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榮義之牧師「希望の声」(18)・・・必要は満たされる

2008年10月30日16時09分
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榮義之牧師+
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私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。(ピリピ4:19)



 S.B.フラーは、ルイジアナ州の貧しい黒人小作農の七番目の子として生まれました。五歳の時にはもう働きに出され、九歳の時には紡績の機械を動かしていました。



 母親はいつでもフラーたちにこう語りかけました。「私たちは貧乏でなければならないなんてことはないのよ。お母さんに向かって、私たちが貧乏なのは神様のせいだなんて、絶対に言ってはなりませんよ。私たちが貧乏なのは、お父さんが金持ちになろうという希望をもたなかっただけなのよ。私たち家族のだれ一人、今までよりもっといい暮らしをしたいなんて望まなかったじゃないの。聖書を読みなさい。神様に祈りなさい。一生懸命働きなさい。そして成功するという希望をもちなさい」。



 この母親の言葉はフラーの一生を変えました。彼はその日以来、自分の希望していることだけを考えました。望まないことは、いつも頭の中からも、心の中からも追い出しました。そして豊かになれるという燃えるような願望をもったのです。



 やがてフラーは石けん売りになり、家から家へと売り歩きました。十二年間もコツコツと売りつづけたのです。そんな時、一つの石けん会社が売りに出されました。十五万ドルでした。彼は二万五〇〇〇ドルを手付金として払い、残り十二万五〇〇〇ドルは十日以内に支払うと契約しました。友達や知り合いと借りられる所からも全部借り、何とか十一万五〇〇〇ドルは調達できましたが、まだ一万ドル不足していました。



 明日は支払日だという前夜、フラーは暗い部屋にひざまずいて祈りました。「神様、一万ドル貸してくれる人に、今夜めぐり会わせてください」。彼が祈りおえて立ち上がったのは、もう夜の十一時でした。外へ飛び出したフラーは、シカゴ六十一番街を歩きはじめました。いくつかの通りの灯が目に止まりました。そこには残業で疲れ切った一人の男が、机に向かって座っていました。フラーは勇気を出して、声をかけました。「一〇〇〇ドルもうける気はありませんか?」 男はもの憂げに、「そりゃあるさ。もちろん」と答えました。実はこの男は請負師だったのです。フラーは「それじゃあ今、一万ドルの小切手を書いてください」と言うと、自分の計画を情熱を込めて語りました。夜が明ける前に、フラーは一万ドルの小切手をポケットに入れていました。



 その後、フラーは、四つの化粧品会社、メリヤス会社、ラベル製造会社、新聞社など、七つの会社の支配権をもつようになりました。彼はその成功の秘訣をこう語っています。



 「それは聖書をよく読んだことです。また目標を達成する方法と力をくださいと祈ったことです。聖書は私に大きな感化と感動を与えてくれました」。



 聖書は、神が私たちの父であり、すべてを備えてくださるお方であると語っています。



 私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。(ピリピ4:19)



 その豊かな神が私たちのお父さんです。だから、信じる者に乏しさはありません。その豊かな神から資源を引き出す鍵は「信仰」です。「積極的な信仰」です。否定的な考えはすべてのものをはねつけますが、積極的な考えはすべての良いものを引きつけます。それは経済的にも、物質的にも、人に対しても同じです。



 神様はあなたの人生に、豊かな祝福と栄光の冠を備えてくださっています。それを受け取るのは信仰です。イエス・キリストを信じて、祝福の道へ踏み出しましょう。



(C)マルコーシュ・パブリケーション




◇



榮義之(さかえ・よしゆき)



 1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、8つの教会の主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。



 このコラムで紹介する著書『希望の声』(マルコーシュ・パブリケーション)は、同師がラジオ番組「希望の声」で伝えたメッセージをまとめた珠玉のメッセージ集。放送開始25年を迎えた98年に、過去25年間伝え続けたメッセージの中から厳選した38編を紹介している。

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