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神様がプロデューサー クリスチャンアーティストが街で壁画製作

2007年9月20日10時03分
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壁画の製作を見守る「OWLET」のマスター長島茂雄さん(写真右上)と、クリスチャンアーティストの中神久子さん(同左上)、三浦真紀さん=18日、神奈川県大和市で+
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 躍動感ある白い雲が青空の奥深さを増す。和やかな緑の木には鳩が五羽、もう一本の木にはオリーブの実が描くハート模様、根元には羊が安らかな寝顔を見せる。真ん中にはくりぬかれた木のシルエットが窓のよう。向こう側には虹のアーチと空色の鳩がのぞき、ちょこんと座る紫色のふくろうの子どもが羽を休める。



 曇天の秋空の下、神奈川県大和市イオンショッピングセンターの向かいにあるビアレストラン「OWLET」の壁に、聖書をもとにした鮮やかなイメージが、クリスチャンアーティスト中神久子さんと三浦真紀さんの手により描かれていく。



 主の導きによる奇跡的な出会いによって始まったこの企画は、大和市が絵と音楽で溢れる町になるようビジョンを与えられた三浦真紀さん(大和カルバリーチャペル教会員)が、働きの一環としてクリスチャンアーティストの絵を置いてくれるお店を探していたところ、そのひたむきな情熱に答えて、「壁画を描いてもいいよ」という大胆な答えを返した「OWLET」のマスター長嶋茂雄さんとのつながりから生まれた。



 当初、壁画制作にあたる予定だったアーティストが志半ばで降板し、新たに立てられたアーティストも途中で降板するなど、困難な状況に追い込まれることもあったが、そんな時に祈り求め、三浦さんの頭に浮かんだのが中神さんだった。



 各地で個展を開き、カレンダー製作など創作活動をする中、春の個展で一瞬出会っただけの三浦さんとのつながりが鍵となり、一気に話が進んでいった。



 しかし、その中神さんもまた、引き受けてはみたものの、「壁画」という未知のジャンル、素材に恐れを感じ、三浦さんに電話で断りを入れた。



 三浦さんは「もう長嶋さんと約束して4ケ月。図案のビジョンも与えられている。誰も描かないなら、私が描く!」と、30分後にはサインペンで描いた下絵を持ってOWLETに持参した。長嶋さんは真剣に下絵を見てアドバイスをしてくれた。



 その話を聞いた中神さんは、壁画の資料として預けられていた絵本を、下絵を描く三浦さんに一刻も早く届けようと、翌朝早く大和駅に向かった。しかし「三浦さんと駅の構内の喫茶店で話をしているうちに、急に(心が)変えられました。自分でも驚くほど。何か見えない力が働いたとしか思えない」と中神さんは話す。



 結局、返しに来たはずの絵本をもう一度三浦さんから渡され、その足で改札を出てOWLETの壁を見に行った。「あそこに鳩が。あそこは雲。」外壁の塗装の目を見ただけで、不思議なほどスムーズに中神さんの頭に図案が浮かんだ。そして、三浦さんにその場で絵の手伝いを頼んだ。



 図案のビジョンは『3本の木』(いのちのことば社出版)の絵本から与えられた。そのビジョンを確かなものにするようにイメージが続けて与えられた。



 「二人目の壁画候補者に貸していたジョエル・オースティンの本『あなたはできる』が返って来た時に改めて読み返したところ、そこにも『3本の木』の事が書いてありました。また、中神さんと大和駅で打ち合わせをしている時、ちょうど車を停めた正面に図案とそっくりの3本の木が立っていたことからも、さらに確信が深められました」と、三浦さんは与えられたビジョンに確信を抱いた経緯を語った。



 「かみさまのおもいは/わたしのおもいより/ずうっとたかい。」というイザヤ書55章9節からのイメージコピーも与えられ、思いを一つにした図案が完成。



 製作に必要な材料費は長嶋さんがすべて受け持ち、高所作業のための足場を常連の客からの協力で組み上げ、壁の洗浄を自ら行うなど、ノンクリスチャンでありながら献身的に製作を支えたマスターは、「責任を感じないで、楽しくやってくれればいいんだよ」と終始おおらかな笑顔で作業中の2人に声をかける。



 高さ約6mほどの足場の上で、アクリル絵の具の入ったボウルを片手に、小さくカットしたスポンジを筆代わりにして、叩くようにして描かれていく。「見る人が『楽しいな。気持ちがいいな』と思ってくれたら嬉しい」と中神さん。



 企画を推進してきた三浦さんと、設備面を整えた長嶋さん、そして制作にあたった中神さんという、神によって導かれた3人のコラボレーション作品は誰一人欠けても出来上がるものではなく、一つの完成に向かって、一人ひとりがそれぞれに与えられた役割を果たし切って完成したチームワークによる作品である。



 真のプロデューサーは、それら全ての出会いを整え、時に合わせてビジョンを与え、それぞれが思い描く完成図を越えて最もふさわしい形で皆の願いを形にした神ご自身。



 完成された絵に、聖書の言葉を直接的に伝えるメッセージ性は無くても、その絵を描くまでに至った経緯から福音の働きかけがしっかりと伝わり、出会いと環境を整え自然に生きる大いなる神の御手が感じられる。



 壁画制作初日の17日夜には大和市在住のハープ奏者中口恵子さんが、誕生日を迎えたお客さんのために駆けつけ、『主の愛が今』『君は愛されるため生まれた』等の賛美をサウルハープの弾き語りで生演奏するなど、祝福に満ちたムードが店内に溢れた。



 ダークブラウンの落ち着いた雰囲気の外観に描かれた、晴れやかな青空と、生き生きとした緑の木、空の向こう側にかかる虹色の橋は、見る者をどこへつなげるのか。大和市にひとつ新たな名所が完成した。



 OWLETでは冬にクリスマスコンサートを行う予定。壁画制作から生み出される出会いはどこまで広がっていくのか、宴会への招きは一人ひとりの人生を結ぼうと、その時を整え近づいている。




OWLET住所:神奈川県大和市鶴間1-22-5
電話番号:046-260-2961定休日:日曜日
営業時間:11:30〜14:00(要確認)・17:30〜23:30

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