Skip to main content
2025年10月16日18時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

国のために祈る夕べ TCU神学部長「偏狭な愛国心を超えて」

2008年8月18日17時41分
  • ツイート
印刷
関連タグ:東京基督教大学(TCU)お茶の水クリスチャン・センター(OCC)小林高徳
国のために祈る夕べ TCU神学部長「偏狭な愛国心を超えて」+
「あらゆる諸国民を私の家へ」と題して聖書から愛国心についてのメッセージを語る東京基督教大神学部長の小林高徳氏=12日、お茶の水クリスチャン・センター(OCC、東京都千代田区)で

全日本宣教祈祷運動(三森春生運営委員長)が主催する、第8回国のために祈る夕べが12日、東京千代田区のお茶の水クリスチャンセンターで行われた。「我々クリスチャンにとっての『愛国心』とは何か」と愛国心をテーマに、東京基督教大神学部長の小林高徳氏(日本長老教会柏シャローム教会牧師)が聖書からメッセージを伝えたほか、呉永錫氏(東京聖市化運動本部会長)や上中栄氏(日本ホーリネス教団鵠沼教会牧師)が証をした。約60人が参加し、「我々(クリスチャン)はまだ少数ではあるが、国のために祈ろう」と祈りのひと時を持った。

小林氏は、愛国心は権力者によって利用されれば危険なものであるが、それ自体を否定することはできないと指摘。それぞれが持つ祖国愛が紛争を引き起こすこともあり、また一方でグローバル化した現代では一国に対する愛国心を持ちづらい人々もいるなど、「古くて新しいデリケートな問題」であることを語った。

その上で小林氏は、ヨハネの福音書11章49〜52節、12章32〜33節を引用。当時の人々が持っていた愛国心は、「ローマ人がやって来て、われわれの土地も国民も奪い取ることになる」(11:48)に見られるような、自らの国だけを考える「偏狭な祖国愛」であったと指摘。一方でイエスの生涯は、「国民のために死のうとしておられる」(51)、「ただ国民のためだけでなく、散らされている神の子たちを一つに集めるためにも死のうとしておられる」(52)にあるように、「愛国心は否定されていないが、その偏狭さは超克されている」ものであったと述べ、愛国心を考えるときに、それが持つ偏狭さを乗り越える必要があると語った。

また、今日の多文化・多民族社会において異なる他者を理解し、共存することは、国旗や国歌を強制することでは達成できない。神と人類、諸国民の間の和解を、自らが死ぬことで実現したキリストに倣って、異なる他者とともに苦しみ、ともに痛みを担うことが必要だと語った。

この他集会では、韓国料理レストランを経営するクリスチャン実業家の呉氏と、日本福音同盟(JEA)社会委員会委員の上中氏が自らの経験とともに愛国心について語った。

今から24年前に韓国から来日した呉氏は、当時は信仰を持ったときに決めた教会への献金も躊躇するくらい貧しかったが、神にささげる思いでそれを守り、今は経済的にも祝福され聖市化運動にも携わっていると証する。その聖市化運動は「まずは自分を清くする」ことが第一にあると説明し、愛国心も同じく、まずは自分が国のために何かをささげていかなければできないものだと語った。

一方、所属する日本ホーリネス教団では福音による和解委員会委員長を務める上中氏は、愛国心が場合によっては権力者が大衆を動かすための「便利なツール」になりえると指摘。また、愛は自立的なもので法律で愛国心を求めることは間違いだとする声もあるが、聖書にも「あなたの神である主を愛せよ」(マタイ22:37)、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」(39)と愛することを命令している。教会の理論と世俗の理論が混同されやすく、置き換えられやすい面があり、注意する必要があると語った。

祈りの時間では、JEA理事長の中島秀一氏(日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会牧師)が、大正・昭和期のキリスト教社会運動家として著名な賀川豊彦が語った「日本に救いを、世界に平和を」を引用するなどして祈ったほか、参加者それぞれが数人のグループに分かれるなどして、国のために祈った。

関連タグ:東京基督教大学(TCU)お茶の水クリスチャン・センター(OCC)小林高徳
  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 都合の悪いお言葉(その1) マルコ福音書10章1~12節

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(5)妥協せず、信仰を働かせる 加治太郎

  • ワールドミッションレポート(10月16日):タイ 傷と裏切りからの癒やし アドゥルの証し

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • マルコの証言を通してイエスと出会う90分 「マルコドラマ」日本で初上演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(14)哲学と聖書(前半) 三谷和司

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.