Skip to main content
2025年7月12日17時02分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

神様がプロデューサー クリスチャンアーティストが街で壁画製作

2007年9月20日10時03分
  • ツイート
印刷
壁画の製作を見守る「OWLET」のマスター長島茂雄さん(写真右上)と、クリスチャンアーティストの中神久子さん(同左上)、三浦真紀さん=18日、神奈川県大和市で+
+

 躍動感ある白い雲が青空の奥深さを増す。和やかな緑の木には鳩が五羽、もう一本の木にはオリーブの実が描くハート模様、根元には羊が安らかな寝顔を見せる。真ん中にはくりぬかれた木のシルエットが窓のよう。向こう側には虹のアーチと空色の鳩がのぞき、ちょこんと座る紫色のふくろうの子どもが羽を休める。



 曇天の秋空の下、神奈川県大和市イオンショッピングセンターの向かいにあるビアレストラン「OWLET」の壁に、聖書をもとにした鮮やかなイメージが、クリスチャンアーティスト中神久子さんと三浦真紀さんの手により描かれていく。



 主の導きによる奇跡的な出会いによって始まったこの企画は、大和市が絵と音楽で溢れる町になるようビジョンを与えられた三浦真紀さん(大和カルバリーチャペル教会員)が、働きの一環としてクリスチャンアーティストの絵を置いてくれるお店を探していたところ、そのひたむきな情熱に答えて、「壁画を描いてもいいよ」という大胆な答えを返した「OWLET」のマスター長嶋茂雄さんとのつながりから生まれた。



 当初、壁画制作にあたる予定だったアーティストが志半ばで降板し、新たに立てられたアーティストも途中で降板するなど、困難な状況に追い込まれることもあったが、そんな時に祈り求め、三浦さんの頭に浮かんだのが中神さんだった。



 各地で個展を開き、カレンダー製作など創作活動をする中、春の個展で一瞬出会っただけの三浦さんとのつながりが鍵となり、一気に話が進んでいった。



 しかし、その中神さんもまた、引き受けてはみたものの、「壁画」という未知のジャンル、素材に恐れを感じ、三浦さんに電話で断りを入れた。



 三浦さんは「もう長嶋さんと約束して4ケ月。図案のビジョンも与えられている。誰も描かないなら、私が描く!」と、30分後にはサインペンで描いた下絵を持ってOWLETに持参した。長嶋さんは真剣に下絵を見てアドバイスをしてくれた。



 その話を聞いた中神さんは、壁画の資料として預けられていた絵本を、下絵を描く三浦さんに一刻も早く届けようと、翌朝早く大和駅に向かった。しかし「三浦さんと駅の構内の喫茶店で話をしているうちに、急に(心が)変えられました。自分でも驚くほど。何か見えない力が働いたとしか思えない」と中神さんは話す。



 結局、返しに来たはずの絵本をもう一度三浦さんから渡され、その足で改札を出てOWLETの壁を見に行った。「あそこに鳩が。あそこは雲。」外壁の塗装の目を見ただけで、不思議なほどスムーズに中神さんの頭に図案が浮かんだ。そして、三浦さんにその場で絵の手伝いを頼んだ。



 図案のビジョンは『3本の木』(いのちのことば社出版)の絵本から与えられた。そのビジョンを確かなものにするようにイメージが続けて与えられた。



 「二人目の壁画候補者に貸していたジョエル・オースティンの本『あなたはできる』が返って来た時に改めて読み返したところ、そこにも『3本の木』の事が書いてありました。また、中神さんと大和駅で打ち合わせをしている時、ちょうど車を停めた正面に図案とそっくりの3本の木が立っていたことからも、さらに確信が深められました」と、三浦さんは与えられたビジョンに確信を抱いた経緯を語った。



 「かみさまのおもいは/わたしのおもいより/ずうっとたかい。」というイザヤ書55章9節からのイメージコピーも与えられ、思いを一つにした図案が完成。



 製作に必要な材料費は長嶋さんがすべて受け持ち、高所作業のための足場を常連の客からの協力で組み上げ、壁の洗浄を自ら行うなど、ノンクリスチャンでありながら献身的に製作を支えたマスターは、「責任を感じないで、楽しくやってくれればいいんだよ」と終始おおらかな笑顔で作業中の2人に声をかける。



 高さ約6mほどの足場の上で、アクリル絵の具の入ったボウルを片手に、小さくカットしたスポンジを筆代わりにして、叩くようにして描かれていく。「見る人が『楽しいな。気持ちがいいな』と思ってくれたら嬉しい」と中神さん。



 企画を推進してきた三浦さんと、設備面を整えた長嶋さん、そして制作にあたった中神さんという、神によって導かれた3人のコラボレーション作品は誰一人欠けても出来上がるものではなく、一つの完成に向かって、一人ひとりがそれぞれに与えられた役割を果たし切って完成したチームワークによる作品である。



 真のプロデューサーは、それら全ての出会いを整え、時に合わせてビジョンを与え、それぞれが思い描く完成図を越えて最もふさわしい形で皆の願いを形にした神ご自身。



 完成された絵に、聖書の言葉を直接的に伝えるメッセージ性は無くても、その絵を描くまでに至った経緯から福音の働きかけがしっかりと伝わり、出会いと環境を整え自然に生きる大いなる神の御手が感じられる。



 壁画制作初日の17日夜には大和市在住のハープ奏者中口恵子さんが、誕生日を迎えたお客さんのために駆けつけ、『主の愛が今』『君は愛されるため生まれた』等の賛美をサウルハープの弾き語りで生演奏するなど、祝福に満ちたムードが店内に溢れた。



 ダークブラウンの落ち着いた雰囲気の外観に描かれた、晴れやかな青空と、生き生きとした緑の木、空の向こう側にかかる虹色の橋は、見る者をどこへつなげるのか。大和市にひとつ新たな名所が完成した。



 OWLETでは冬にクリスマスコンサートを行う予定。壁画制作から生み出される出会いはどこまで広がっていくのか、宴会への招きは一人ひとりの人生を結ぼうと、その時を整え近づいている。




OWLET住所:神奈川県大和市鶴間1-22-5
電話番号:046-260-2961定休日:日曜日
営業時間:11:30〜14:00(要確認)・17:30〜23:30

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 見捨てない神 穂森幸一

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(7月11日):アルファ・コース、過去最高の参加者―数百万の人々が求道

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.