20日、東京基督教大学(TCU)丸の内エクステンション第一回講義「グローバル化する世界の諸課題とキリスト教」が東京国際フォーラムで(東京都中央区)で行われた。
丸の内エクステンションでは「現代世界と聖書」に関する5回にわたる一連の講義が開催されている。世界経済のグローバル化が浸透し、社会が複雑化の様相を示している中にあって、人間の存在意義を聖書の価値観の中に見出し、また地球規模での生活スタイルの改変が求められている先行きの不確定な時代に生きる現代社会の人々がどのように世界を見て、未来に意味の在る貢献をしていくべきかを聖書に基づくキリスト教の視点から考察する講義が展開されている。
一連の講義を担当するTCU神学部長の小林高徳氏は、「教会からの要請があれば、教会の信徒教育を援助する形でこのようなエクステンションを提供しています。これまでも諸教会などの会場をお借りしてエクステンションを開催してきました。今回は都心にあるひとつの教会から、都心で働いておられるビジネスパーソンの方々に今日の世界について考える機会を是非提供していただきたいという要請をいただいて、東京丸の内でエクステンションを開催するに至りました。今日のグローバル化する世界にあって、キリスト者としていかに世界を見て、いかに生きたらよいのか、どのようなことがキリスト者に求められているのかを考える機会を提供出来たらと思っております。ビジネスは自らを豊かにし、あるいは資本家を豊かにするだけではなく、社会に対する貢献、人類の歴史を形成していくためにいかに貢献するかということが求められていると思います。そのような中にあって、いかに公正、公義、平和を具体的に実現できるかということが大きな課題になっていると思います。ひとりのビジネスパーソンができることは限られていますが、グローバルな視点をもって、キリストの主権の下に働かれる方がひとりでも多く起こされることで、将来は違ってくるのではという期待をもっています」と述べている。
講義は20日「グローバル化する世界の諸課題とキリスト教」、27日「人間存在の意義」、2月10日「生の痛みと真実の『慰め』」、2月17日「戦争と平和」、24日「世界の希望」とそれぞれ題されたテーマに関する聖書的見解に基づいた講義がなされる予定である。(受講料は一回2,000円で、毎回午後7時から9時までの2時間(休憩あり)開催。一回のみの受講も可能、申し込みはTCUホームページまで。
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