Skip to main content
2025年10月16日18時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

不透明な時代の弟子の働き―共に舟に乗るキリスト者へ

2012年5月8日10時53分
  • ツイート
印刷
+
 1日米フロリダ州タンパで開催されたユナイテッドメソジスト教会の2012年度総会で、世界教会協議会(WCC)総幹事のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト博士が講演を行い、改めてエキュメニカルなキリストの働きを共に行っていくことの重要性を伝えた。

 同総会の「エキュメニカル・デー」に行われたトゥヴェイト総幹事のメッセージでは、神学、伝統的教義、地域文化の異なるすべてのクリスチャンが共にイエスの弟子として召されていることについて「海のように広がる弟子の働き」というテーマで講演を行い、超教派の弟子の働きの概念や諸教会がいかに社会正義と平和のために闘っていけるかについて神学的見解を参加者らと共有した。

 トゥヴェイト総幹事は講演でマルコの福音書6章48節~51節を引用し、「『しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。』と言われた。そして舟に乗りこまれると、風がやんだ」と言う御言葉を講演の最初に宣言し、「キリストにあるすべての諸教会が『しっかりする』時であり、復活されたイエス様が私たちと共におられるのですから、たとえ私たちを逆風の中に送られたとしても、その中でよりキリストの奥義を学ぶことができるのではないでしょうか。どんな恐れがあろうと、今はイエス・キリストに従い、より深いキリストの奥義を知ろうとする時です。その中で、『キリストが私たちの舟に共におられる』ことを知ることになるのではないでしょうか」と伝えた。

 トゥヴェイト総幹事は、「舟」はエキュメニカルなフェローシップの象徴であるとし、「私たちは皆復活されたイエス様と共におります。WCCの交わりの中に属しています。私たちは世界中110カ国以上の諸教会に属する5億6千万人のキリスト教徒を代表する組織であり、その中には東方正教会、バプテスト、ルーテル、メソジスト、改革派教会、単立教会、連合教会なども含まれています。復活祭の潮流に乗って、とても適した時期に総会が行われています。今この時に、私たちの共通の未来、神様の教会に対する御心を識別し、『舟の中で私一人ではない』ことを今一度確認する時だと思います。世界中すべての主に召された弟子たち、荒波をも静められたキリストの奥義が秘められた御言葉を必要とするすべての人たちとつながっていることを再度認識するときです」と伝えた。

 トゥヴェイト総幹事はマルコの福音書6章48節~51節の御言葉について「弟子たちは舟の中で転覆しないように本当に必死でした。私たちもそのような逆風の中におり、舟の中に海水が入り込んでいるような感覚を覚えています。そのような暗闇と恐れの中に置かれています。イエス様は弟子たちに、主の奥義を少しずつ明らかにしていかれました。この御言葉は全ての時代の弟子たちに強く関連しており、試練と励ましを与えられる御言葉です。恐れは私たちが未知のものに直面するときにしばしば生じるものです」と述べた。

 トゥヴェイト総幹事は再度、エキュメニズムの象徴は「十字架がマストに掲げられた舟である」と伝え、「『十字架』がマルコの福音書で書かれたキリストの奥義のクライマックスであり、十字架の奥義をすべて理解しないままに逆境の中舟をこぐとしても、復活の十字架は、永遠に神がこの世の悪、罪と死から打ち勝たれた光として残されていることを示しています」と伝えた。

 その十字架があるため、私たちが互いに赦しあい、新たな生を送ることが可能なのであり、今日に至っても神秘として残されている十字架の奥義は、私たちがまだ未知のもの、理解できていないものに取り組む力を与えてくれるものであると伝えた。十字架によって私たちが死に直面するような逆境に置かれていたとしても、神の愛が明らかにされるのであり、十字架が私たちをひとつにし、エキュメニカルな動きに属させていると説明した。

 トゥヴェイト総幹事は、「エキュメニカルな舟に乗るとき、逆風を受け、現実の生活にあってとても大変であるとしても、そのようなかん難の最中でキリストに会うことができるのです。弟子たちは舟に一緒に乗り込み、未知の出来事に直面していましたが、そこにキリストが来られたのです。私たちはキリストの弟子としてのみ、一つになり得ます。私たちが相互に理解し合うことがエキュメニカルな態度であると定義するとすれば、私たちすべてが地域諸教会、エキュメニカルな家族とともに弟子として共に行動することがいかに大切かがわかります。私たちクリスチャンは、私たちすべてに与えられた賜物、懸念、ビジョン、働き、さらには恐れをも共有していくべきです。そのようにして一つになることができます」とエキュメニカルな働きの重要性について伝えた。

 また来年度WCC世界総会についても触れ、「イエス様は弟子たちに一つのところに留まるのではなく、共に働き動き続けることを勧められました。イエス様の召しは孤立した中にあるのではなく、弟子として共に働き、相互に理解し合うエキュメニカルな召しとして呼び掛けられています。ですから神学的、伝統教義、地域背景の異なる他のクリスチャンと共に働いていくとき、さらなるキリストの弟子としての潜在力を発揮していくことができるようになります。来年秋には韓国釜山で第10回WCC世界総会が開催されます。共に祈り、『いのちの神よ、私たちを公正と平和に導きたまえ』のテーマが実現できる確信と勇気をもって挑んでいくことができればと思います」と述べた。

 先月末インドで開催された第27回インド教会協議会(NCCI)にも出席したトゥヴェイト総幹事は、「インドでは、エキュメニカルな動きによるビジョンや関わりに啓発された多くの人々が生じていることを知りました。HIV陽性反応の出た人々が、福音を伝えられ、共に励まされ助け合いながら生きている姿を見ることができました」と述べた。

 また中東域のキリスト教徒の存在の重要性について、「現代に生きる世界中すべてのクリスチャンは、中東で生活するキリスト教少数派に目を向けるべきです。私たちの信仰の根は中東域に由来しています。中東域の地域諸教会で私たちの信仰の伝統が養成されてきたのです。中東域にクリスチャンが存在しなくなれあ、世界の全ての人類に向けられている神の愛を示していくことが困難になります。さらには中東域でのクリスチャンが消滅することは、福音にあるキリスト共同体の団結力を弱めることにもつながります」と伝えた。

 トゥヴェイト総幹事は、「エキュメニカルな弟子の働きはキリストの奥義を完全に理解することなく平和を実現し、奥義を知ろうとする活動のバランスを取りながら進んでいます。そのような働きを進める中にあって、私たちがキリストの奥義を完全に知る前に共に動くことができることを認識させられています。モーセは神について完全に知ろうと追求していました。モーセは神について部分的にしか知らなかったにもかかわらず、抑圧の中に置かれている民を導くことができました。ジョン・ウェスレーは正義の福音を伝えました。世の必要に応えていく福音であることがより強く認識されるようになっていきました。『世界がさらに聖められることを必要としているからこそ』聖めの働きと完全な人になることが福音にあって願われていることを伝えました」と述べ、共に荒波の中の舟に乗り込んでいるクリスチャンとして『しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない』と言われるイエス・キリストが来られ、共に働かれることを認識して行動していくことが大切であると伝えた。

  • ツイート

関連記事

  • 「福音による新生を世界の人々へ」―WCC総幹事がメッセージ

  • 2013年WCC世界総会、韓国で着々と準備

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(5)妥協せず、信仰を働かせる 加治太郎

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(248)聖書と考える「終末ツーリング」

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.