世界宣教祈祷課題(11月22日):アルメニアとアゼルバイジャン

2020年11月22日07時22分 執筆者 : 奥山実 印刷
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アゼルバイジャン軍が砲撃したとされる、係争地ナゴルノ・カラバフのシュシャにあるアルメニア正教の大聖堂(写真:Baykar Sepoyan)

国境の係争地ナゴルノ地方をめぐって、旧ソ連邦に属していたアルメニアとアゼルバイジャンの両国間で散発的な紛争が30年以上続いており、9月27日に戦闘が再燃し、大規模な軍事衝突に発展していたが、およそ6週間にわたる戦闘は11月10日にロシアの仲介によって停戦合意に至った。

この合意によって、係争地ナゴルノ・カラバフ地区を実効支配していたアルメニアは、同地区の幾つかの都市を放棄することとなった。戦闘では、アゼルバイジャン軍が投入したトルコ製の無人兵器ドローンが猛威を奮い戦局を優位に進めた。無人の兵器が、生身の人間を殺傷する現代の戦闘には不気味さを覚えないわけにはいかない。

領土を失うアルメニア市民の間からは合意に対して強い反発の声も上がっているようだが、一部報道では、今回の紛争の真の勝者は、同地区に平和維持軍を進駐させたロシアだという声もある。

いずれにしても、停戦の知らせは、難民として戦災を逃れていた人々にとっては朗報といえよう。

現地の宣教団体スラブ福音協会(SGA)によると、停戦が実施されても、依然として同地区の人口の50%は難民化していると推定され、およそ7万2千人に上る。彼らの大多数はアルメニアに避難していると思われ、SGAはすでに500人以上の人々を援助した。アルメニアとアゼルバイジャンの両方のローカルチャーチと協力関係にあるSGAは、今後さらに多くの人々を支援するために準備を進めている。

SGAの働きが実を結び、このようなキリスト者が活躍し、両国にある敵意と憎しみの傷が福音によって癒やされ、赦(ゆる)しと救霊がもたらされるように祈っていただきたい。

■ アルメニアの宗教人口
正教会 84・6%
プロテスタント 2・3%
カトリック 7・3%
無神論者 3・7%
イスラム 1・8%

■ アゼルバイジャンの宗教人口
イスラム 87・6%
正教会関係 2・6%
カトリック 0・01%
プロテスタント 0・2%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。

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