Skip to main content
2025年12月21日22時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

在日大韓基督教会 自衛隊派遣に関する声明文

2003年12月17日11時12分
  • ツイート
印刷

在日大韓基督教会は12月16日付で「自衛隊のイラク派兵に反対する声明」と題した声明文を発表した。声明の内容は以下の通り:

*****************************************************************

<自衛隊のイラク派兵に反対する声明>

日本政府は今月9日に行なわれた臨時閣議において、自衛隊をイラクに派兵するための基本計画を決定した。私たち在日大韓基督教会は、今年4月8日付の声明で、韓国軍の派兵に対して「剣を取るものは剣で滅ぶ」という立場から反対した。私たちは自衛隊のイラク派兵にも断固として反対する。
今回の決定は、現時点での自衛隊のイラク派兵に反対もしくは慎重である多くの日本国民と在日外国人の意見を無視するものであり、また、平和憲法および、そのもとで日本が築いてきたアジアをはじめ諸外国からの信頼をも踏みにじるものである。
小泉首相は会見で、憲法前文を引用しながら、今回の自衛隊派兵が憲法の精神に沿ったものであると主張した。しかし、戦闘地域と非戦闘地域の区分を政府でさえ答えられず、自衛隊が「正当防衛」という名のものにその武力を行使する可能性が高い現状でのイラク派兵は、憲法第9条「日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」に明確に違反すると考える。
現在イラクやアラブ世界で活動するNGO団体の多くが、自衛隊派兵により、現地の人たちと今まで築いてきた信頼関係が崩れ、自分たちもテロの対象となり、人道支援活動の後退が余儀なくされることを恐れている。イラク国内からも「友人と思っていた日本人と敵になりたくないので自衛隊を送って欲しくない」との思いが日本国民に届けられている。イラクに派遣される自衛隊は米軍の「同盟軍」としてしかイラク人には映らないであろう。日本政府が行なおうとしていることは、イラクと日本の市民を分断することであり、それは国家・民族の枠を超えた共存の社会を目指す21世紀における人類のヴィジョンに逆行するものといえる。
日本政府は、今回の自衛隊派兵が「テロに屈しない」という意志表明であるとしている。私たちは、自衛隊派兵がテロに屈しないことを意味するとは考えない。テロに屈しないとは、テロを力で抑えようとして結果的に暴力の連鎖を作り出すことではなく、テロが起こる原因となっている新自由主義的競争による世界の中にある不平等を正していくことである。
とくに日本の中のマイノリティが多く集まる在日大韓基督教会は、今回の自衛隊派兵が日本の軍事主義化を促進し、それに伴う排外的ナショナリズムの高揚に発車をかけることを危惧する。このことが起こらないためにも、日本政府は、力によらない平和共存への道を探るべきである。
私たちキリスト者はイエス・キリストがこの世に来られる日を待ち望むこの時期に、もう一度、「平和を実現するものは幸いである」という平和の主のみ言葉をかみしめながら、平和と和解を阻害する自衛隊のイラク派兵に反対するものである。

2003年12月16日
在日大韓基督教会
総会長 崔正剛
宣教奉仕委員会委員長 李根秀

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • シリア語の世界(39)マル・マリの働き②土地を耕し種をまき、収穫を得よ 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(12月21日):南米の霊的乾燥地帯―世俗化著しいウルグアイ

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 聖心女子大学と鹿児島純心女子中学・高校が協定締結 共にカトリック系

  • ワールドミッションレポート(12月19日):インドネシアのマンガライ人イスラム教徒のために祈ろう

  • 金城学院大学と名古屋YWCAが協定締結、外国ルーツの子ども支援で協力

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.