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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(10月10日):レバノン 平和の君、劇的な夢でムスリムに現れる

2024年10月10日08時14分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:レバノン

敬虔なイスラム教徒として育ったハッサンが牧師になるまでの道のりは、神の介入と変容を通して起きた力強い証しである。

レバノンで生まれたハッサンは、厳格なイスラム教徒の家庭に育った。特に、複数の妻を持つ隠れアル中であった父親からの暴力と不安定さが、彼の幼少期を特徴づけた。継父に認められようと、ハッサンはイスラム哲学に没頭し、他の子どもたちのように娯楽にお金を使う代わりに、本を買った。イスラム教への傾倒が深まると、彼はキリスト教徒を迫害するようになり、街頭でキリスト教徒に立ち向かった。彼は「神に息子がいるなど、あり得ない」という信念を激しく擁護した。

しかし、過激なサラフィー主義イスラムによる残忍な殺人を目撃したとき、ハッサンのイスラムへの信仰が揺らぎ始めた。この出来事が転機となり、彼の霊的な旅路の最も重要な瞬間は、夢を通して訪れたのだ。

夢の中でハッサンは、自分が地獄に落ちる運命にあることを知って絶望感に圧倒され、体が動かない自分に気が付いた。魂が体から離れるような感覚になったとき「メシアがやって来る」と告げる声が聞こえた。イスラム教では、メシアの再臨は裁きと結び付いている。ハッサンが戦慄(せんりつ)していると、圧倒的な愛の感覚の中、彼を光が包んだ。するとイエスが目の前に現れ、彼の頭に手を置いてこう言われた。「息子よ、あなたが平安を求めるなら、あなたは私の中に安らぎを見つけるだろう」

最初、ハッサンはその夢をよく理解できなかった。ムスリムの友人たちは、これはアッラーからの試練に違いないと警告した。ハッサンがようやく夢の意味を理解し始めたのは、それから10年後のことだった。彼は、キリスト教の洗礼式に招かれた。そこで彼が目撃したのは、キリスト教徒たちの愛だ。彼らキリスト教徒たちが示した愛は、ハッサンが経験したことのないものだった。

その直後、彼が車を運転していると、突然十字架の幻が現れた。彼はこの時初めて、父としての神の深い愛を経験し、自分自身と他者に対する深い赦(ゆる)しの感覚に至ったのだった。この経験を通して彼は、教会に通うようになった。

この時に経験した不思議な体験は、教会で「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ11:28)からメッセージが説かれたとき、最高潮に達した。ハッサンは感動に打ちひしがれ、イエスに向かって叫んだ。教会員たちが彼を取り囲んで祈ると、彼は愛と平和に満たされたのだ。

現在、ハッサンはモントリオールにある「キリストだけで十分ミニストリーズ教会」の牧師をしている。彼と彼の妻は、特にイスラム教徒に焦点を当て、アウトリーチしている。ハッサンは、イスラム教についての深い知識を生かして、キリストの愛を分かち合い、以前の信仰の欠点を明らかにしているのだ。

イスラム世界で不思議な方法を通して、神はご自身を現しておられる。ハッサンのように力強い証しをもって変えられた信者がなお多く起こされ、レバノンで宣教が拡大するよう祈っていただきたい。

■ レバノンの宗教人口
イスラム 59・0%
プロテスタント 0・6%
カトリック 23・9%
正教関係 7・3%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:レバノン
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