聖歌の「How He Loves」を手掛けたことで知られるシンガーソングライターのジョン・マーク・マクミランは11日1日、2年がかりで制作したアルバム「Economy」をインテグリティー・ミュージックからリリースした。
「大きな声で亡霊を追い払うこと」それがアルバム「Economy」のタイトルの由来だ。自然的発達や新発展の曲を手掛けるマクミランの最近のアルバムでは、死と復活というテーマからは離れ、現在と後の世の不安な谷間に住もうとしている人の心理を表現している。
「僕にとって、子どもが生まれたり、仕事が成功したりするのが最高の日だけど、それは愛する人の死や友人の離婚など、最悪の日と一対になっているんだ。僕たちは生きることに緊張しているんだよ」とマクミランは語った。
その緊張は「Economy」の中で衝撃的に表現されている。アルバムの一番目の曲「Sheet of Night」の最初のドラムの音から、最後の曲「Seen a Darkness」のポストロックの不協和音まで、全曲に浸透している明らかな影響力がある。それは、父と子と聖霊の存在のように、ずっとディランやケルアック、スプリングスティーンを崇拝し続けた音楽なのだ。
「Economy」は栄光と恥辱、殺人や気品、闇と光の間を表現したアルバムだ。優雅な美しさの「Love You Swore」、乱暴な論調の「Daylight」、静かで真面目さの漂う「Murdered Son」といった曲を聴けばそれが分かる。
米国ノースカロライナ州が生んだソングライターは進歩を続けており、「Economy」も人々を失望させることがない出来に仕上がっている。叙情詩的で優れた音響の同アルバムは、マクミランのバンドやプロデューサーのジャーミー・グリフィス氏やジョエル・ホウリ氏によって制作された。
そのチームは、マクミランのための綿密で完璧な伴奏や「not as it should be」という世界の情熱的な幻想をも作り出している。しかし、それは彼が世界の破滅を歌っているということではない。彼は「Economy」で、「壊れた気持ちと偽造の流行」よりも「何かへの希望」が広がっていくことを示しているのだ。
同アルバムの最後の曲「Seen A Darkness」でマクミランは歌っている。夜に我々の霊同士が出会い、暗闇の中で互いに知り合って、愛という情熱が体中を包み込み、墓の中からすぐに生まれ変わる。そして我々は日中に出会えるのだ。
アルバム「Economy」の収録曲は以下の通り。
1. Sheet Of Night
2. Daylight
3. Heart Bleeds
4. Love You Swore
5. Murdered Son
6. Economy
7. Who Is This
8. Sins Are Stones
9. Chemicals
10. Seen A Darkness
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
次期ローマ教皇の有力候補4人
-
「壁ではなく橋を」 平和願い続けた教皇フランシスコ 葬儀に25万人参列
-
ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応
-
イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい
-
京都ノートルダム女子大学、2026年度以降の学生募集を停止
-
ローマ教皇フランシスコの死に相次いで哀悼のコメント キリスト教指導者7人の反応
-
21世紀の神学(26)ヘルマン・ヘッセが感じた重圧とキリスト教の本質 山崎純二
-
フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増
-
イエス・キリストの生涯描いた映画「ジーザス」、提供言語が2200言語に到達
-
2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」