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工藤公敏牧師「北アルプスのふところから神の懐へ」(20)・・・再臨待望と聖潔

2009年9月29日20時38分
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工藤公敏牧師+
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 19歳のとき名古屋教会に導かれ、キリストが再び来られるという希望の福音を知った。あれから35年をはるかに過ぎた。再臨待望の信仰の継続で今日まで来られたが、世界最大の希望である再臨信仰をはじめから持たせていただいたことは何より幸いであった。



再臨と悔い改め(Iテサロニケ1章9、10節)



 教会に導かれてまもなく、キリストが私の罪のために十字架についてくださったことを知り、物心ついてから、心に知れる罪を悔い改め、おわびし、いつ主イエスが再臨されても主の御前に立てるように導かれた。迷惑をかけた人々におわび状をたくさん出し、返すべきものは返させていただいた。心に知れる罪がなくなった時に、神は詩篇32篇1節を与えてくださった。



 今のようにたくさんの持ち物はなかったが、イエス・キリストが再臨され、携挙された後に神が悲しむようなものが残されていないように思い切って捨てた。ヘブル10章25節の聖句に従って、キリストの再臨の日の近づいているのを見て互いに励ましあって、礼拝、祈祷会に励んで今日に至っている。



再臨と聖潔(Iテサロニケ4章3節)



 神があなたに望んでおられることは、「あなたが聖くなること」である、とはっきり記されている。汚れたことが平気で行われている時代にあって、潔きと愛はクリスチャンの旗印でなくてはならない。



 3章11〜14節には、「また、私たちがあなたがたを愛しているように、あなたがたの互いの間の愛を、またすべての人に対する愛を増させ、満ちあふれさせてくださるように」とパウロが祈っている。全き聖潔は、全き愛だといわれる。聖霊によって神の愛に支配され、神と人とを愛する器とされ、主の再臨の時に聖く責められるところのない毎日を送ることが大切である。リダウド著の『ホーリネスの美』に、ホーリネスの美は「純潔、一致、謙遜、キリストに似る美、献身、愛、完全ということ」の美であると七つの「美」をあげている。



 5章16〜18節には、聖潔の生活の標準が示されている。クリスチャンが「いつも喜び、絶えず祈り、すべての事に感謝する」こと、これが再臨待望のクリスチャンの姿勢だというのである。犯したあらゆる罪はキリストによって赦され、罪に傾く内住の罪はきよめられて神とともに歩めることは、何よりの喜び、感謝である。信じる者のうちに聖霊が住んでくださり、心を支配してくださる。そればかりではなく、再臨の希望を与えられ、いつも「主イエスよ、はやく来てください」と祈れることは幸いである。



 1959年9月、突然伊勢湾台風が名古屋地方をおそった。私はガラテヤ2章20節をすでに与えられ、聖潔の恵みの中におらせていただいていたが、5千名も死んだ台風を通して次の年の3月に自分の身を献げ、学院入学に導かれた。「ノアの時代の如く」と主イエスが語られているが、一晩のそれも数時間の出来事であったが、心の目を覚まされた事件であった。



 入学した聖書学院で、愛の豊かな取り扱いをいただいた。キリストの愛を強く深く教えられ、自らの愛の欠如を示された。イザヤ書53章、ヨハネ13章、Iコリント13章が引用され、メッセージが取り次がれた。ルカ23章が引かれ、牧者として、とりなすことの大切さを教えられ、私の牧会の基礎がつくられていった。



再臨と栄化(Iテサロニケ4章13〜18節)



 私の母は、献身して1週間目に愛する主イエス・キリストのもとに帰っていった。伊勢湾台風の後、毛戸先生によって病床洗礼を受けた母の愛唱歌「み空のかなたかしこには」を一人講堂で賛美し、再臨の主を待つとともに、母との再会を信じて祈った。



 牧師になってから色々な方々を天に送ったが、もう一度、栄化されて再会できることを思い、励まされる。地にては旅人、宿れる者である。歌う旅人、主にお会いする希望に燃やされて、地上で起こってくる理解されない問題も主にまかせて進むことができる。



 終わりのラッパとともに、たちまち一瞬のうちに変えられるという栄化の望みの故に、堅く立って動かされることなく、いつも主のわざに励むことができる。自暴自棄になったり弁解しなくて過ごせるのは、栄化の望みがあるからである。4章14節に「眠った人々」とある。これは「安息、休息、本当の休み」ととった方が良いといわれる。何の心配、苦労、悲しみ、悩みもない安息の状態におかれ、安らかな憩いのうちにあり、将来の覚醒的肉体の復活を待っているというのである。



再臨と教会生活



 Iテサロニケ5章12〜15節を読んでいただきたい。あなたの指導者を認め、深い尊敬を払い、互いの間に平和を保つように勧められている。信徒間では、気ままな者(なまけ者)を戒め、小心な者(おく病者)を励まし、弱い者を助けるよう心を配ろう。



 「愛は寛容であり、愛は親切」とある。すべての人々に対して寛容であり、親切であるように祈ろう。主イエスの愛と主の臨在の満ちている所に人々は喜んで集ってくる。そういうわけで、兄弟愛にあふれた教会が各地に生み出されるようにともに祈り続けたいと思う。



 再臨信仰に立ち続けている私たちが、聖潔の信仰にしっかり立ち続け、祈りつつ福音を伝えていくなら、すばらしい救霊の実を結ばせていただけると期待してやまない。



◇



 工藤公敏(くどう・きみとし):1937年、長野県大町市平野口に生まれる。キリスト兄弟団聖書学院、ルサー・ライス大学院日本校卒業。キリスト兄弟団聖書学院元院長。現在、キリスト兄弟団目黒教会牧師、再臨待望同志会会長、目黒区保護司。

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