米南部バプテスト連盟に初の「黒人」議長

2012年6月26日11時00分 印刷

【CJC=東京】米南部バプテスト連盟(本部=テネシー州ナッシュビル)はニューオーリンズで開いた年次総会で6月19日、新議長にフレッド・リューター第一副議長(55)を選出した。

同氏はニューオーリンズの黒人主体のフランクリン・アベニュー・バプテスト教会牧師。圧倒的に白人主体の同派では創立以来167年で最初の「黒人」議長。

リューター氏指名の動きは1年以上前からあり、今回対立候補は出なかった。

当日は1862年に奴隷制が禁止された記念日。7900人の代議員が「ハレルヤ」と叫び、1分以上も歓呼の声を上げるなか、リューター牧師は「神がなされた業のために栄光あれ」と、受諾宣言を行った。任期を終えたブライアント・ライト議長が腕をリューター氏に巻き付け、祈った。

リューター氏は、2005年のハリケーン・カトリーナによる大被害を受けた教会の再建に努め、路上伝道の経験も生かし教会員を3400人にまで増加させた。

同派は1845年に奴隷制度擁護の立場で創設されたが1995年、それまでの歴史について謝罪、「少数派」受け入れを打ち出した。90年には5%だった非白人教会は2010年には19%を占めるまでになっている。

同派は米国では信徒数約1600万人で、カトリックの約6800万人に次ぐ規模。

※この記事はCJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。

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