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2012年祈祷週間-教会一致のための「勝利」の意味を黙想

2011年7月12日11時22分
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 ポーランドサッカーチームのファン(写真提供=WCC)。+
 2012年サッカー欧州選手権開催国であるポーランドでは、着々と来年開催の準備が進められている。同国キリスト教徒らは、来年初めに行われる予定のクリスチャンの一致のための祈祷週間での祈祷の焦点として「勝利」と「敗北」の意味を黙想することを提起している。

 祈祷週間は毎年1月18日から25日の間(北半球)およびペンテコステ(南半球)で開催されており、世界中の多数のキリスト教団体、諸教会が共になって一週間にわたる祈りが捧げられている。
  
 祈祷週間のテーマは「我らの主イエス・キリストの勝利によって全てが変えられる」で、新約聖書のパウロ使徒の書簡である第1コリント15章51-58節を基にして決められたという。この聖句の箇所では、人間生活で生じるすべての表面的な「勝利」と「敗北」がキリストの復活の勝利を通して転換されることが約束されている。
 
 祈祷週間では、異なる宗派にあるキリストの家族が共に集い、祈祷の焦点となる題目を置いて、全教会的な祈りを共に捧げている。世界教会協議会(WCC)によると、2012年祈祷週間開催に関する導入文では、「スポーツだけでなく、政治、ビジネス、文化さらには教会生活においても敵対心があることが恒久的な特徴となっている」ことが指摘されているという。

 サッカーという競技とポーランド史の両方が軍隊による侵略と自由を勝ち取る戦いを物語っている。そのため祈祷週間準備グループでは「敗者を思いやること」への祈りや、最終的に「全ての人に神様に救われる道が開かれている」結論に導くための祈りなどが提起されている。
 
 クリスチャンの一致のための祈祷週間は1968年からWCCとローマカトリック教会が合同で開催してきた。祈祷週間の資料は英語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語およびスペイン語で入手可能となっている。祈祷題目に合わせて、それぞれの教会・国家・社会状況に適用させて共に祈ることが勧められている。
 

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