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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」 (24)

2007年4月5日08時51分
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佐々木満男弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週日曜日朝9:30〜、インターネットhttp://vip-hour.jp/で24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。今日はその第24回目です。



                                     ◇
「問題を具体的に紙に書いてみる」



 あなたは今、問題を抱えて悩んでいませんか。あの問題この問題と気になって、心が重くないですか。昼間元気で働いている時は気にならなくても、夜寝る前とかにいやな問題を思い出して、どっと心が重くなり、眠れなくなってしまったことはありませんか。



 そんな時は、「自分は一体何を悩んでいるのだろうか」と、抱えている問題を具体的に紙に書いてみるといいですよ。それまでもやもやとして漠然とプレッシャーになってきた問題がはっきりします。とらえどころのなかった問題を心でしっかりとらえることができるようになるんですね。そうしたら、問題の半分は解決したようなものです。



 次に、「この問題を解決するにはどうしたらいいのだろうか」と考えて、思いついた解決法を書いてみるといいですよ。そうしたら、問題の90%は解決したようなものです。



 すごいですねぇ。自分で問題を紙に書いてみるだけで問題の半分が解決し、その解決法を紙に書くだけで問題の9割が解決してしまうんですよ。問題を紙に書いてみると、それまで自分の思いの中にだけあって自由に暴れまわっていた問題が、心の外に押し出されて、おとなしくなるんです。問題を外から客観的に見れるようになるんですね。そうすると、「なんだ大した問題じゃないじゃないか」、「こうすれば解決するだろう」と、問題を適当に料理できる自信が湧いてくるんです。



 ですから私は、問題に悩んで相談にこられる方に、「まず、問題が何なのかを、箇条書きで結構ですからご自分で紙に書いてみてください」とお願いすることがあります。そしてさらに、「その問題を解決するにはどうしたらよいのか、思いつくことがあったらそれも書いてみてください」とお願いします。本人でなければ思いつかないような解決法もけっこうありますからね。メールのできる方には、「メールで送ってください」と、お願いします。



 もちろん、非常に入り組んで複雑な問題は、本人が整理して紙に書くのも大変でしょうから、面会してじっくりお話を聞いた上で、私の方で整理して書いて見ます。そうすると、問題のポイントがわかってくるんですね。ポイントわかると適当な解決策もでてくるものです。



 例えば、あなたの勤めている会社の業績がよくないとします。このままいったら、あなたは近い将来リストラされて会社を辞めなければならなくなるのではないかと不安になります。会社の仲間たちも不安になって、「オイ、うちの会社あぶないぞ。リストラも時間の問題だ」なんてひそひそ話し合ったりします。そうすると、ますます不安になって夜も眠れなくなってしまいます。「家のローンを払えなくなったらどうしよう。子どもたちはまだ小さいのに、学費を払い切れるんだろうか。自分の年令で他の会社に転職できるんだろうか」



 こんな時は、問題を紙に書いてみるんですね。



1. 私は、会社の業績がよくないため将来リストラされる可能性を心配して悩んでいる
2. でも、今は業績が悪いとしても、2、3年後には回復するかも知れない。よし、私も回復するようにがんばろう
3. もし業績が回復しないしにしても、リストラが実施されるのは5年位先のことだろう。
4. そうすると5年間は安心だ。その5年間に時間をかけて次の就職先を探せばよい。そうすれば、今の会社よりもっとよい会社が見つかると思う。



 こんな風に書いてみると、会社の業績がよくないことが、かえってあなたのやる気を引き出したり、将来への明るい希望を生み出したりするんじゃないですか。



                                     ◇



 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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