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「札幌宣言」を採択、第5回日本伝道会議が閉幕

2009年9月26日10時35分
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会議初日に行われたオープニングセレモニー。今年は参加登録者は約1900人で、信徒は3分の1以上を占めた=21日+
オープニングセレモニーでは、札幌の雪祭りと並ぶ北海道名物と成長した「よさこいソーラン」が演出された=21日+
最終日のエンディングセレモニーでは「札幌宣言」を参加者の代表者10人が読み上げ採択された。写真は、宣言文を読む北海道聖書学院の木村太さん=24日+
+

 スタッフも含め全国から2000人以上が参加し、「危機の時代における宣教協力」をテーマに4日間にわたって開かれた第5回日本伝道会議(JCE5=同実行委主催)は24日、エンディングセレモニーで「札幌宣言」を採択して幕を降ろした。2000年に沖縄で開かれた前会議から9年ぶりの開催となり、採択された宣言には、開催地の北海道と関係の深いアイヌ民族へ対する歴史的な反省などが盛り込まれた。



 1974年の第1回会議より、日本福音同盟(JEA)を中心として開催されてきた同会議は、日本における福音派教会のアイデンティティの確立と、各教会間の協力に重要な役割を果たしてきた。今回は、これまでの会議でも根底にあった「宣教協力」をテーマ内に入れることで、「危機の時代」(エレミヤ14:19)を意識する中で、すでにある協力関係を「もっと広く、もっと深く」(サブテーマ)することを目指した。教職者が中心であったこれまでの会議に比べ、今回は信徒が参加者全体の3分の1以上を占めるなど新たな動きもあったが、2016年の次期会議まで具体的な協力の実を結ぶことはできるのか。教派・教団間、教職者・信徒間、都市・地方間などのあらゆるレベルにおいて「真剣で、具体的で、現実的な」宣教協力の実現が求められている。



 会議初日21日のオープニングセレモニーで行われた主題講演で、同会議企画推進プログラム局長の竿代照夫氏(インマヌエル総合伝道団代表)は、前会議で取り上げられた課題の内「掛け声だけで終わった分野も多かったことは認めねばならない」と述べ、「危機意識を土台に宣教協力を謳う以上、その協力は、真剣で、具体的で、現実的なものであるべき」だと訴えた。同じく主題講演で山口陽一氏(東京基督神学校校長)は、日本のプロテスタント宣教150周年を振り返るとき、そこにあったのは「感謝と悔い改め」であったと語り、福音主義の堅持と教会形成の重視に加え、「社会と隣人に仕える共同体としての教会」が150年の歴史から問われていると強調した。



 今会議の開催は4年前に正式に決定し組織ができ、2年前から具体的な準備が進められてきた。会議の中心にすえられた15分野にわかれた宣教協力の話し合いと実現の場である「プロジェクト」(作業部会)は、会議に関わる参加者が会議開催前から取り組みを始め、議論を進めてきた。会議開催時も全出席者がいずれかのプロジェクトに2日間にわたって関わる仕組みを作ることで、「全員参加」を目指した。プロジェクトの1つ、「地方伝道」(リーダー:藤原導夫=日本バプテスト教会連合・市川北バプテスト教会牧師)では、2日間の話し合いで、地方伝道が地方だけの問題ではなく全教会的に取り組まなければいけない課題であることなどを提言するアピール文「全教会の課題としての地方伝道」を作成。他のプロジェクトでも、今後の方針、課題が話し合われ、目標が決められた。



 一方、起草委員会により提案された宣言案は会議2日目に参加者全員に配られ、意見の募集が行われた。集まった意見を集約して最終日24日の未明1時過ぎまで修正作業が行われたが、約70カ所の修正を経て完成した宣言文は、起草委員によるものではなく、参加者全員によるものという位置付けから、一般の参加者の中から選ばれた10人が読み上げ、採択された。



 宣言文には、日本プロテスタント宣教150周年の回顧や、アイヌ民族への対する歴史的反省など、今会議開催の時期と場所に関係の深い項目も盛り込まれ、9・11テロ事件などに見られる紛争や、食糧危機、環境問題、貧富の格差拡大など「世界」レベルでの危機、家庭内虐待、いじめ、雇用悪化、薬物乱用の多発、無差別殺人の増加、政治の右傾化など社会のひずみが深刻化する「日本」における危機、高齢化、青少年層の減少、無牧教会の増加、教会のカルト化、各種のハラスメントなど「教会」における危機、の3つのレベルで「危機の時代」に直面していると指摘した。



 しかし、教会には「キリストの再臨による歴史の完成、新天新地の実現への期待」による希望があるとし、「福音こそが、人を変え、世界を変えていく力です。私たちは福音のことばに聴き従い、希望を抱いて福音宣教に励みます」「地の塩、世の光としての社会的責任を果たします」と使命を言い表した。そして、家庭、教会、地域社会、日本、世界のそれぞれの分野において宣教協力の実現を目指し、具体的な取り組みを進めると結んだ。来年4月には宣言文の解説書が出版される予定。



 同会議はこれまで8年から9年後とに開催されてきたが、今後は継続性と計画性の確保のため、7年ごとに行われることがすでに決定している。また、会議の受け皿として、常設の準備室がJEA内に設置される。



 実行委員長の原田憲夫氏(日本福音キリスト教会連合・横浜緑園教会牧師)は会議を終え、「皆さんに祈られてこの会が始められ、終えられたと思っている。それは、皆さんの良い笑顔から伝わってきた。ここに集まっただけではなく、これから踏み出していこうという希望を分かち合えたのではないか」と感想を語った。



 また、「7年後に第6回を予定しているが、それまでに精査し、あるいは祝福が表れてくるものがあるだろうし、また新しい課題を見い出すこともあるのではないか。今日はスタートに立ったということでもあると思う」「今回参加できなかった方々が次回は是非参加したいと思えるよう、今回参加した方々がそれぞれのところに帰られた時に分かち合って、広げていっていただきたい。一方で、ここに参加することだけがすべではないので、それぞれの地域やセルのグループ、教会の中で広げていってもらえれば、私たちのこの会議は役割を終えたと言えるのではないかと思う」と語った。



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