教皇フランシスコ、死刑を非難

2014年10月26日18時07分 翻訳者 : 行本尚史 印刷
+教皇フランシスコ、死刑を非難
教皇フランシスコ(写真:presidencia.gov.ar)

教皇フランシスコは死刑の廃止を呼びかけるとともに、終身刑は「隠された死刑」だと断言した。

教皇フランシスコは23日、国際刑法協会の代表者らとの会合で、「全てのクリスチャンと善意ある人々は、今日、自由を奪われた人たちの人間の尊厳の尊重から、死刑の廃止だけでなく、合法か違法かに関わらず、そしてあらゆる形態において、刑務所の状態を改善するためにも闘うよう招かれている」と語った。

「そしてこれを」と教皇は続けた。「私は終身刑と結びつける。終身刑は隠された死刑である」

教皇から非難を受けた法制度の他の側面は、拷問の非合法的な利用、裁判のない囚人の拘禁、「脅威」であるとみなされた人たちの集団の画一視、そして孤立の技法を利用する最大の保安の慣行である。カトリック・ニュース・サービスによると、教皇は、これらは「偏執病や不安、うつや体重の減少、そして自殺の可能性が大きく増大するといった、精神的・物理的な苦しみ」につながりうると述べた。

教皇フランシスコは、年配者が「自らの過ち自体に基づいて社会の他者に教訓を示すことができる」として、高齢の受刑者に課される刑罰は制限されるべきだと提言した。「私たちは聖人の徳だけから学ぶのではなく、罪人の失敗や過ちからも学ぶのだ」と付け加えた。

教皇の幅広い演説は、人身売買も強調するものであったが、それは「能動的であれ受動的であれ、公共の権威の共犯なしには」決して犯すことなどできないと語った。また、「汚職は罪よりも大きな悪である。赦し以上に、この悪は治療する必要がある」とも述べた。

教皇フランシスコは昨年、説教の中で、汚職の慣行に関与している者たちを非難し、罰せられなければならないと主張した。「欺瞞のあるところに、神の霊がおられるはずはない」と、バチカンの聖マルタでのミサで述べた。ルカによる福音書17章の聖句から引用して、「そのような者は、これらの小さい者の一人をつまずかせるよりも、首にひき臼をかけられて、海に投げ込まれてしまう方がましである」とイエスが述べていることを、聴衆に思い起こさせた。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。

国際の最新記事 国際の記事一覧ページ

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース