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佐々木満男「ゆるがない平安を持つ秘訣」(2)

2010年6月30日11時04分
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佐々木満男弁護士+
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6.天地の創造主と人間との関係



 もし私たちが天地の創造者なる神の存在を信じられるようになったとすると、次の問題は、このような私たちの理解をはるかに越えて存在する偉大なる神と私たち人間との関係は一体どうなっているのか、ということです。神が現実に私たちを守ってくれるのだろうか、本当に「ゆるがない平安」を与えてくれるのだろうか、ということです。



 神は全宇宙を創造してこれを所有しているような大いなるお方です。そのような大いなるお方と、宏大な宇宙の中にある一つの小さな惑星にすぎない地球上のそのまた小さな一人ひとりの人間とはどのようなかかわりがあるというのでしょうか。



 聖書によりますと、神は人をご自身のかたちに造られた(創世記1:27)と書かれています。  創造された天地万物の中で、人間は神に似るように造られた最高の被造物であるというのです。神はご自身の栄光のために人を造られ、お互いに愛し合うために人を造られたのです。けれども、私たちが罪を犯して神から離れてしまっているために、神というすばらしいお方を知ることができなくなってしまっているのです。



 そこで神はご自身を誰にでも良くわかるように、人となってこの世に現れてくださったのです。この人こそ、約2千年前にユダヤのベツレヘムにお生まれになったイエス・キリストです。クリスマスとは、キリストのミサ、すなわち神が人となられたキリストの誕生を祝う礼拝のことです。



 私たちは新約聖書に書かれている、イエス・キリストの誕生、生い立ち、教え、奇跡のみ業、十字架の死、復活、昇天の記事から、キリストを知ることができます。キリストご自身が、「私を見た者は父を見たのである」(ヨハネ14:7)、すなわち、「キリストを見た者は神を見たのである」と明確に言っておられます。



 キリストは私たちの罪を許し、私たちを神に立ち帰らせるために、自ら十字架にかかって血を流され、そのいのちを犠牲にしてくださいました。私たちにははかり知ることのできない、そのような深い神の愛の犠牲がなければ、私たちは神に立ち帰ることができなかったのです。私たちは、死からよみがえったキリストの復活のいのちによって、神に永遠に結ばれたのです。



7.キリストの平安−神の平安



 聖書において、神は「平安の神」と呼ばれますが、キリストは「平和の君」と呼ばれています。人となられた神、平和の君イエス・キリストは、「私は平安をあなた方に与える。私が与えるのは世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな」(ヨハネ14:27)と約束しておられます。



 キリストを信じるということは、キリストを私たち一人ひとりがその心の中にお迎えするということです。そうすると、全能の神であるキリストが霊として私たち心の中に住んでくださるということです。これは本当にものすごいことです。



 ここで「私は平安をあなた方に与える」ということは、「平和の君である私自身をあなた方に与える」ということです。それは神の絶対的な永遠の平安ですから、この世の相対的な一時の平安とは異なるのです。ですから、私たちはもはや心を騒がせたり、おじけたりする必要はないのです。



 詩篇第91篇にはこう書かれています。



あなたは夜の恐ろしい物をも、昼に飛んでくる矢をも恐れることはない。

また暗やみに歩きまわる疫病をも、真昼に荒らす滅びをも恐れることはない。

たとい千人があなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れても、

その災いはあなたに近づくことはない。

あなたはただ、その目をもって見、悪しき者の報いを見るだけである。

あなたは主を避け所とし、いと高き者をすまいとしたので、

災いはあなたに臨まず、悩みはあなたに近づくことはない。

私は長寿をもって彼を満ち足らせ、わが救いを彼に示すであろう。

(詩篇91:5〜10、16)



 これは単なる精神論にすぎないのでしょうか。そうではありません。第二次世界大戦の頃のことです。イギリス軍にウイットゼイ大佐という人物がいました。彼の率いる連隊は全員が毎日朝晩、この詩篇第91篇を朗読して神に安全を祈ったそうです。彼の連隊は5年間激戦地で戦いつづけました。他のほとんどの連隊は全滅したり、多数の死者を出していました。ところが彼の連隊だけは一人の死者も出なかったのです。これは単なる偶然なのでしょうか。



 アメリカの統計調査によりますと、毎週日曜日教会へ行ってキリストを礼拝している人たちは、そうでない人たちよりも10年長生きしています。



 このように、神のみことばは、私たちに単に精神的な平安を与えるだけでなく、現実生活の安全と安定をも与えるのです。



 天地万物の創造者は、私たちのために太陽を輝かせ、自然の恵みを与え、私たちを毎日養い守ってくださっています。神はこのように現実を支配しておられるお方です。



 マルコの福音書第11章においてイエス・キリストはこのように言っています。



神を信じなさい。良く聞いておくがよい。

だれでもこの山に、動き出して、海の中にはいれと言い、

その言ったことは必ずなると、心に疑わないで信じるなら、そのとおりになるであろう。

そこで、あなた方に言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。

そうすれば、そのとおりになるであろう。(マルコ11:22〜24)



