Skip to main content
2025年7月5日21時40分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
愛による全面受容と心の癒やしへの道

愛による全面受容と心の癒やしへの道(1) 峯野龍弘牧師

2012年6月15日08時47分
  • ツイート
印刷
関連タグ:峯野龍弘
峯野龍弘牧師+

序

今日の多くの青少年たちが、この恐るべき世俗社会の抑圧の中で幼い頃から早くも心傷つき、その抑圧の累積の結果、遂にその苦悩が頂点に達してさまざまな異常心理・異常行動を呈しています。それらの症状は、極めて千差万別で多様です。

しかし、元を正せばそれらは皆、同根の原因から派生しています。即ち、それらの異常心理・異常行動の究極の原因は、世俗的価値観によって造成された枠組みの強要と、その子供たちの内に生まれながらに付与されていた純粋にして鋭敏かつ卓越した天与の感性との間に生じる大きな落差から来る極度のストレスにあります。

そして、そのストレスに更にある種の強烈な精神的若しくは肉体的衝撃が加わった時、そこに決定的なトラウマが生じ、それが彼らの内に顕著な精神的破綻を惹き起こします。その結果、彼らは悲しいかな、本来麗しくあるはずの人間性がすっかり損なわれ、他者との間でまろやかな人間関係を結べなくなり、のみならず、通常人には到底理解できない異常心理・異常行動を呈するようになるわけです。

こうした状態の人々を称して、一般的に「人格障害」とか「人格破綻」等と呼びますが、わたしはこれほど彼らにとって不名誉な、残酷かつ不適切な呼称はないと考えています。のみならず、彼らがこれらの極度の抑圧と苦悩の果て、遂には両親をはじめとし、周囲の多くの人々に多大な苦悩・悲嘆・損失・危害等を及ぼすようになることから、彼らをまさに「加害者」として位置づけてしまいがちですが、しかし事実は全くその逆で、彼らこそが最大の「被害者」であるのです。なぜなら、彼らはその長い間に亘って被ってきた名状し難い精神的苦悩と人格的損傷の果てに、他者にはまさに加害者として受け止められざるを得ないような異常心理・異常行動を引き起こしてしまっているからです。

ちなみに、今日世間で親を悩まし、また周囲の人々に問題視されている不登校、いじめ、いじめられ、引き籠もり、家庭内暴力、非行、摂食障害、リストカット、アルコール中毒、薬物依存、ギャンブル、サラ金地獄、性的倒錯、猟奇犯罪等々は、ほとんどと言ってよいほど、生まれながらにして純粋かつ鋭敏な卓越した天与の感性の持ち主である子供たちが、極く幼い内から世俗的価値観とその枠組みを強要されることにより、その落差から来る極度のストレスの累積と更なる後天的トラウマに遭遇した結果、遂に顕著な精神的破綻を招来し、このような諸症状を呈するに至ったものと言って過言ではありません。筆者はこのような諸症状を総称して「対人関係不全症候群」と呼んでいます。また、かかる生まれながらにして純粋かつ鋭敏な卓越した感性を付与されている子供たちを、総称して「ウルトラ良い子」と呼んでいます。

そこで以下本稿において筆者は、これらの心病む「ウルトラ良い子たち」を、如何にしたらこの「対人関係不全症候群」から癒やし得るのか、その癒やしの道について詳細記してみることにしました。それがこの種の極度の悩みを持つ人々―主として子供たち―と、その両親や家族、更にはケアーにあたる人々にとって、少しでも役立つことが出来たなら幸いです。

◇


峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:峯野龍弘
  • ツイート

関連記事

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(6) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(5) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(4) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(3) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(2) 峯野龍弘牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 聖書のイエス(12)「初めに、ことばがあった」 さとうまさこ

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • シリア語の世界(27)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳 川口一彦

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • ワールドミッションレポート(7月5日):コロンビア コカ農家から最前線の福音伝道者へ

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.