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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(11月23日):イスラエル 傷痕癒えぬキブツと再建の希望

2023年11月23日11時51分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:イスラエル

ハマスが殺りくを開始する2日前の10月5日、50カ国から集まった600人以上のキリスト教徒が、イスラエル南部のガザ国境に近い地域を訪れていた。有名な市長であるオフィール・リブスタインは、イスラエル連帯ツアーを行うキリスト教徒を歓迎した。

「シャアール・ハネゲブに再びようこそ。去年も来てくれたし、今年もあなたたちに会えた。来年もまた会いたいですね。イスラエルの土地を守り、この地域の土地を守り、より強く、より強く築いていくために、私はあらゆることを約束します。世界中からこの美しい場所を見に来てくれて本当にうれしいです」と、リブスタイン市長は一行を歓迎して語っていた。

この短い発言のわずか48時間後、ガザ地区から2マイルも離れていないキブツ・クファル・アザに住む50歳の市長は、激しい銃撃の音で目を覚ました。あの10月7日の朝、彼は自宅のすぐ外で銃声が聞こえたので走ってきた。何が起こっているのか分からないまま、彼はキブツの大通りを下っていったのだ。

エルサレム国際キリスト教大使のデビッド・パーソンズはその日、親しい友人を失ったのである。「親友であったリブスタイン市長の死は、2日前にここにいた私たちにとって、とても非現実的な出来事でした」

その日の朝、70人のハマスのテロリストがキブツ・クファル・アザに降り立ち、殺りくのために家々を巡った。「任務は単純に殺すことだった」と、捕らえられたテロリスト、オマル・アブ・ルシャは説明した。彼はハマスのエリート海軍コマンド部隊の一員で、クファル・アザでの民間人虐殺に参加したのだ。「俺たちは、はじめから誘拐するつもりはなかった」

イスラエルの尋問官はこう尋ねた。「目に入った者は全員殺せと?」ルシャはそれを認めて「そうだ。目に入った人間は全員殺して戻れと司令を受けていた」と答えた。「男、女、子どもの別なく全員殺せという意味か?」ルシャは「そうだ 」と答えた。

ルシャと共犯のテロリストたちが40人の子どもを含む58人の住民を殺害したキブツの、正確な場所を示す地図がある。ハマスは殺りくに加えて、村から17人の人質を取った。

ハマスの過激派イスラム教徒は、"死が好き" だから紛争では自分たちが有利だと自負していた。

クネセット(イスラエル議会)のシャレン・ハスケル議員は、「ゴルダ・メイア(イスラエルの第5代の首相)の言ったことはもっともだった。彼女は『この戦争は、彼らが私たちを憎む以上に自分たちの子どもたちを愛するようになったときに終わるだろう』と言ったが、その言葉の通りだ」

ハスケル議員は、10月7日の恐ろしい攻撃からおよそ1カ月が経過した惨憺(さんたん)たるキブツ・クファル・アザをメディアに案内した。そこはあの時から手付かずのままで、時が全く止まってしまったようだった。どの家も攻撃による破壊を受けており、窓は吹き飛び、家具や衣類はそこらじゅうに散乱している。

「ホラー映画のワンシーンのようだ。信じられません」とハスケル議員は漏らした。

イスラエル国防軍のダイアモンド少佐は、テロリストがキブツを占拠すると、数百人の(ハマスの戦闘員とは違う)ガザ人が国境フェンスを突破したという。「ここに散乱している衣類はイスラエル国防軍が捜索や調査したためではなく、ハマスとガザ人がここにやって来て、家々を略奪し、盗めるものは何でも盗んでいったためです。1カ月以上経過した今でも、鼻をつくような悲劇の臭いが漂っています」

現場に来るとすぐに気が付くのは、今も消えない死臭だ。床や壁、ソファーには血が飛び散り、何百もの銃弾の跡が残っている。報告によれば、このキブツの多くの家屋はすでにロケット攻撃を受け、ハマスが実際に住民を連れ出すことのできない状況だった。結局、彼らは家屋に火を放ったのだ。

攻撃の犠牲になったオフィール市長は、ここに住む多くの住民と同様、ユダヤ人とガザに住むパレスチナ人の間の和平を促進するために、長年にわたって数々の取り組みを行ってきた。

ハスケル議員は言う。「この町の多くの人々は、イスラエル人とパレスチナ人の生活をいかに前進させ、より良くしていくかに目を向けている平和を愛する人々でしたが、家族と一緒に、彼らは自分たちの住まいの中で殺害されました。中には焼き殺された人々もいました。ハマスがやって来て、彼らは燃やし、平和のビジョンを持った人々を殺害したのです」

エルサレム国際キリスト教大使のパーソンズ氏は、イスラエル南部で200以上の防空シェルターの建設を支援してきた。彼は、ハマスとの戦争が進行中にもかかわらず、長期的にそこを離れないという。

彼は「私たちは、これらのコミュニティーと共に立ち、再建を支援するつもりです。防空シェルターや消火設備など、彼らがここにとどまるために必要なものを提供し、もう10年以上もそうしてきたのです。ハマスの襲撃と一連の戦争も、私たちが今までしてきたことをちゅうちょさせることはできません。私たちはイスラエルと共にさらに強く立ち、このガザとの分離壁のすぐそばにあるコミュニティーの再建を支援するつもりです」

いかなる言い分があろうとも、女性や子どもを含む無辜(むこ)の市民を、ある日突然虐殺することなど決して許されない。一方で、そのような血生臭い原理とは一線を画したところで、平和のための愛の奉仕と支援を惜しまぬキリスト者たちが、たゆまず希望の種をまいていることに大きな慰めを受ける。

テロリストたちの思惑がくじかれ、かの地の速やかな停戦と平和が実現するために祈ろう。イスラエル人もパレスチナ人も、救い主であるイェシュアを見いだすことができるように祈っていただきたい。

■ イスラエルの宗教人口
ユダヤ教 75・4%
イスラム 16・7%
プロテスタント 0・4%
カトリック 1・0%
英国教会 0・02%
正教会 0・6%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:イスラエル
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