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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(10月17日):イラン キリストを信じる対価、ある姉妹の証し(1)

2024年10月17日07時44分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:イラン

「イスラム教に戻れば、全てが元通りになると、その取調官は私を尋問しました・・・しかし、主イエスが私のためにしてくださったことをどうして忘れることができるでしょう。代償は決して小さくはありませんでした。いえ、むしろ私たちはキリストを信じるための対価を払いたかったのです。たとえ私が全てを失ったとしても、主イエスのためにはそうする価値があるのです」

こう語るのは、キリスト者への迫害を加える国々で同胞信者たちをサポートするオープンドアーズが紹介するイラン人の姉妹だ。彼女はイランで多大な犠牲を払いつつも、決してそれは無駄ではなかったことを伝えている。これはその女性の証しだ(※安全のため、人物の名前は変えてある)。

シミンは、自分がイエスに出会った日のことを思い出す。奇跡、家の教会、逮捕、拘留、娘との離別の悲しみ、そしてCOVID-19パンデミック中の国外脱出など、多くのことを経験した。際立っているのは、彼女の支払った多大な犠牲は、決して無駄ではなかったということだ。

シミンと彼女の夫モシェンは、継続的かつ大きな犠牲を支払わされていた。そう、彼らはイランのキリスト信者なのだ。では、なぜこの夫婦は、それほど大きな対価を払ってまでイエスに従うのだろう。

最初にシミンに聖書を渡したのはモシェンだった。その時、二人はただの友人だったが、モシェンは彼女に、自分で神の言葉を読み触れるように促したのだ。看護師として忙しい日々を送っていた彼女は、なかなか読む時間を取ることができずにいたが、モシェンの優しい促しによって、ついにこの慣れ親しみのない本を探求することに決めたのだ。

聖書を読むと、彼女は自分が見つけたものに驚きを禁じ得なかった。特に、強いイスラム文化の中の女としての彼女には衝撃だった。

「聖書が教える結婚に対する考え方は、私にとってとても魅力的でした。それは、イスラムの価値観と全く違っていたのです。聖書の中の女性の価値は決して低いものではありません。私たちは決して卑下される存在ではないのです」

彼女が聖書を読み続けていると、ある日、イエスの生涯についての映画に出会った。十字架を担うイエスの場面を見ていると、彼女は不思議な感覚に陥った。「私はあの場面で、イエスと一緒に歩いているように感じていました。それがどれほど困難であったか、ズシっと私の心のうちに響いてきたのです。あの十字架は、私にはとても担えるものではないと心底思いました。私はひざまずいて何時間も泣き、自分の中で何が起こっているのか理解できずにいました。今まで、私を縛り上げていた何か重い鎖のようなものが砕け散っていくのを感じました。その瞬間、私は変えられたのです!」

この時のことを思い出すシミンの唇には柔らかな笑みが浮かび、彼女の目は温かさと喜びで輝いていた。そう、歴史上の全ての聖徒たちと同様に、彼女の人生は永遠に変えられたのだ。(続く)

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■ イランの宗教人口
イスラム 37・2%
キリスト教 1・5%
無宗教 22・2%
ユダヤ教 0・02%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:イラン
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