信教の自由を守る日の11日、全国各地で集会が行われた。東京都世田谷区の朝顔教会では、「信教の自由を覚える集い」(日本福音キリスト教会連合・関東三地区信教の自由を覚える集い実行委員会主催)が開かれ、教職信徒ら約200人が参加した。
集会では、日本福音同盟(JEA)社会委員会委員で日本長老教会西武柳沢キリスト教会牧師の星出卓也氏が講演した。星出氏は、宗教改革以降の抵抗権の歴史から、現代の教会が国家に対して果たすべき役割を論じた。
星出氏は、カルヴァンが教会を論じる前提として、国家という世俗の権威を含めた世界全体の秩序に対する聖書に基づいた理解があったことを強調した。その上で、「教会が国家の役割を代わりに担うということはない。しかし、国家が扱う領域であれば教会は意見もすべきではないというのは、聖書が語っていることではない」と述べ、「(国家のあるべき姿を)聖書に基づいて論じるということは、むしろ教会が国家に対して負っている重要な責務」と語った。
星出氏は、「(国家に対して)教会はどれほど語ってくることができたでしょうか」と問いかけ、「真実なものを御言葉から見抜いていく。それを学習し、教え続けていく。これが抵抗権の始まりではないか」と語った。
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