米国での公開から約4週間が経過しているキリスト教映画「カレイジャス」は、未だ人気の一途をたどっており、先週末で11回目のチケット販売が終了となった。
チケット販売のモジョによると、同作品は、「ザ・ライオン・キング3D」や「コンテイジョン」のように興行収入を打ち出したヒット映画で、売り上げの合計は約2500万ドルにも達しているが、製作費はわずか200万ドル。公開から3週間でチケット売り上げトップ10を記録した。
さらに先週末には、NFL(ナショナルフットボールリーグ)ランニングバックのジョナサン・スチュワート、NBA(全米プロバスケットボール協会)のオーランド・マジックのスター選手ドワイト・ハワード、NCCA(全米大学体育協会)のスコット・ドリュー監督ら、多くの米スポーツ界の有名人が同作品についてツイッターに書き込んだ。
クリスチャンであるハワードは、「映画『カレイジャス』を見に行ったけど本当に良かったよ。この映画をまだ見に行ってない人は是非見に行くことをお勧めしたい。映画の言葉は多く出回っているような過剰な宣伝なんかじゃなくて素晴らしいメッセージだったよ」と書き込んだ。
カロライナ・パンサーズの選手スチュワートも、「ちょうど映画『カレイジャス』を見てきたところだけど父親と息子の関係に感動させられたよ。素晴らしい映画だった」と書き込んだ。
「この映画は全ての父親に見て欲しい最近のお勧め映画のうちの一つだよ」とベイラー大学のドリュー監督も太鼓判を押した。
兄のアレックス・ケンドリック監督とともに「カレイジャス」の共同脚本家とプロデューサーを務めたステファン・ケンドリックはフェイスブックに、「皆さん、映画が公開されている間に是非映画館に足を運んで下さい。私たちのメッセージが伝わって少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。諺には、『収穫祭の時に投げ出すことなく、一生懸命働く。今がその時だ』とあります。映画は全米に1200以上ある映画館で上映されていて、何百人もの人が福音を聞いている。私たちはこのような機会を与えられたことに深く感謝したい」と書き込んでいる。
4人の警察官の信仰と父親としての奮闘を描いたアクション満載の同作品は、ケンドリック兄弟とシャーウッド・バプテスト教会によって製作された4つ目の作品。彼らは過去に「ファイアープルーフ」や「フェイシング・ザ・ジャイアント」などの作品を世に送り出している。
「カレイジャス」は、人間の神への信仰と父親としての部分に焦点を当てて、もがき苦しみながらも進むべき道に一歩踏み出すことの大切さを語り、世界中の親たちを励ましている。
同作品のメッセージは、「ドント・メイク・ミー・カム・アップ・ゼア」に出演した女優のクリステン・ウェルチを含む多くの人々から反響を得ている。
最近ウェルチは、映画を見てから家族とのことについてブログに書き込んだ。
「私は『カレイジャス』を上の娘と一緒に見に行った。その映画は聖書で解釈されている父親とは何なのかという内容。私は満席の映画館の真ん中に座っててそこで泣いちゃったの。酷い泣き方だったと思うわ。娘と私は一緒にポップコーンを食べてコーラを飲んでほかにもたくさん食べながら手を繋いで見てたのよ」
翌日、彼女の夫はその映画を9歳の息子を連れて見に行った。「家までの帰り道、車の中で夫は私に、息子に対する父親として何点なのかを尋ねたのよ」とウェルチは語った。結果はBマイナスだった。
「そして家族で話し合ったの。言いたいことをぶつけ合ったのよ。私はプライベートも露わにすることはとっても素敵なことだと思うわ。映画館から帰ってから皆座って息子がお互いに思っていることや本当の気持ちを言い合おうって提案してきたの。皆で話したわ。それについて家族全員が悩んでもがき苦しんでいたようだったわ。彼の提案は100パーセント正しかったのよ」
「私は私たちに気付かせてくれた勇気ある息子を誇りに思うわ。もちろん父親としての点数を訊いてきた夫もね。私たちはソファーの周りに座って手を繋いで、家族をお守り下さいって声に出して神様にお願いしたのよ」
同作品は、ウェルチの家族のような多くの信心深い家族を励まし、元気付ける内容となっている。
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