わが人生と味の道(60)随想録:神・信仰12 妻が従えばすべての問題はなくなるのか 荘明義

2017年6月29日08時04分 コラムニスト : 荘明義 印刷
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[結婚・夫婦の愛]
〈妻が従えばすべての問題はなくなるのか〉

今の世の中は狂っている。本来なら妻は家を守り、子育てをしっかりやり、両親の面倒をよく見、主人に口答え1つせず従い、尊敬し、立てる――このような妻であるべきなのです。

しかし、今の世の中の妻たちは、夫に逆らいわがまま放題。自分勝手で、夫の苦労も知らず、協力的でない。時には両親に対する不満や、子どものしつけまで夫のせいにする。家を守るどころか、自分のために世の中が回っているように錯覚し、わがままを言う。

すべてが自己中心で、人の心を理解しようともせず、自分だけがいかにも大変なように思い、口を開けば文句や人の悪口ばかり。仕事に疲れて帰る夫は安らぎも得られず、ただがむしゃらに家族のために働くのみ。――まったく世の中は狂ってしまっています。

人生の道しるべであり、結婚の辞典、円満夫婦の手引書でもある聖書は、このように教えています。

「神である主は仰せられた。『人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう』」(創世記2:18)

神が初めに造られたのは男性で、その男性の助け手として女性を造ったのです。それも、その男性の体の一部の骨を使ってです。

「神である主は深い眠りをその人に下されたので、彼は眠った。そして、彼のあばら骨の一つを取り、そのところの肉をふさがれた。神である主は、人から取ったあばら骨をひとりの女性に造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。人は言った。『これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉・・・』それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」(創世記2:21~24)

「妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。なぜなら、キリストは教会のかしらであって、ご自身がそのからだの救い主であられるように、夫は妻のかしらであるからです。教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです」(エペソ5:22~24)

ここまで聖書ははっきりと、妻は夫に従うべきであると言い切っています。それなのに、なぜ今の世の中の妻たちは夫に従わないのか。なぜ自己中心的なのか、わがままなのか。まったく頭が痛いです。その解決方法はないのでしょうか? これから先も夫たちは忍耐の日々があるのみなのか、良い手立てはないのか?

女性も妻も、神が準備された。しかもそれが男性、夫のためにであれば、円満、幸せ、幸福、そして仲良くなるためにはもう1度、男性、夫とはどのように女性、妻に対して接し、導き、教え、諭し、共に良い関係になっていくか。ここが、妻を従わせる方法のポイントかもしれないのです。

使い方を知らない人が、誤ってその機械を動かすと壊れてしまいます。妻がわがままで従わないのは、妻の扱いを十分理解できてないからでしょう。人が車を運転しているのを見よう見まねで運転すれば、事故につながります。運転するには免許を取らなくてはなりません。従って、結婚も見よう見まねでしたところに問題があるのかもしれません。本来、結婚とは神が人間に下さった人生最高のプレゼントなのです。

従って、神が結婚の設計者なのですから、その設計通りに夫婦生活を送ることが一番幸福な家庭を築けることになるのです。丈夫な家を建てるときには、プロの設計士に頼んで、設計した図面に従って家を建てれば地震や台風など怖くないはずです。結婚に関してもまったく同じです。地図なしには人生の船出は危険がいっぱいです。

地図とは聖書。磁石とは祈り。神の教え、聖霊の導きです。妻を上手に従わせるには、まず方法を学ぶ必要があるのです。そのためにも、神が造られた自分、男性、夫とは一体どういうものなのか、どう自分を理解し、どう自分を最高に生きられるかが、一番大切なことのようです。

あなたが今生きているのは偶然でしょうか? あなたが今苦しんでいるのはついてないからでしょうか? あなたがこんな目に遭うのは運が悪いからでしょうか? もしそうであれば、この苦しみ、困難、痛みから脱出する方法はないのでしょうか? 妻が従えばすべての問題はなくなるのか、すべてがうまくいくのか――もしかしたら、そうかもしれません。

しかし、根本的な解決はどうもそれだけではなく、自分がいかに自分自身を知り、自分が最高に生きる技を身につけるかに尽きるようです。

妻に、従えと命令しなくても、心から従ってくれる妻になってもらえる夫に、子どもから尊敬される夫に、両親から感謝される夫になることです。その方が、権力や立場や、力で抑えるよりずっと良いのではないでしょうか? そうしてみると、夫に従う妻にするためには、わがままな妻の、一生かけても変わりそうもない性格を変えようと努力するより、心から従ってくれる夫になる方が近道といえるかもしれません。

世の中には2種類の人間がいます。絶望の中から希望を見いだせる人と、希望の中から絶望を探し出す人です。人生は、どこからでもやり直せるのです。あなたがその気になりさえすれば。人生のスタートは今日から。聖書の中に人生に関してのすべての問題の解決方法があるのです。

「夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい」(エペソ5:25)

「夫も自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する者は自分を愛しているのです」(エペソ5:28)

「夫たちよ。妻を愛しなさい。つらく当たってはいけません」(コロサイ3:19)

「柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす」(箴言15:1)

結婚とは、相手の必要から自分の責任を見つけること。相手を自分より大切に思うこと。相手にしてほしいことを自分から先にしてあげること。相手の喜びを自分の喜びにできることです。結婚は2人の愛を育てるスタートです。

世界の平和は家庭から、夫婦から、親子の愛からです。条件付きの愛――お金だ、家だ、エリートだ――は長続きせず、苦しみが伴います。聖書の教える愛は、神を中心とした夫婦の愛で、どれだけ相手のために自分を犠牲にできるかにあります。この愛の中には永遠の幸福が約束されています。

人を、自分のように愛すること。相手のために尽くすこの愛は、結局、自分を大切にし、自分自身を愛することになるのです。自分がよく分かっている人は、人の心が分かる人です。自分自身がよく分からない人は、苦しみに出会っても、解決の方法を見つけるのに苦労する人なのです。

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荘明義

荘明義(そう・あきよし)

1944年中国・貴州省生まれ。4歳のときに来日、14歳で中華料理の世界に入り、四川料理の大家である故・陳建民氏に師事、その3番弟子。田村町四川飯店で修行、16歳で六本木四川飯店副料理長、17歳で横浜・重慶飯店の料理長となる。33歳で大龍門の総料理長となり、中華冷凍食品の開発に従事、35歳の時に(有)荘味道開発研究所設立、39歳で中華冷凍食品メーカー(株)大龍専務取締役、その後68歳で商品開発と味作りのコンサルタント、他に料理学校の講師、テレビや雑誌などのメディアに登場して中華料理の普及に努めてきた。神奈川・横浜華僑基督教会長老。著書に『わが人生と味の道』(イーグレープ)。

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