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佐々木満男・・・「問題」は「益」となる

2010年11月17日10時39分
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佐々木満男弁護士+
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1.事例その1



 私たちが問題に直面した時になすべきことは、その「問題」が私たちにとって必ず「益」となると信じることです。要するに、



神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。(ローマ8:28、口語訳)



 この御言葉が神の絶対的真理であることを認めて、これを心から信じることです。そうすると、「信じたとおりになる」という信仰の原則が働いて、どのような問題であっても、最終的には主によって大きな利益がもたらされることを体験することができます。



 私たちが問題に直面したときに通常陥り易い過ちは、その問題が自分に不利益をもたらすと思ってしまうことです。「類は友を呼ぶ」という諺のとおり、私たちが否定的な結論を信じると、その結論を支持する情報や証拠が集まってきます(見えてきます)。そして、信じたとおりの否定的な結論を現実にも体験するようになります。



 しかし、イエス・キリストは、「わたしがきたのは、羊に命を得させ、豊かに得させるためである」(ヨハネ10:10)と言っておられます。



 詩篇136篇において、「主に感謝せよ、主は恵み深く、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と繰り返し、繰り返し歌われています。



主は実に恵み深く、そのあわれみといつくしみは、私たちがどのような問題を抱え込んでも、絶えることがなく、また尽きることがないのです。(哀歌3:22)



 私は弁護士として日々いろいろな事件に取り組んでいます。時勢を反映して、倒産・破産事件、離婚事件等がどんどん増えています。このような問題を抱えて、多くの方々が自殺寸前にまで追い込まれていきます。問題の重圧に打ちひしがれている方々は、否定的な結論を予想してこれに囚われてしまいます。



 そのような時に私の役割は、聖書の御言葉への確信に基づいて、「この問題は必ず大きな利益になりますよ」と繰り返し励ますことです。初めのうちは、「何を言っているんだこの弁護士は。私がこんなに苦しんでいるのに根拠のない希望ばかり言っている。この問題が益になるはずがないじゃないか」と思われるようです。しかし次第に、「もしかしたら・・・」という希望に変わってきます。そして、最後には主から大きな益をいただけるようになります。



 ある会社が業界全体の大不況のため倒産に追い込まれました。万策尽きて翌月からの毎月数千万円の手形が落とせないというのです。もし倒産すれば経営者の土地も家も抵当に取られ、自己破産をしなければなりません。すでに会社の顧問弁護士に着手金を払って破産手続の準備を進めていました。



 その会社の役員の一人がクリスチャンであったため私の所へ相談に来ました。お話を聞いてみて、確かに常識的には倒産必至の状況でした。しかしその最大の要因は、目に見える悪状況に負けてオーナー経営者がやる気を失っていることにあることに気がつきました。そこで経営者にお会いして、「業界全体の不況によって同業者がどんどん倒産していることは、かえって御社の成功のチャンスではないでしょうか。クリスチャンの役員の方が全能の神に祈っていますから、きっと再建できると思います」と繰り返し申し上げました。



 それがきっかけとなって、経営者が希望を持ち始めて、大きなリストラを断行したのです。その結果、会社は倒産を免れることができました。今では、社員全員が新しい希望を持って会社を発展させています。その後、その経営者は家族の方々に、「私の葬式はキリスト教でやってくれ」と言っています。また社員に対して、「君も、クリスチャンになりたまえ」と命令しているとのことです。



2.事例その2



 「万事は益となる」(ローマ8:28)ということは、「あらゆる問題は益となる」ということです。これが聖書を貫く神の恵み摂理です。しかし、問題に苦しんで自殺したり、精神病院に入院してしまう人たちがたくさんいます。そういう人たちにとっては、問題が益となっているとは思えません。それでは、誰に対してあらゆる問題が益となるのでしょうか。それは、「神を愛する者たち」に対してです。「神を愛する者たち」とは、キリストを心から信じ、キリストにしっかり結ばれ、キリストの導きに忠実に従って歩んでいる者たちのことです。



 多くの人たちが苦しい問題を通してキリストと出会い、救いを体験します。救われた後も、多くの人たちが様々な問題を通して、神の溢れる恵みを体験しています。パウロはキリストに出会って救われた後、キリストの福音を宣べ伝えて歩いた生涯を通して、ありとあらゆる問題(試練・迫害)にぶつかってきました(2コリント11:24〜28)。しかし、「主キリスト・イエスを知る絶大な価値」のゆえに一切のものを損と思い、彼が失ったすべてのものを、ちりあくたに過ぎないと言い切っています(ピリピ3:8)。



 それでは「主キリスト・イエスを知る絶大な価値」とは何でしょうか。パウロが出会って知ったイエス・キリストは、天地万物の創造者であり、あらゆる罪を赦して永遠のいのちを与えて救ってくださるお方であり、あらゆる病を癒し、またあらゆる必要を溢れるばかりに満たしてくださるお方であり、王の王であり、主の主であり、平安の君であり、私たちにとってすべてのすべてであられるお方です。



 ですから、あらゆる「問題」を通して、私たちがイエス・キリストと強く熱く結ばれ、イエス・キリストのうちに深く入って行くならば、そこにおいて、永遠のいのち、絶え尽きることのない愛、揺るがない平安、満ち溢れる喜び、数え切れない楽しみ、神の知恵と力、完全な健康と癒し、無尽蔵の富、等々という「益」を得ることができるのです。



 このように、あらゆる「問題」は、神を愛する者にとって、イエス・キリストを知る絶大なる価値を得る手段となるという意味において、まことに大きな「益」となります。「あらゆる問題は益となる」ということは、真の意味で「あらゆる問題は解決できる」ということです。



 なぜなら、「問題の本当の解決」とは、問題そのものが消えてなくなるということよりも、問題のもたらす否定的、消極的要因(恐れ、不安、不信仰、愛の消失、失望等)が取り除かれて、逆に神のもたらす肯定的、積極的要因(平安、愛、喜び、信仰、希望等)が増し加わるということです。



 ある方を心から尊敬し、自分の人生の師と仰いでいた私の知人(Αさん)がいます。このある方は若くして弁護士になり、仕事も成功し、立派な家庭を持ち、愛情を持って後輩の指導に当たっていました。一方Αさんは、長年司法試験に合格できず、家庭も人生も行き詰まっていました。しかし、その弁護士を理想として、いつか自分もあのような人になりたいと願いながら頑張っていました。



 ところが、突然その弁護士が自殺してしまったのです。彼を人生の唯一最大の模範として生きてきたΑさんは、一挙に人生の目標と支えを失い何も信じられなくなって、自分も死んでしまおうと考えるほどになりました。



 そのような時に、聖書をとおしてイエス・キリストに出会って救われました。救われた後もΑさんは次から次へと大きな問題にぶつかってきました。しかしΑさんはいつもニコニコと笑顔を絶やしたことがありません。



 私は、Αさんの笑顔を「百万ドルの笑顔ですね」と言ってきました。またΑさんは教会で聖書の御言葉を聞く度に、賛美歌を歌う度に、喜びの涙をこらえることができません。いつも「大の大人が人前で涙を流して恥ずかしい」と言っています。Αさんは大きな問題にぶつかればぶつかるほど、ますますイエス・キリストと強く、深く、熱く結ばれて、「主キリスト・イエスを知る絶大な価値」を見出しているのです。



◇



 佐々木満男(ささき・みつお):弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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