 キリストを信じるなら、私たちはこのように自分の力ではなく、神の力により頼んで、現実の問題の山々を次々に征服していくこともできるのです。



 イエス・キリストはまた、次のように私たちに約束しておられます。



あなたがたが父に求めるものはなんでも、私の名によって下さるであろう。

今までは、あなたがたは私の名によって求めたことはなかった。

求めなさい、そうすれば、与えられるであろう。

そして、あなたがたの喜びが満ちあふれるであろう。(ヨハネ16:23〜24)



8.ゆるがない平安を持つ秘訣



 「ゆるがない平安を持つ秘訣」は、私たちの人生を永遠に絶対にゆるがない土台のうえにおくことです。永遠に絶対にゆるがない土台とは全知全能の天地万物の創造者なる神です。



 聖書において神は、「あなたは私の目には高価で尊い。私は限りない愛をもってあなたを愛している。だから安心しなさい。どんなことも心配したり、思い煩ったり、恐れたりしてはならない。ただ私を信頼しなさい。そして私に従ってきなさい」と、くり返し、くり返し、私たちに語っておられます。



 新約聖書のコロサイ人への手紙第1章には、イエス・キリストが天地万物を創造したと書かれています。ですから、創造者なる神を知るには、その神が人となられた平和の君イエス・キリストを信じればよいのです。イエス・キリストは昨日も、今日も、いつまでも変わることがないお方(へブル13:8)です。



 キリストを信じるということは、キリストが私たちの心の中に住んでくださるということです。それは全能の神が私たちと一緒に日々の生活を営んでくださるということです。それは特定の宗教という形式的な儀式ではなく、永遠に生きておられるキリストとの日常生活における生き生きとした現実の関係・交流を意味します。ですから、イエス・キリストを信じて生きるならば、私たちは日々、「ゆるがない平安」を持って生きていくことができるのです。



 政治や経済がいかに動揺しても大丈夫です。会社が倒産しても、家庭が崩壊しても大丈夫です。病気になっても、路頭に迷うようなことになっても大丈夫です。その人は「キリストの平安」すなわち「ゆるがない神の平安」を持っているからです。やがてはその人を通して政治や経済は再建され、会社や家庭が新しく建て直され、その人の健康が快復し、社会復帰ができるようになります。



 アメリカのケンタッキー州にサンダースというビジネスマンがいました。サンダース氏は60歳までいろいろな仕事をしましたが、どれもうまくいきませんでした。けれどもキリストを信じていた彼はあきらめることなく、神に人生最後のチャンスを与えて下さいと熱心に祈りました。そうすると、家庭で料理していたフライドチキンを近所の建築工事現場で働いている人たちのために売ってみよう、と思い立ちました。これを売り出してみると、「非常にうまい」ということで毎日お店に入りきれないほどお客さんが集まってきたのです。そこでお店を増やしているうちに世界中に広がって、ケンタッキー・フライドチキンの大フランチャイズ・チェーン店になりました。



 神のチャンスは、いつでもどこにでもあるのです。問題はただ、私たちが、それを神に熱心に祈り求めているかどうか、ということなのです。



 もしも私たちが生きているうちに、世界がどんどん混乱し、不法・不道徳がはびこり、大地震や大戦争などが各地に起こって人類滅亡の危機にひんしても、私たちには希望があります。その時には、イエス・キリストが再びこの世に来てくださって、キリストを信じている者たちを救ってくださると、聖書において約束されているからです(マタイ24:30〜31)。ですから、世界が破滅するような事態になっても大丈夫です。



 聖書には、私たちは永遠に生きておられるイエス・キリストを信じることによって「永遠のいのち」が与えられる(ヨハネ3:16)、と約束されています。この世の肉体のいのちが終わった後も、キリストを信じている者の霊魂は永遠に天国に生きていくことができる、というのです。死んでも大丈夫なのです。死んでも「永遠のいのち」があるからです。



 エチオピア人の友人から聞いた話です。彼は、エチオピアの干ばつにより飢餓状態で死んでいった多くのクリスチャンが、最後まで神を賛美してその顔は喜びに輝いていたのを見て非常に驚いた、と言っていました。彼らは、肉体のいのちを超越した「永遠のいのち」に生きていたのです。



 百年足らずのこの世の人生で、私たちは、すべった、ころんだ、とあくせく暮らしていますが、永遠に比べればそれは一瞬の出来事にすぎません。私たちは、いかなる状況においても、神を信じて人を愛して今日一日を喜んで精一杯生きればよいのではないでしょうか。イエス・キリストが言っているように、明日のことを思いわずらう必要は全くない(マタイ6:34)のです。



 これこそが、ゆるがない平安を持って生活する秘訣です。



ひとりのみどりごが、私たちのために生れる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる(イザヤ9:6)。



◇



 佐々木満男(ささき・みつお):弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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