・ジャパン主催)が26〜27日まで、聖書キリスト教会・東京教会で行われた。参加する一人ひとりの夢と情熱、賜物を発見し、神様へ栄光を捧げるそれぞれの奉仕のスタイルを捉え、協力し合いチームとして教会をつくりあげていくための様々なセッションと分科会を行った。



 2日目は、白のパーカーに身を包む、6人のユースチームによるダンスで勢いよく始まった。続く「奉仕の悪夢」という題のスキットでは、「しかたなく」ではなく、喜んで仕えることの重要性を知るため、日曜学校編、駐車場係編、受付係編と3つの場面設定で、映画のワンシーンを交えながら奉仕の大変さをユニークに表現した。オーバーな苦労の表現に、会場はにぎやかな笑い声に包まれた。



 スキットの後には、日本での宣教が30年を超えるハワイ生まれの日系3世、稲福エルマ牧師(単立・新宿シャローム教会)による「仕える」と題されたジェネラルセッション2が行われた。



 稲福氏は、「私たちは教会で、掃除や子どもの世話などの雑用よりも、賛美やダンスなどの派手な奉仕をやりたがります。しかし、イエス様はそのような小さなことを大切にしました。」と語る。ルカの福音書10章に描かれるマルタとマリアの話から、喜びなく仕えるのであれば、多くのことに思い悩むだけであり、普段の教会生活でも「なぜあの人は奉仕に参加しないのか」「協力してくれたら早く終わるのに」と他人を責める方向に思いが向かうことが多くなる。しかし、大切なのは主に心を向けていることだと稲福氏は語る。



 何もしないので、ただイエス様との交わりを持とうということではなく、掃除、食事の用意、テキストの作成など、それぞれの奉仕の中で、主のためにという気持ちをもって、愛する神様への栄光を輝かすときだと喜んでやることが重要だと説明した。また、教会にはケアする必要を「つくる人」と、必要を解決し「満たす人」の2通りの人間がいることを告げ、教会に来る全ての者への証しとなるように、必要を満たすため喜んで仕えていくイエス様のような姿になることを勧めた。



 次に、3つのセクションに分かれてのトラックセッション(分科会)が行われた。その一つのセッション、「リーダシップ」では教会の明日をになう影響力あるリーダーになるため、必要な資質やチーム作りの鍵、精神的な回復力を身に付けるための学びを行った。



 ワーシップやダンスなど、礼拝をより良いものとするために効果的な表現を学ぶ「フロントライン」では、礼拝を魅力的なものとするため、文化や芸術、メディアを用いた様々な礼拝方法を紹介し、最高の賛美を目指す思いを伝える学びを行った。



 「デザイン」では、神様が一人ひとりに備えてあるデザイン(計画)を理解し、その人が持つ情熱とスタイルから、どこで、どのようなやり方で奉仕をすることが最も自然であるのか、チェックシートを使って与えられた賜物を発見する自己評価ガイドなど、奉仕の場を見出す学習をした。



 続くジェネラルセッション3では、ニューホープ東京主任牧師であるタロ・サタラカ牧師による「ハート」と題したメッセージが伝えられた。



 サタラカ氏は、私たちはいつの間にか救われた時の開拓者スピリットを忘れ、「もういいだろう」「ここまでやったら十分」という、現状に甘んじようという思いに陥ることがあると伝えた。「自分が何も出来ないというのをやめましょう。神様が情熱をくださる。そういう心があれば素晴らしい教会が生まれます。」と話し、クリスチャンに与えられた祝福と影響力を思い起こさせ、主によって力づけられる私達には、何でもできると励ました。



 サタラカ氏は、「どうして私達がここに置かれているのか。どうして今、この時、私たちがこの日本にいるのか?それは神様が私たち一人ひとりを呼んでくださったから」と、「いま」、「この場所で」、伝え証しするべき御心があると話す。 神のものを分け与えるスタイリストとして、キリストの心を一人ひとりが持ち、また、一人ひとりが祭司として、与えられた賜物をいつも磨いていくリーダーとなることを願い、最後のセッションを終えた。



 その後再び、音楽と共にスキットが始まり、顔にピエロのペイントしたメンバー4人が舞台に上がった。パントマイムで、ピアノ、テニス、絵画、ダンスと、それぞれが異なった得意分野を持っていることを表現。そこに現れる一人のピエロ。それぞれの技を習い一緒に楽しむ。しかし、次から次へと興味を移していくピエロを皆が冷たく突き放す。



 冷たい涙を流し、泣き崩れるピエロに一人の人が現れる。優しく手を述べるその人の首には、大きなハートが幾つもぶら下げられ、一つのハートをそのピエロの首にそっと掛けてあげる。ハートには十字の模様。その温かさに触れ、涙のピエロは喜び力を得る。



 そして、一人ひとりにハートを見せ、温かなその人へと導く。みながその温かな感情に触れ、ハートによって一つとなり喜びに手をつなぐ。幾つものハートを持つその人が手を伸ばし、会場に集まる一人ひとりを示す。5人は自分と同じように冷たさを抱くものが多くいることを知り、与えられた温かさを伝えるべきであることを感じる。そして、会場を巡り、参加した全ての者にハートのシールを付けて行く。



 サタラカ氏は、「どこから私たちは始まったのか。単純なことなのに、イエス様の愛に戻ることを忘れていないでしょうか」と語り、イエス様の完全な愛を受けた喜びと情熱を思い起こすように勧める。 「今日イエス様に新しい愛をもらいました。一人ひとりをサポートし合いましょう。皆さんのチームで、ミニストリーで、イエス様が下さった賜物を持って」と述べ、「あなたの教会の中でも同じビジョンをもっているものと一緒に、立て上げていってください」と語った。



 集会が終わってから今企画の責任者であるニューホープ東京牧師の加藤以幸(いさく)氏は「情熱が生かされ、夢を持って、イエス様のハートを掲げて、多くの教会が集い、皆でもう一度イエスキリストに戻っていきたい」、「皆が同じいのちであり一つの身体です。日本では90%以上の人が教会にきていません。イエス様と同じ心で、チームとして伝道をしていきたいです」と開拓者としての情熱溢れる思いを語った。

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