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藤後朝夫牧師(8)・・・不思議な助言者

2010年2月24日11時42分
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藤後朝夫牧師+
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 預言者イザヤは、「メシヤの預言者」と言うことができます。イザヤ書には来たるべき救い主のことが明確に預言されているからです。イザヤ書9章もその一つで、みどり子として現われて下さるキリストの名前を「不思議な助言者」「力ある神」「永遠の父」「平和の君」と呼んでいます。



 まず第一に不思議な助言者ということですが、文語訳では「霊妙なる議士」となっています。霊妙とは人間の知恵や力で計り知ることができない神秘的な尊さです。「議士」とは、物事の善悪を論ずる人のことです。イエス・キリストは人間の知恵の及び得ない方です。ルカ2章には、12才の時のイエス様のことが記されていますが、「人々は皆イエスの知恵と答えとに驚いた」とあります。宣教の業に立たれたイエス様は、多くのパリサイ人や学者から、質問の矢をあびせられることがしばしばでしたが、その都度、見事な答えをもって彼らを論破しておられ、誰も太刀打ちできなかったことを知らされます。



 しかし、気の早い、ある人たちは申します。「イエスは賢く知恵があったという。しかし、それなら、なぜ十字架につけられたのか。最後のところで失敗したではないか。彼はやっぱり知恵のある人ではなく、愚かな敗北者だ」と。



 果たしてこのような見方、あるいはこのような攻撃は正しいのでしょうか。聖書は言います。「十字架の言葉は滅びに至る人々には愚かであっても救いを受ける私たちには神の力です」(1コリント1:18)と。パウロは、この聖句を中心として、十字架による福音の不思議を説き、この愚かに見える十字架こそ神の知恵の極致であると語っているのです。十字架の上に死なれたキリストは今も変わることなく不思議な助言者であられるのです。第二に、キリストは力ある神です。文語訳では「大能の神」、リビング訳では「全能の神」となっています。



 神はアブラハムに「わたしは全能の神である」(創世記17:1)と言われました。全能の神とは「エルシャダイ」で、「供給して下さる神」という意味です。これをある人は「乳房の神」と訳しました。母親が子どもに乳をふくませるように、主は私たちに全ての必要を満たして下さいます。



 イエス様は「わたしはぶどうの木、あなた方は枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、その人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなた方は何もすることができない」(ヨハネ15:5)と言われました。



 キリストの内には生きたぶどうの木のように力と栄養がみなぎり溢れています。このキリストから離れたらどうなるか。平安がなくなります。喜びもなくなります。他人を赦すことができず、もちろん愛することなど及びもつかないことです。教会の奉仕はつまらなくなり、信仰的未来のビジョンは消え失せ、心は冷え切り、生命力の無いものとなってしまうのです。



 第三にキリストは、「とこしえの父」と言われています。三位一体の神という教理から言えば、キリストは第二格、子なる神です。しかし、ここでは、そのような教理を超えてキリストの御業が語られています。キリストは十字架の上で贖いの死を遂げ、三日目によみがえり、永遠のいのちを保証する者となられました。その意味から見れば、キリストは生命の供給者、永遠の父と申すことができるわけです。キリストこそ、世界唯一の永遠の父を現わして下さったお方です。



 キリストは、ヤイロの娘を生き返らせ、一人のやもめの息子が葬られようとしている時、これを生き返らせて母親の手にお渡しになりました。ラザロは死んで葬られ四日も経っていましたが、「ラザロよ出て来なさい」と呼びかけられ、その声を聞いて墓から出て来ました。そのようにキリストは、私どもをよみがえらせ、とこしえのいのちの恵みに浴させて下さるのです。



 第四にキリストは平和の君です。キリストが与えて下さる平和は、この世の一時的なものとは違います。「わたしはあなた方にわたしの平安を与えます。わたしがあなた方に与えるのは、世が与えるのとは違います」(ヨハネ14:27)と言われました。



 この世のどんな平和主義者も、神との平和を結ばせることはできないのですが、キリストは私たちをして神の前に恐れなく立たしめ給うお方です。罪ある人間は神の怒りを恐れて神に近づくことはできません。神もまた我々人間の罪を嫌われ、近づいて下さることはできません。神と人とは人間の罪によって断絶しているのです。この両者を結び合わせる強力な仲介者が必要なのです。キリストは、その仲介者として、神と罪ある私どもの間に立って下さいました。それが十字架です。



 キリストはまさしく不思議な助言者です。キリストの内に一切の問題の根本的解決があります。この方に日々聞く人は幸いです。




◇



 藤後朝夫(とうご・あさお):日本同盟基督教団無任所教師。著書に「短歌で綴る聖地の旅」(オリーブ社、1988年)、「落ち穂拾いの女(ルツ講解説教)」(オリーブ社、1990年)、「歌集 美野里」(秦東印刷、1996年)、「隣人」(秦東印刷、2001年)、「豊かな人生の旅路」(秦東印刷、2005年)などがある。

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