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イースター、震災で信仰より深く

2011年4月24日19時28分
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 24日イースター礼拝が全国各地の教会で捧げられる中、東日本大震災で福島原発に最も近い教会となった福島第一聖書バプテスト教会は、避難先の奥多摩福音の家礼拝堂でイースター礼拝をささげた。

 同教会牧師の佐藤彰氏は、イースター礼拝にルカの福音書24章を引用し、大震災という未曾有の大惨事を受け、絶望と悲しみの中故郷に帰宅することもできず漂っている状況を、主が十字架につけられ、死なれた後絶望と悲しみの中エルサレムからエマオに向かって歩いている弟子たちの姿と対比させた。

 佐藤氏はメッセージの中で「先週は受難週であり、深い悲しみの川がとうとうと流れていました。しかし今日はよみがえりのイースターです。いつまでも暗い冬ではありません」と述べ、家族を亡くし教会員らに黙示録22章の天の御国について書かれている文章を引用し、「津波で亡くなられた方は、天の御国につながっていのちの水の川に運ばれました。そこにはいのちの木の実が実をならせており、癒しの木の葉があります。今は涙をすっかりぬぐい取ってくださっておられるでしょう」と述べ心を励ました。

 またイエスキリストの十字架刑の後エルサレムから離れる弟子たちの姿が、現在の自分たちの姿と似ていることについて、「今は何が日常で何が日常ではないのかわからない状態になっています。当時の弟子たちも今の私たちと同様に深い悲しみがありました。復活の前にまずは悲しみと苦しみから入らなければなりません。人間は、あまりにショックな出来事に遭遇すると、自分でもわからない感情の動きをすると言います。ある時はものすごく怒りっぽくなったり、誰とも話をしなくなったり、急に喜びを表してみたり、あるいは亡くなった伴侶を責めてみたり、無くした憂いの中に沈んでいったりと、あまりに受け入れがたい現実が来ると、感情が壊れてしまうことがあります。そのような出来事を受け止めるためにその出来事が起こったことを誰かのせいにしてみたり、ひたすら自虐してみたりもするでしょう。そのようにして、やがて少しずつ地に足が着き始めて、大事な人がいなくても生きていくことを受け止めていくようになっていくのではないでしょうか。エマオに向かう弟子たちも、心ここにあらずというような、様々な感情がごちゃごちゃになっている状況にあり、私たちの状況と似ています。今私たちの中では3月11日のまま時計が止まっていて、何を見ても悲しいです。弟子たちも同様で、主が死なれ、もう終わりだという深い絶望に打ちひしがれていたでしょう。神様が遣わせた預言者が殺されてしまった。何もかも終わってしまった。私たちの『地震さえなければ・・』という感情と同じような感情を抱いていたと言えるでしょう」と述べた。
 
 また佐藤氏は阪神大震災の被災者の間で、復興に向けてどんどんと動きだす人々と、取り残されて果てしなくどんどん落ち込んでいく人々の二つに分かれていたことを取り上げ、福島原発の最も近くにあった同教会で、いつ戻れるかもわからない自分たちは「普通に行けば落ち込み組になります。故郷に帰ったら罰金、目の前のことに手をつけることもできず、これで落ち込まないほうがおかしいでしょう。しかしだからこその復活でありよみがえりなのです。神のひとり子は墓をぶち破ってよみがえられました。死は終わりではありません。これが聖書の中心です。魂が赦されて天の御国にすーっと引き上げられていきます。今こそキリスト教です。放っておけば落ち込みますが、信仰の目で見れば私たちは今こそよみがえりのときにあります」と述べ、地震で避難生活を余儀なくされたからこそ見ることのできた信仰の世界について「すべてが無くなってゼロベースになったからこそ、食べ物が食べられる、風呂に入れるなど生活のさまざまな些細なことに感謝することができるようになりました。この様になって初めて、これまで自分の生活を自分でなんとかしようとしていた日常が果たして(信仰者として)正常だったのかと問うことができるようになりました。思い通りに自分で自分の人生を運ぶという生き方が、神様の目から見ればあまりにも異常だったのではないでしょうか。これまでどうして神様にもっと結びついて、神様に頼って人生を生きてこなかったのでしょうか。実際必要な物というのは本当はそれほどたくさんは存在しないことに気づかせてくださいました。目に見えるものが全部流された後に、初めてキリストとの結びつき、お互いの結びつきが大切なのだということに気がつくことができました。ここから前に一歩二歩前進していけば私たちの景色は相当変わっていくでしょう」と述べた。

 普段安全な日常の時間に流されている日本人の私たちは、平然と自分の人生計画を自分で組み立て、今日一日のスケジュールも自分で組み立ててそれに沿って動きがちである。しかし福島第一聖書バプテスト教会の会員たちは、地震ですべてを失ったからこそ、スケジュールがすべて白紙になり、必然的に神様に全てを頼らざるを得なくなった。佐藤氏は「神様におすがりする人生に突然入ることができたのは恵みではないでしょうか」と述べた。

 佐藤氏は「世界中でイースターおめでとうと喜びの心機一転の今日、私たちは復活します。地上の旅路はまだまだ続きます。今私たちが不自然なのではなく、今が自然です。今が異常なのではなくて、神様の恵みの中で過ごしている、特別の恵みのときです。この1ヵ月半でどんな恵みを受けましたか?もちろん悲しみは流れておりますが、けれどもイエス様はすべての栄光を捨ててこの地上に来られ、十字架で命を捨てた後見事によみがえりました。泣いてばかりいないで、目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる神様におゆだねして一歩一歩前進するのです。前に向かって進むその時まで復活の希望をたたえながら、その日を仰ぎみたいと思います。天のお父様感謝します。希望を告白します。イエス様はよみがえりました。私たちも十字架を信じ、罪が許され、復活の希望が与えられました。ですから、あきらめないで立ちあがり、前進します。どうぞ私たちを御心のままにお導きください。感謝します。イエス様のお名前でお祈りします」とイースター礼拝の祈りをささげた。

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