Skip to main content
2025年10月14日21時24分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

米で『イエスの妻による福音書』のドキュメンタリー番組(1):キリストの結婚の確証とはならずも、多様な可能性を示唆

2014年5月7日21時15分
  • ツイート
印刷
関連タグ:イエスの妻による福音書カレン・キングハーバード神学校
米で『イエスの妻による福音書』のドキュメンタリー番組(1):キリストの結婚の確証とはならずも、多様な可能性を示唆+
米スミソニアン・チャンネルのドキュメンタリー番組で、『イエスの妻による福音書』のパピルス紙片を見せるハーバード神学大学院カレン・キング教授(写真:ブリンク・フィルムズ / スミソニアン・チャンネル)

米スミソニアン・チャンネルが、「イエスは彼らに言った、『私の妻は・・・』」と書かれた33語のパピルス紙片の信憑性について番組を放送した。

『イエスの妻による福音書』をテーマに開始した新しいドキュメンタリーシリーズでは、このパピルス紙片は調査によって確かに古代の書簡であることは確認されたものの、その内容だけで、実際にキリストが結婚していたという証明にはならないと、視聴者に繰り返し念を押した。しかし、それでもこの1時間のテレビ番組では、ほのめかしの多いドラマを入れて、マグダラのマリアにとってイエスが救世主以上の存在であった可能性を検討している。イエスとマグダラのマリアがカップルであったという憶測は今に始まったことではないが、スミソニアン・チャンネルで放送中の『イエスの妻による福音書』に関するドキュメンタリーでは、このパピルス紙片に書かれた文脈不明の言葉がこの議論にとってどれくらい深刻であるか、重要な問いを投げかけている。

『イエスの妻による福音書』は、ハーバード神学大学院のカレン・キング教授が2010年に初めて取り上げた。キング教授は、コプト語で書かれた古代のあるパピルス紙片を所有していると言う男性からメールを受取ったという。この紙片は、匿名希望の民間のあるコレクターが所有しており、縦3.8センチ、横7.6センチ程の大きさで、一躍有名になった「イエスは彼らに言った、『私の妻は・・・』」という文を含め、コプト語で33語の言葉が書かれている。調査によって、このパピルス紙片は6世紀から9世紀のものと強い確証が得られたが、書かれた言葉自体はおそらく2世紀から4世紀頃にまで遡ると考えられている。

現在22億人(世界人口の32パーセント)が信仰するキリスト教では、伝統的に1世紀のガリラヤ出身のユダヤ人でありながら神が受肉した存在であるイエスは独身であったとされてきた。聖書にはイエスが結婚していた、あるいは配偶者がいたという記述はない。その一方、スミソニアン・チャンネルの番組で指摘しているように、正典ではイエスが独身であったとも明記していない。

「もし『イエスの妻による福音書』が本物であるなら、それは何を意味するのか」と、この番組のナレーターは問いかけ、すぐさま警告する。「当初からキング教授とその同僚たちは、だからといってイエスに妻がいたという歴史的な証拠にはならないと強く強調した」

米で『イエスの妻による福音書』のドキュメンタリー番組(1):キリストの結婚の確証とはならずも、多様な可能性を示唆
カレン・キング教授による『イエスの妻による福音書』の翻訳(写真:ハーバード神学大学院)

しかし、番組ではさらに続けて、この33語の文書が何を意味しているのかの憶測に入る。ドラマ仕立てのシーンで、イエスとマグダラのマリア役の俳優たちに意味ありげな視線を交わさせる。

「イエスとセックスについての話題は何でも儲かるし、興奮を呼ぶんです」と、ベネディクト派修道士兼聖書学教授のヘンリー・ワンズボロ神父はこの1時間番組のプレビューで語った。

「私たちはイエスを神の子と考えています」と、プリンストン大学宗教学部のアン・マリー・ルイエンダイク準教授は言う。「ですから、イエスが性的な関係を持っていたかもしれないという事実は、キリスト教神学の多くの部分を見直すことにつながります」

ルイエンダイク準教授は初期キリスト教の専門家で、パピルス研究者でもあり、キング教授がこの文書を分析するのを援助した。

「これが意味するところはもっと深いかもしれません」と番組のナレーターは語り、その一方ドラマ化したシーンでは、イエス役の俳優がサンダルを脱ぎ、衣服を脱ぎ、ろうそくを吹き消して、いかにもベッドに入る準備をする――「誰と?」というのは視聴者の想像に任せる。(続く:現代のクリスチャンにどのような意味を持つのか)

■『イエスの妻による福音書』ドキュメンタリー番組:(1)(2)

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イエスの妻による福音書カレン・キングハーバード神学校
  • ツイート

関連記事

  • イエスの「妻」記述のパピルスは6〜9世紀のもの ハーバード神学校教授が論文発表

  • 「イエスの妻」断片にはまだ調査が必要?

  • イエス妻帯文献は「下手な偽造」とバチカン紙

  • 「イエスの妻」記載のパピルスを米歴史学者が公表

  • ノアの箱舟そっくりの物語記した4千年前の石板発見

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 聖霊の働きを妨げるもの 万代栄嗣

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(14)哲学と聖書(前半) 三谷和司

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 愛と赦し 佐々木満男

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(248)聖書と考える「終末ツーリング」

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • マルコの証言を通してイエスと出会う90分 「マルコドラマ」日本で初上演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 愛と赦し 佐々木満男

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • グラハム氏の伝道集会に1万4千人が参加、言語的分断超え620教会が協力 ベルギー

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 『奇跡の人生』 20世紀の英国を代表する新約聖書学者が遺した「信仰の置き土産」

編集部のおすすめ

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.