Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

バプ連理事会、安倍首相の靖国参拝に抗議声明 「国内外の反対の声を全く無視した行為」

2013年12月29日00時07分 記者 : 内田周作
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本バプテスト連盟

日本バプテスト連盟理事会(奥村敏夫理事長)は28日、安倍晋三首相が26日に靖国神社を参拝したことに対して、「強く抗議する」とする声明を発表した。

同連盟は、第1次安倍政権時代に、キリスト教信仰、バプテストの伝統、日本国憲法に基づく理由から「安倍晋三首相が靖国神社に参拝しないことを求めます」とした総会決議による要求をしていたが、今回安倍首相が靖国神社を参拝したことは、「私たちの要請だけでなく国内外の反対の声を全く無視した行為であり、私たちは安倍首相の靖国神社参拝に強い憤りをもって抗議します」としている。

同理事会は、靖国神社について「戦後、一宗教法人となりましたがその性格は受け継がれており、戦没者を『英霊』として顕彰し、靖国神社はアジア諸国に対する侵略戦争の歴史を肯定・美化しています」と指摘し、「そのような性格をもった靖国神社への安倍首相の参拝は、単なる個人の信念の問題ではなく、靖国神社が持っている歴史観・性格を肯定することであり、侵略戦争の歴史を反省し、アジア諸国だけでなく世界に対する約束である『平和憲法』を変えようとする明確な意思表示だと言えます」と、今回の安倍首相の参拝を非難した。

一方、安倍首相は今回の参拝について、中国や韓国などからは「戦犯を崇拝する行為であると誤解に基づく批判がある」としながら、「(第2次安倍内閣の)1年間の歩みをご英霊に対して報告し、二度と戦争の惨禍の中で人々が苦しむことが無い時代を創っていくとの決意を伝えするために参拝した」と言い、「不戦を誓った」参拝であったことを説明した。また、「中国、韓国の人々の気持ちを傷つける考えは毛頭ない」と言い、「母を残し、愛する妻や子を残し、戦場で散った英霊の冥福を祈り、リーダーとして手を合わせる。このことは世界共通のリーダーの姿勢ではないか」と語った。

以下、日本バプテスト連盟理事会による声明文全文。

私たち日本バプテスト連盟は、貴職が内閣総理大臣であった2006年11月、キリスト教信仰、バプテストの伝統、日本国憲法に基づく理由から、「安倍晋三首相が靖国神社に参拝しないことを求めます」とした総会決議による要請をしていました。しかし、第一次内閣では外交的配慮等から参拝を見送っていたこと、また第2安倍内閣でも参拝できないことを「痛恨の極み」とし、自身の信念というその理由だけで本年12月26日に靖国神社参拝を強行しました。これは私たちの要請だけでなく国内外の反対の声を全く無視した行為であり、私たちは安倍首相の靖国神社参拝に強い憤りをもって抗議します。

内閣総理大臣としての靖国神社参拝は、改めて言うまでもなく、憲法第20条「信教の自由・政教分離原則」、憲法第89条「政教分離」さらには第99条「憲法尊重擁護義務」を明らかに侵す行為で、基本的人権を著しく侵す行為です。また、かつて中曽根康弘首相、小泉純一郎首相の靖国神社参拝の違憲訴訟では、地裁、高裁で「違憲」判決が確定しており、このたびの安倍首相の靖国神社参拝は司法の判断をも無視する行為であり、私たちは到底認めることはできません。

安倍首相は、第1次内閣で教育基本法を改悪し、第2次内閣では、経済再生とともに、戦争ができる憲法草案をもとに「憲法改正(改悪)」を選挙公約として登場し、「積極的平和主義」の名のもとに、国家安全保障会議の創設、特定秘密保護法の強行、さらには集団的自衛権行使の容認、武器輸出三原則の緩和、沖縄米軍基地の固定化など、平和憲法をないがしろにした戦争体制作りにまい進しています。 靖国神社は、かつての天皇制国家体制下で、天皇の軍隊である陸海軍省が管轄する軍事的宗教施設として、日本のアジア侵略・軍国主義の精神的支柱という役割を果たしてきました。戦後、一宗教法人となりましたがその性格は受け継がれており、戦没者を「英霊」として顕彰し、靖国神社はアジア諸国に対する侵略戦争の歴史を肯定・美化しています。そのような性格をもった靖国神社への安倍首相の参拝は、単なる個人の信念の問題ではなく、靖国神社が持っている歴史観・性格を肯定することであり、侵略戦争の歴史を反省し、アジア諸国だけでなく世界に対する約束である「平和憲法」を変えようとする明確な意思表示だと言えます。それはまた、安倍首相の悲願である戦争体制作りのための「憲法改正」に向けた一連の行動でもあり、「平和を愛する諸国民の公正と信義」(憲法前文)に対する挑戦として、私たちは強い危機感を抱かざるをえません。

私たち日本のバプテスト教会はかつて、十字架と復活のイエス・キリストこそ教会と世界の主であるという信仰告白において誤りを犯し、天皇制国家とその侵略戦争に加担する過ちを犯しました。私たち日本バプテスト連盟はその歩みを深く悔い改め、「靖国神社問題に対する日本バプテスト連盟の立場」(1982年8月)、「戦争責任に関する信仰宣言」(1988年8月)、「平和に関する信仰的宣言(平和宣言)」(2002年11月)を明らかにしました。また、「戦争はしない、戦争はしてはならない。それが、主イエス・キリストに従う私たちの道です」との告白を共に分かち合い、「憲法改悪を許さない私たちの決意表明」(2013年11月)を明らかにし、和解の主であるイエス・キリストに従い、隣人に仕え、武力によらない平和実現を祈り、連携し、行動しています。信教の自由・政教分離原則を重要な信仰的主張としてきたバプテストとして私たちは、それゆえ安倍首相の靖国神社参拝に強く抗議します。

関連タグ:日本バプテスト連盟
  • ツイート

関連記事

  • 安倍首相、靖国神社を参拝 米が異例の批判声明 高校時代の元教師「やってはならないこと」

  • 韓国福音主義協議会会長、安倍首相の靖国参拝を非難 日韓教会の協力訴え

  • 日本カトリック正義と平和協議会、安倍首相の靖国参拝で抗議声明

  • 安倍首相の靖国参拝 米大使館が異例の声明「失望している」 声明全文

  • 日本バプテスト連盟教勢調査 新来会者年間30人以上が28%

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.