Skip to main content
2026年6月22日14時03分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

藤後朝夫牧師(5)・・・静かにして主の助けを待て

2010年2月3日12時39分
  • ツイート
印刷
藤後朝夫牧師+
+

 イザヤ書7章は紀元前730年頃のお話です。当時ユダヤの国は北イスラエル王国、南ユダ王国とに分裂していました。



 そして、アッシリヤ帝国が大いに栄えて、この分裂した二つの国を脅かしていました。そこで北王国イスラエルはアラムの国と組んで、南王国にも働きかけ、この三国が同盟国となってアッシリヤに対抗しようともくろんだのです。



 ところが、ユダ王国のアハズは言葉をにごしてこれに加わろうとはしません。そこで、アラムの王レツィンとイスラエルの王レマルヤは大変腹を立て、両者意気投合してユダに向かって攻め込もうとしたのでした。実に人間の利害というものは複雑に変化するもので、昨日の友は今日の敵といった具合です。



 この時、ユダの王アハズの心は穏やかではありませんでした。聖書は「・・・王の心も民の心も林の木々が風で揺らぐように動揺した」(イザヤ7:2)と記しています。信仰が試されているのです。



 しかし、主なる神は預言者イザヤを立てて言われました。「気をつけて静かにしていなさい。恐れてはなりません」(イザヤ7:4)と。「気をつけて」とは、見守る、注意する、心を留めるとも訳せる言葉だと言われています。アハズとその民らの今なすべき事は、全能の神に注目し、神がどのように導いて下さるかに心を向けるべきであったのです。詩篇4篇1節には、「あなたは私の苦しみの時に、ゆとりを与えて下さいました」とあります。他の訳では「くつろぎ」となっています。



 世の多くの人たちは、苦しみや悲しみを忘れようとして酒を飲んだり、遊びに興じてその苦しみから開放されようとするのですが、それは本当の解決にはなりません。



 そう言う私も伝道に行き詰まりを覚え、心があせって悩み苦しんでいた時があります。そんな時、その気持ちが一人の知人に何となく伝わったのでしょうか。一通のハガキが届き、歌一首がしたためられてありました。



重荷ごと我を負わるる神の背は

広く大きくたのもしきかも



 この一首は、深く私の心に残り、しばしば思い出されます。自分で何もかも背負ってしまい、やり切れないところへ自分を追い詰めてしまうのではなく、全てを最善に導いて下さる主に全てを委ねて生きる。これは「なるようになれ」という捨て鉢な気持ちとは全くその性質を異にする生き方なのです。



 イザヤは、「気をつけて」と申した後、「静かにしていなさい」と言います。これは、静かに横たわるとか「鳥が巣籠る」という意味があると言われています。鳥はいったん卵を羽根の下に抱いたなら無闇に巣を出ることなく、忍耐強く時の来るのを待ち続けます。



 ペンギンはあの冷たい氷の上で、卵を足の上に乗せてお腹の毛でおおって立ち続けます。新しい生命がはばたくためには、じたばたせず、静かに待ち続けなくてはならないことを知っているのです。



 また、「静まる」という言葉には、「黙る」という意味もあります。昔、イスラエルの人々がエジプトを脱出し紅海を渡って進もうとしましたが、エジプトの戦車に追跡され、その紅海は大きな壁となってしまいました。彼らは全く四面楚歌の状態、進退ここに窮まるという中に立たされ、指導者モーセに向かってつぶやき、「私たちをなぜエジプトから連れ出したのか」と叫ぶ始末でした。「私たちをエジプトへ帰してもらいたい」と詰め寄るのでした。しかし、モーセは冷静でした。モーセは「主があなた方のために戦われる。あなた方は黙っていなければならない」(出エジプト14:14)と申し、紅海に向かって手を差し伸べたのです。神様は海の水に向かって東風を送られ潮は引き、イスラエルは乾いた地を進んで行くことができたのです。彼らが進んで行く間、水は両側に分かれて壁のように立ちました。そして、彼らが渡り終わる頃、エジプト軍が追跡して来たのですが、水は元に戻り始め、イスラエルは向こう岸にたどりついて助かり、エジプト軍は海の中に戦車もろとも消え去ったのでした。



 イスラエルの先祖たちはモーセのもとにあって、静まって主を待つことの大切さを身をもって学んだのでした。



 しかし、彼らの歴史は悲しいかな、この事実に目を留めることができなかったのです。この過去の歴史的な事実を事実として受け止めることができなかったからです。



 後の時代、イスラエルの最初の王サウルは、預言者サムエルから「私より先にギルガルに下り、七日間待つように・・・」と言われたのですが、待つことができませんでした(1サムエル10:8、13:8)。このような生活態度がサウルの敗北、悲惨な人生の終わりへとつながっているのです。



 預言者イザヤの時代、ユダの王アハズは敵の来襲の前に林の木々が風で揺らぐように動揺したのです。彼は静まって主の助けを信じて待つという霊的な訓練に乏しい人であったからです。



 しかし、預言者イザヤは主に望みを置いて待つ人でありました。彼はアハズとその民を「静かにして恐れるな」と叱咤激励することができたのです。



 イザヤは、神の言葉を語ったが故に迫害を受け、ノコギリでひき殺されたと伝えられています。そんな恐ろしい目に遭う前に神の言葉を語るのを辞めたら良かったのです。しかし、彼は祈り静まり待ち望む中に万軍の主が見守っていて下さることを見ていたに違いありません。そして、恐れることなく、ふりかかる試練に立ち向かい見事、神の人らしい勝利を勝ち取ったのです。



 「天路歴程」という本で有名なジョン・バンヤンも神の言葉を語って迫害を受け、十数年牢獄に閉じ込められました。官憲から「『二度と語りません』と誓うなら釈放する」と言われた時、「私は今日釈放されたら明日神の言葉を語る」と申し、更に牢獄暮らしとなり、その中で書き上げられたのが「天路歴程」という名著であったのです。



 信じて静まり主に期待して待ち望む人の勝利の証しがここにあるのです。




◇



 藤後朝夫(とうご・あさお):日本同盟基督教団無任所教師。著書に「短歌で綴る聖地の旅」(オリーブ社、1988年)、「落ち穂拾いの女(ルツ講解説教)」(オリーブ社、1990年)、「歌集 美野里」(秦東印刷、1996年)、「隣人」(秦東印刷、2001年)、「豊かな人生の旅路」(秦東印刷、2005年)など。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • ワールドミッションレポート(6月22日):コンゴのムンド族のために祈ろう

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 主にあって信仰の種をまき続けよう 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(6月21日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師②

  • 【書評】ディートリッヒ・ボンヘッファー著『創造と堕罪 創世記1~3章の神学的釈義』

  • フェリス女学院、新理事長に神谷明氏

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 同志社国際高校と同志社「責任痛感」 辺野古転覆事故巡る文科省の調査結果・見解受け

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 欧州有数の世俗国家で6万人が参加するキリスト教大会

  • 【書評】ディートリッヒ・ボンヘッファー著『創造と堕罪 創世記1~3章の神学的釈義』

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • ロシア軍がキーウ攻撃、世界遺産のペチェールシク大修道院で火災 ドローンが直撃

  • 米南部バプテスト連盟、女性牧師禁止強化の教憲修正案可決 来年再可決されれば正式決定

  • フェリス女学院、新理事長に神谷明氏

  • 同志社国際高校と同志社「責任痛感」 辺野古転覆事故巡る文科省の調査結果・見解受け

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.