Skip to main content
2025年11月5日16時29分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

榮義之牧師「愛・輝きに向かって」(13)・・・解決への道は必ずある

2010年10月1日10時02分
  • ツイート
印刷
榮義之牧師+
+

志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。いつまでも主に信頼せよ。ヤハ、主は、とこしえの岩だから。(イザヤ26:3〜4)



 私は昭和16年9月2日生まれ、出身は鹿児島県の種子島です。鉄砲伝来の島として有名ですが、最近はロケットの基地として知られています。



 近頃は少なくなりましたが、私の子どもの頃は本当によく台風が来ました。種子島は台風銀座と呼ばれたくらいです。家の屋根が飛んだり、倒れたりで大変でした。ところがこの台風、多くの被害をもたらしたのですが、益とすることもまた、多くあったのです。



 例えば、種子島の沿岸は、あわびとか海老、磯の魚がたくさん獲れるのですが、最近はあわびもその他の海産物も小さくなったというのです。なぜかと言うと、台風が来なくなったからだそうです。台風が来ると、激しい風と波が磯の岩や石を動かし、ひっくり返します。そして、磯の魚やあわびや貝のえさとなるプランクトンや海草が、毎年新鮮になり、多くなるんですね。



 だから、台風は豊かな生命と食糧をもたらしていたのです。有難くないと思っていた、迷惑がられていた台風も、実は必要なことだったのです。



 私たちの人生にも、あまり歓迎したくない出来事が多く起こって来ます。いや、そんな出来事ばかりであるかも知れません。ああ、こんなことがなければとか、あんな目にあわなければ今頃は、と考えている人が大勢いるのではないでしょうか。



 しかし、できると信じる人、できると考えることのできる人は、どのようなことの中にも、必ず道を見出すものです。



 私が院長をしている生駒聖書学院の卒業生で、現在、長野県で牧師をしておられる先生の証しです。



 彼は山登りが好きで、よく山へ出掛けました。なぜ山に登るのかと聞かれた時、「そこに山があるからだ」とは有名な言葉ですが、彼になぜ山に登るのかと尋ねると、「祈るためです。神様を賛美するためです」と答えます。



 ある時、谷川岳へ登りました。頂上を極め、そこで思い切り賛美歌を歌い、祈りました。良い気持ちで下山を始めたのですが、近道をしようと思いました。今までそんなことはなかったのですが、その日は魔が差したというのでしょうか。脇道へ入ってしまい、ついに谷川岳で迷ってしまいました。川沿いに下ればと思った彼は、谷へ谷へと下りて行きました。



 ある小さな滝の所を下りようとした時、掴んでいた草が抜けて、真っ逆さまに落ちてしまいました。死ぬと思ったそうですが、背中の荷物がクッションとなって、九死に一生を得ました。



 落ちた所は岩棚の上で、上にも下にも横にも行けません。彼はそこでもう死ぬ以外にないと考え、絶望状態に陥りました。しかし、そこはクリスチャン、どうせ死ぬなら、助からぬなら、思い切り神様を賛美しようと、力の限りほめ歌いました。歌っているうちにだんだん勇気と力が湧いて来て、冷静に周りを見ることもできました。そして、泥だらけ、傷だらけになり、絶壁を横づたいに登り、やっと助かったのです。



 絶望して座り込むならば、何の解決もありません。けれども、神様に祈り、賛美する時、いつも新しい能力が与えられます。そして、不思議なことですが、解決の道が見えて来るから感謝です。



「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて信頼すれば、あなたがたは力を得る。」(イザヤ30:15)

「だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。」(マルコ11:24)と聖書は語っています。



 あなたに激しく襲い掛かって来ている台風のような問題、あるいは絶望の淵こそが、実は、あなたの人生に大きな可能性を、幸せをもたらすチャンスの時となるのです。



◇



榮義之(さかえ・よしゆき)



 1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、エリムキリスト教会主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(251)聖書と考える「良いこと悪いこと」

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(11月5日):西サハラ 砂漠の民に福音を

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 主につながり主に求めよう 万代栄嗣

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.