ラクダの家畜化は紀元前10世紀ごろ 旧約聖書の記述時期より数世紀遅く

2014年2月18日11時19分 印刷

【CJC=東京】イスラエル・テルアビブ大学の考古学者が発表した研究結果によると、地中海東岸部では、ラクダが最初に家畜化された時期は紀元前10世紀ごろであることがわかった。旧約聖書に記述された時期より数世紀遅い。

研究を主導したエレズ・ベン・ヨセフ氏とリダー・サピル・ヘン氏は、イスラエル南部アラバ渓谷の銅精錬所でラクダが家畜化されていたという記述に着目、放射性炭素年代測定法と発掘物の調査から、地中海東側の沿岸国でラクダが家畜化された正確な年代を「紀元前930~同900年に絞ることができた」と語っている。

アラバ渓谷の発掘現場からは、新石器時代(紀元前9700年ごろ)の骨も発見された。しかし野生種と推定され、銅の塊を背負っていた痕跡はないという。

旧約聖書には、「らくだ」(ヒトコブラクダ)がしばしば登場する。始祖アブラハム、ヨセフ、ヤコブなどが登場する物語には、家畜の「らくだ」に関する記述がある。創世記24章11節には「女たちが水くみに来る夕方、彼は、らくだを町外れの井戸の傍らに休ませて」と記されている。

専門家はこの記述について、創世記の内容や、シュメール人の都市ウル(現在のイラク)の遺跡で見つかった考古学的情報、または都市国家マリ(現在のシリア)の遺跡で出土した粘土板の記録などに基づき、紀元前2000~同1500年の出来事と判断していた。

研究結果は同大学考古研究所の紀要に昨年末発表された。

※この記事はCJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。

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