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公正な平和と祈り、互いの証言が教会を生かす

2011年12月23日10時45分
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WCCオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事(写真提供:WCC)+
今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです(ルカ2・10)+
 世界教会協議会(WCC)オラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事は22日、クリスマスを前にこの一年を振り返ったメッセージを発表し、その中で今年は世界諸教会にとって公正な平和を追求することに更なる焦点が置かれた一年となったと言及した。

 トゥヴェイト総幹事は中東諸国で民主主義を求める運動「アラブの春」が訪れたこと、継続的な金融危機、朝鮮半島の緊張感の高まり、世界各地の深刻な自然災害が今年一年を覆ったことについて、WCCによるインタビューを通して「多くの変化が生じました。中東と北アフリカではアラブの春が生じ、一般大衆が正義と平和を求めて強く立ちあがりました。民主主義、人間の尊厳、人権や人間の価値を追求し、共に公正と平和のための活動を行うようになりました」と述べた。以下はインタビューを通したトゥヴェイト総幹事の返答となっている。

~平和と治安の問題~

 私たちは教会として、中東の諸教会とともに公正な平和とは何を意味するのか、公正な平和がなされたことを証しすることはどういうことを意味するのかを伝えていくことがとても重要だと思います。いかなる国家であれ、公正な平和がなされることは市民社会における国家の責任でもあります。それぞれの国家は公正と平和の中に生活する枠組みを提供しなければなりません。そうでなければ一般国民の生活が危機にされされてしまいます。

 世界諸教会の今後について特に不透明な部分は、共に明らかにされなければならず、私たちすべてがそれぞれの地域の安全と平和の責任を持っています。諸教会がそれぞれの地域に存在することが、その地域に平和を成すために重要な役割を担っています。

 今年5月にはジャマイカキングストンで国際エキュメニカル平和会議(IEPC)が開催され、世界各国から1000人以上のキリスト教指導者、平和活動家たちが共に集いました。

 この一週間にわたる会議の結実として、平和と平和構築がすべての信仰者にとって不可欠なものであることが再認識されました。閉会式において、「平和は愛や公正、自由という神が全ての人類に対しキリストを通して与えられたものと切っても切れない関係をもっています。そして平和は聖霊のはたらきによってなされる、私たちが成して行かなければならない使命でもあります。神が世界を愛されておられる中にあって、人類がその愛の働きを反映する生活を送るパターンを平和がもたらすことになります」との声明文が発表されました。

 今夏には私の母国ノルウェーでも連続テロ事件が生じてしまいました。IEPCではWCCがこの10年間暴力を克服する活動を行ってきた成果を共に祝い、教会が社会の暴力を克服する責任があることを再認識したのですが、世界で平和を愛し、平和を構築していくという課題がさらに重く浮き上がる出来事となりました。

 IEPCにおいて、「平和をつくる者」となるには人間生活のほとんどあらゆる部分を統合して見る必要があり、その中で教会がリーダーシップを取って行かなければならないものであることも認識されました。

~金融危機と占拠運動について~

 たとえば、欧州だけでなく世界市場のために公正で安定した金融市場の新たな枠組みを作って行く必要があると思います。公正な金融市場では一部の政治的権力者の利権だけが反映されるのではなく、市場に参加するすべての人たちの益となるものにならなければなりません。市場は世界に生じる不公正の問題を解決できていません。この問題をよりはっきりとさせていかなければならないと思います。

 2008年から始まった金融危機は今日でも続いています。今年12月になって占拠運動(オキュパイ・ムーヴメント)が生じるようになり、数万人の抗議デモ参加者がグローバル市場社会に対する抗議運動を行うようになりました。この運動は決して教会が認知していないものではなく、教会が経済問題についてどのように向き合うかの挑戦となるものでもあったと思います。

 私自身、ロンドンのセント・ポール大聖堂で生じた占拠運動を実際に見て、来年1月1日は悔い改めの日となるべきであると感じました。教会は常に人々の行い、どのような行いをし、どのような行いをしなかったことが社会全体にどのように寄与してきたのかを人々に黙想させ、悔い改めの呼びかけをしていかなければなりません。

 新年は私たち全てにとって、特に諸教会にとって、私たちが金融市場にどのように仕え、悔い改めを導いていけるか、あるいはこれまで適切に仕えてこなかったことを悔い改めるかについて黙想し、私たちの国家や金融市場を動かす政治家あるいは金融システム全体のために、私たちが代表して祈りを捧げる良い機会になると思います。


~地政学的な紛争について~

 チェコのハベル前大統領、北朝鮮の金正日総書記が最近死去したという知らせは、私たち全てにとって公正と平和をこれからどのように提唱していくかについて希望と試練の両方を与えることになったと思います。

 (チェコの共産党政権を無血革命を主導して倒し、民主化を進めた)ハベル前大統領は、平和的な方法で正義を追求し、民主主義の政治を展開し、国家が人権を尊重する社会を共に成していくことは可能であることを示されました。

 しかし同時期に金正日総書記も死去し、朝鮮半島の不透明感が高まるようになりました。北朝鮮のトップが死去したことで、二分された半島の苦しみがさらに増し、平和を構築する機会を失う可能性もあります。

 韓国教会協議会と共に、北朝鮮の情勢について特に懸念を表明したいと思います。北朝鮮の国民のためにもお祈りいたします。そして国際共同体がこの時期にあって朝鮮半島の国民の治安が損なわれることのないように共に注視して行く必要があると思います。韓国の国民は地政学的な戦争の前線に立つべきではなく、今後も治安が守られていくべきです。

~祈りの重要性について~

 さまざまな種類の危機に見舞われている多くの地域の人々のために世界諸教会の皆さまが常に祈りを捧げてくださることを願っています。

 共に祈ることは、人類が共に結束していることを深いレベルで示す行為です。このような他者の重荷を負い合う結束を示すことが、深い意味でのエキュメニカル活動において重要であると思います。

 しかし十字架を共に背負うということはまた私たちが、神が公正と神の恵みを与えたいという御心を共に進んで証しすることでもあります。私たちはどのような状況にあっても神が新たな事を成そうとしておられることを証ししていかなければなりません。死の淵にあるような状況にあっても神はそこから命を造り出すことができます。

 私たちはキリスト教徒として、このことが私たちの主イエス・キリストを通して成されることを共に証ししていかなければなりません。イエス・キリストこそが世界の救い主であり、だからこそ世界中のキリスト教徒がこの世界の救い主の誕生を共にクリスマスで祝っているのです。

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