慈恵病院、「赤ちゃんポスト」設置へ 産み捨て・中絶防止ねらい

2006年11月9日14時11分 印刷

 新生児の産み捨てや若年層の中絶を防止する目的で、「マリアの宣教者フランシスコ修道会」創設の慈恵病院(熊本県熊本市)が「赤ちゃんポスト」(通称・こうのとりのゆりかご)を年内にも設置する計画を進めていることが9日、わかった。国内各紙が伝えた。事情があって育てられない新生児を受け入れる体制を作るという。


 報道によると、同病院は「あくまでも緊急措置で、捨ててもらうのが目的ではない。新生児の産み捨てや、不幸な中絶を少しでも減らしたい」と説明している。


 新生児の引き取り先として、岡山県医師会に全国から登録している約160組の里親に、行政を通じて紹介する特別養子縁組制度の適用などを検討しているという。実の親が名乗り出る仕組みや、後で引き取りに来た際の体制を整える。


 ドイツでは00年に導入され70カ所以上あるが、今回の計画が実現すれば日本初となる。計画によると、病院の窓を外部から開閉できる箱型の「ポスト」を設置。内部は保育器と同じ状態に保たれ、新生児が入れられると別室で警報が鳴る仕組み。


 同病院の蓮田太二理事長(産婦人科)はメディアの取材に対し、「ポストの設置で母子ともに救済したい。疑念を持つ人もいるだろうが、捨て子を見て見ぬふりをして『死なせてもいい』という論理が通るか。子どもに罪はない」と話す。


 熊本市保健所地域医療課は「病院は赤ちゃんの健康チェックが可能で、命を守る立場。医療法上、抵触することはない」としている。

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