Skip to main content
2025年9月14日20時07分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

日本から来たドイツ人(11)・・・雨音に耳を澄ませば

2009年6月22日11時33分
  • ツイート
印刷
雨の日のフランクフルト+
+

 6月も半ばに入りいよいよ梅雨の季節になりました。これからしばらくの間、雨の多い日が続くことになるわけですが、このうっとうしい季節をいかに楽しく過ごそうかと巷では色々な商品が生み出されているようです。雨は多くの人にとっては、あまり嬉しくない天気のようです。なぜなら出かける際の足場は悪くなり、空気が湿って重く感じられ、何となくやる気も失せてしまうのでしょう。



 私も雨の日の教会では、お祈りでうっかり「今日はあいにくの雨ですが…」と言ってしまいます。そして後から深く反省させられています。「あいにく」って一体誰にとってなのだろう?と。本当ならば「恵みの雨」と感謝するべきことなのに、教会にあまり多くの人が集まらないと、つい雨のせいにしてしまうのです。



 外の雑音が耳に入って来ない雨の日に、ゆったりと部屋で過ごす時間や、人通りの少ない静かな通りに、紫陽花が咲いているのを楽しみながら歩くことが好きな私ですが、「雨の日にわざわざ何処かへ出かけようと思う人は少ない」と言う勝手な思い込みから、クリスチャンらしからぬお祈りをしていました。



 そのように die Minderheit 「少数派」に愛される雨も、もちろん神様からいただいた恵みの一つなのです。



 私たちがいつも明るく元気ではいられないように、時折降る雨も人が生きるために必要なのです。多くの人が知っているように長い間日照りが続いていては、農作物は育ちません。けれどもまた雨の日ばかりだとしても、作物は駄目になってしまいます。都会に住む私たちの暮らしもまた、晴れの日ばかりで静かな日がなかったとしたら、息が切れてしまいます。神様は私たちの暮らしの中に、あまり動かず静かにじっとしているような時間もきちんと備えて下さっているのです。



 ドイツの6月は日本の梅雨とは違って、die Regenzeit 「雨期」ではなく eine beliebte Zeit 「皆に愛される季節」です。5月から7月まではちょうど日本の初夏のような気候が続くため、ドイツでは一番美しい季節と言われています。長かった冬が終わり、日差しも暖かくなりはじめ、ようやく軽装で出かけられるようになったこの季節、皆の気持ちも軽くなるのです。



 ドイツで遭遇する雨は、日本でのように大粒の雨が一日中降っていることはあまりなく、Der Schauer 「にわか雨」や Das Gewitter 「雷雨」のように一時的にザッと降ると、しばらくしてやんでしまうものがほとんどです。だからなのでしょうか、ドイツでは傘をさしている人をあまり見かけたことがありません。彼らにとって雨はほんの一瞬のもので、濡れることも大して気にならないようです。



 私が初めてドイツ語に触れてから20年余り経ちますが、いまだにドイツ語に悪戦苦闘しています。「昨日は良く話せたのに今日はどうも上手く表現できない」、そんな感じを持ちながらドイツ語を学び続けています。けれどもそのように感じることは決して特別なことではなく、外国語を学んでいる人であれば誰にでも起こり得ることなのだと思っています。ですから今も焦らず、結果だけを求めたりせずに楽しみながら学んでいます。なぜならドイツ語は、今もヨーロッパで話されている生きた言語なのですから。



 こんな長雨の日々、明るく爽やかな音楽を聴きながら過ごすのも、晴れやかな気分になる一つの方法かもしれません。けれども視点を変えて、いつもの生活を少しスローダウンさせてみることも必要ではないでしょうか。この時季くらいは無理に周りに合わせることはしないで、自分のペースでゆっくりと過ごしてみてはと思うのです。そしてまた自分らしさを改めて発見する時間が作れたら、きっと新しい生き方も見つかるはず!です。



 「雨の日もあれば、晴れの日もある」 私たちの人生って、そんなものだと思いませんか?このどちらの時も大切に生きてこそ、自分の人生が愛おしく思えてくるはずです。



 キリストも十字架につけられる前には大変な恐怖に襲われたことが、聖書には書かれています。けれども祈りのうちに、心を静めてその覚悟をなされたのでしょう。  



 せっかく神様からいただいた「恵みの雨」なのですから、感謝して自分の心の声に耳を傾ける時間を持ちたいものです。



【by Tokyoterin - 東京在住の女性クリスチャン】

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(243)聖書と考える「世界の果てまでイッテQ!」

  • 新しい発見 佐々木満男

  • ワールドミッションレポート(9月14日):タイのリス族のために祈ろう

  • シリア語の世界(32)シリア語聖書の人名・地名小辞典 川口一彦

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.