Skip to main content
2025年6月17日06時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
愛による全面受容と心の癒やしへの道

愛による全面受容と心の癒やしへの道(15) 峯野龍弘牧師

2013年1月25日19時58分
  • ツイート
印刷
関連タグ:峯野龍弘
峯野龍弘牧師+

第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因
Ⅰ、世俗的価値観
A.世俗的価値観の定義

そこで先ずはじめに、「世俗的価値観」の定義をしておきたいと思います。これを一口で定義することは極めて難しいことですが、ひとまず以下のように定義しておきましょう。

「世俗的価値観とは、人間各人の心の内に潜み、支配している欲望を基盤として、その上に構築された相対的価値観にして、他者との比較により暗黙の内に形成された、より世間的評価の高い世俗的枠組みであって、大いに人受けのする最大公約数的人生観・幸福観で、しかも、それが一般社会通念として機能し、日々の日常生活を規範し、人間関係を規制する社会生活上のルールとしての価値観を言う」

そこでこの定義によってお分かりのように、お互い人間がこの世で社会生活を営んでいく場合に、良きにしろ悪しきにしろ世俗的価値観を無視して生きて行くことは全く不可能であって、それを無視すれば、直ちに非社会的行為を為したものと看做され、たちどころに世間からの批判を浴びざるを得なくなります。通常、この世俗的価値観は「一般常識」、「社会常識」更には「良識」などと呼ばれているものであって、それこそ最大公約数的に社会が容認し合っている日常生活上のルールをなしているものであって、決してやみくもに悪いものではありません。

しかし、これまた上記の定義が示しているように、これは人間としての最高に美しく、聖く、尊い、完全かつ絶対的な生き方を規定しているものでは断じてありません。のみならず、それはあくまでも、人間各自の心の内を支配している欲望を基盤として構築された相対的価値観であると言う、本質的限界を内包しているものにすぎません。

それゆえ、これ以下の低い悪しき生き方をする者にとっては、歯止めとなり、良き規範として役立ち機能しますが、しかしより純粋で高い人生を目指し、いと高き神の存在を認め、永遠不変の神の真理や御心を追い求めて生きていこうとする絶対的価値志向型の人々にとっては、この相対的世俗的価値観はその足を引っ張るもの、それを抑圧阻止する恐るべき悪しき社会的反勢力とならざるを得ないのです。

ところが残念ながらこの「世俗的価値観」の背後に潜む重大な問題点と落とし穴に気付いている識者が、意外に世に少ないことは何と嘆かわしいことでしょう。果たして読者の皆様は、いかがなものでしょうか。

しかし、実に、いわゆる典型的「ウルトラ良い子たち」は、本能的にと言ってよいほど、この重大な問題点と落とし穴に気付き、早くも小さいうちからこれに対して問題提起し、拒絶反応を示してくれていたのです。さて、ここで更に「世俗的価値観」の背後には、以下のような恐るべき悪しき諸要素が、内包され、付随していることを皆様はお気づきでしょうか。(続く)

◇


峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:峯野龍弘
  • ツイート

関連記事

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(17) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(16) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(14) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(13) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(12) 峯野龍弘牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 待ち望む力 佐々木満男

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 平安を探る道 穂森幸一

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.