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世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(7月29日):カタール

2023年7月29日07時18分 執筆者 : 奥山実
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世界宣教祈祷課題(6月5日):カタール+
カタールの首都ドーハ(写真:landagent)

カタールのキリスト教徒は、同国在住の外国人キリスト教徒と、イスラム教から改宗したキリスト教徒の2つに分類される。

カタール在住の外国人キリスト教徒は、最大のキリスト者グループを形成しており、そのほとんどがアジアやアフリカからの出稼ぎ労働者だ。彼らは公に信仰を実践する自由がなく、イスラム教徒にイエスのことを話すと訴追され、国外追放になることもある。

外国人教会は厳重に監視されており、建物を建てることが許されているのは、限られた数の教会だけである。教会は特別に指定された敷地内に制限されており、スペースが十分でないことが多い。

多くの出稼ぎ労働者は劣悪な環境で生活し、仕事をしなければならないが、キリスト教信仰を偏り見る政治的社会的状況から、彼らの立場は一層弱いものにされている。

イスラム教から改宗したキリスト教徒は、差別、嫌がらせ、警察の監視など、より厳しい迫害に直面している。イスラム教からの改宗は、正式には認められておらず、地位の喪失や財産・家庭問題での法的不利益を被る可能性が高くなる。改宗者のほとんどは外国人労働者で、多くの場合、それぞれの国や民族コミュニティー内で生活している。

カタール人の信者は数が少なく、信仰を秘密にしている。彼らは家族からの強い圧力やいじめに直面することになる。カタール人のキリスト教徒は、ほとんど全員が外国で改宗するが、カタールでの迫害を恐れ、多くの場合帰国せず、外国で暮らす道を選ぶ。

イスラム教からの改宗者は背教者と見なされ、社会からの嫌がらせに直面し、家族に殺される危険さえある。家族や一族の絆は非常に強い。宗教は決して個人的な内心の問題ではなく、家族や部族のアイデンティティーの一部なのだ。そのため、イスラム教を離れることは、単に信仰を変えるということだけでなく、家族や一族を離れることを意味する。このことは集団の忠誠心を脅かすものであり、家族に大きな恥をもたらすとして、攻撃の対象となる。

あるカタール人の改宗者は言う。「改宗者は家族の経済的支援から切り離されます。女性は部屋に閉じ込められ、家に監禁されるのです。携帯電話は家族に没収され、パソコンのインターネット接続も遮断されます。暴言や身体的虐待を受けたり、殴られたりする人もいます。女性はイスラム教徒の男性との結婚を強要されることもあります」

キリスト教徒、改宗者に対する圧力は、依然として極めて高いレベルにある。コロナによって閉鎖されていた多くの家の教会の再開が許可されなかったため、影響を受けたキリスト教コミュニティーが、集まって互いに励まし合うことが難しくなった。監視は引き続き、非常に広範囲に及んでいる。

アラビア半島の隠れた信者のために祈ろう。彼らの信仰が強められ、たとえ誰にも信仰を明かすことができなくても、神の臨在が彼らを守るように。アラビア半島で信者の数が増えていることを神に感謝し、文化が変えられ、キリスト信者への寛容な社会の構築、雇用主の手による虐待に直面している移民労働者の信者が守られるように祈っていただきたい。

■ カタールの宗教人口
イスラム 65・6%
キリスト教 14・2%
ヒンズー 15・4%
仏教 3・0%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
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