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メトロ・ミニストリーのインターン制度とは 経験者の立野紋子さんが語る

2007年4月19日07時09分
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立野紋子(たつのあやこ)さん=11日、星陵会館(東京・永田町)で+
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 先週10日と11日、東京・永田町の星陵会館で「ビル・ウィルソン東京大会2007―逆境をはね返す大成功の法則―」が開催された。同大会には2日間あわせて2400人以上が参加し、大成功で幕を閉じた。その舞台裏に迫る本紙は今回、メッセンジャーのビル・ウィルソン師が大会一日目の夜のセミナーで紹介した立野紋子(たつのあやこ)さんにインタビューし、メトロ・ミニストリーの奉仕とそのインターン制度に関する話を伺った。



 立野さんは05年9〜12月に、ビル・ウィルソン師が代表を務めるメトロ・ミニストリーズ・インターナショナルの本部(米ニューヨーク市ブルックリン)にて、同ミニストリーのインターン制度を受けた日本でも数少ない経験者の一人。立野さんとメトロ・ミニストリーとの出会いは極めて偶然だった。



 もともとクリスチャンであり、ゴスペル音楽に興味があった立野さんは、あるとき某旅行会社のゴスペルツアーに参加することになった。そのツアーの中にメトロ・ミニストリーズの見学プログラムが旅行日程として組まれていたため、立野さんは偶然にも同ミニストリーを見学することになったという。しかし、一度中に入ったときの衝撃は忘れられなかった。ビル・ウィルソン師の証しと信仰に感動し、立野さんはその場でメトロ・ミニストリーズ・インターナショナルの研修プログラムへの参加を決心した。「私は絶対に、またここに戻ってくるような気がしました」と立野さんは証しする。



 帰国後に準備を整え、立野さんはアメリカへ飛び立った。同ミニストリーの研修施設があるのはニューヨーク市ブルックリンのスラム街。「とにかくひどいところでした」と立野さんは話を切り出した。立野さんの話によると、施設がある場所も悪ければ、施設もひどいという。冷暖房がよく調節できないため、夏は暑く、冬は寒い。スラム街に住む多くの子ども達が施設を訪れるため、あたりは常におしっこ臭いし、実際におしっこをしているのを目撃することも日常茶飯事だ。立野さんは最初、「本当にここに人が住めるのだろうか」と考えずにはいられなかったという。



 立野さんがインターン制度を経験した時期はちょうど冬に入る直前だった。そのため「研修生活は極めて過酷だった」と立野さんは当時を振り返る。一番辛かったのは「シャワー」だった。古い施設のため、ボイラーが頻繁に故障したという。当然のことながら、ボイラーが壊れればお湯が出ない。そのために、「寒い冬に1週間水のシャワーを浴び続けたことすらあった」と立野さんは話す。また、当時は女性研修生が32人いたため、ゆっくりシャワーを楽しむこともできなかったという。



 さらに研修施設には個室のようなものはなく、共同部屋に2段ベッドが置かれているだけだった。「自分のベッドとトイレ、シャワーだけがプライベートな時間を過ごすことができる場所でした。後はいつもみんなと一緒に過ごしました」と立野さんは語る。



 そんな過酷な研修生活を約4ヶ月間続けなければならないため、多くの者が研修過程において脱落していったという。立野さんの時期には世界各地から約55人が参加したが、月日が経つにつれてどんどん人数が減っていった。



 立野さんはなぜこのような辛く過酷な研修生活に最後まで耐えることが出来たのか。そのことについて立野さんは、「それが試練であればあるほど乗り越えなければならないと思いました。『試練を通して信仰が成長する』というみことばが聖書にあるように、この過程を通して信仰が成長すると思いました」、「アタックが大きいほど祝福が大きいと思います。お金がないとか、生活が苦しいとか、反対されればされるほど私は頑張りたくなるのです。ですからただ信仰で頑張ることができました」と語った。



 確かに辛いことは多かった。言葉の苦労、生活の苦労、他の研修生や子ども達とのコミュニケーション・・・。「ですから、ただ神にだけ頼る訓練をそこで経験しました。神さまに一番近くなることができた4ヶ月だったと思います。神さまは一番辛い試練を私に与えてくれました。神がここに臨在することを心から実感できました」と立野さんは証しする。



 以前は幼稚園の先生であり、子どもの扱いには比較的慣れていた立野さんだったが、スラム街で生きる子ども達との触れ合いはそれほど簡単なことではなかった。はじめは粘土を投げつけられたり、お菓子や物を盗まれたり、差別的・侮辱的な言葉を言われたりと散々たるバッシングを受けた。しかし、一度理解が得られるようになると、「変な男に後をつけられるから気をつけてね」などと親切に声もかけてくれるようになり、恵み深い交わりをすることができたという。



 また、ビル・ウィルソン師について立野さんは、「ビル先生はスタッフたちと会議をするときに、『僕より疲れている人いる?』といつも問いかけ、みんなが首を横に振ると『じゃあ、できますよね』とやさしく励ましてくれました。ビル先生はいつもどんなときでも笑顔で接してくださり、子ども達だけではなくスタッフにも優しかったです。道端のホームレスにも優しく声をかけるのです。このような人には会えないです。私はビル先生が大好きです」と証した。



 ニューヨークのスラム街で子ども達を伝道するということは決して簡単なことではない。ウィルソン師は本紙とのインタビューのとき、「今まで200年以上のアメリカの歴史の中で、ニューヨークのスラム街で子ども達を伝道するという働きを実行した人は誰もいませんでした」と語った。それだけ難しいことであり、実現不可能なことだったということだ。しかし、ウィルソン師とメトロ・ミニストリーのスタッフたちは、ただ信仰で、その「不可能」なことを「可能」にした。



 同ミニストリーは現在、ニューヨーク市ブルックリン中心部の一画を古い病院の施設ごと購入し、その改修・改装作業を行っている最中だという。「そこはメトロ・ミニストリーズ・インターナショナルの世界本部になり、世界中から集まる若いリーダーたちの研修施設になります」とウィルソン師は説明した。古い病院の施設を一部屋ずつ改装していくには多額の資金が必要だ。ウィルソン師は今年のリース期間が終わるまでに100%この建物を手に入れようと日々邁進している。



 いま、ビルの改装費用として一口60万円の献金を募集している。劣悪な環境と施設のもとで辛い生活を余儀なくされている同ミニストリーの研修生のため、そして何よりも子ども達の救いのために更なる祈りが必要だ。

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